今朝(23日)の地方紙(京都新聞)に「厳冬に梅 笑顔」という見出しで早咲きの梅の花が
開花したと報じていました。私も昨日の雨が上がった午後に見つけていたのですが。
新聞によると「過去10年で最も遅い開花で、待ちわびた小さな春の知らせを、参拝者が
いとおしげに眺めていた」とありましたが、私もその一人です。
昨年の私の写真の記録では、年の暮に咲いているのが映っています。
これも新聞記事によりますが、開花が遅れたのは昨年の12月の平均気温が平年より
1.6度低い5.4度であったのが原因だそうです。
1年で最も寒いといわれる大寒、その時期にけなげな花姿で私たちを励ますかのように
咲く梅の花、四季の花の先駆けとして香りの高い梅の花は、古来より日本人にこよなく
愛されてきました。今でこそ”お花見”と言えばサクラですが、その昔、奈良~平安時代
はウメだったとか。しかし寒中に咲く寒椿・水仙が日本原産種があるのに比べ、梅は中国
から薬木として渡来したという歴史を持っています。
白梅に比べ紅梅の開花は少し遅れていますが、開き初めたのを見つけましたので紹介。
北野天満宮は今、大学センター試験や小中高の入試の時期で参拝者でにぎわって
います。おみくじを引いたり絵馬をかけたりと。その人たちの人気者?に「伏せ牛」
「撫で牛」の像が十数体横たわっています。
頭を触ると賢くなるといわれていますが、一体だけ「立ち牛」があるのをご存じですか?
本殿正面の宝鈴のあたりの欄間にいます。
参拝し梅の花を鑑賞し、撫で牛・立ち牛をさがし、最後に東門入った所に「長五郎餅」
の休憩所で一服するのが私のお勧めコースです。