初夏を彩る花にアヤメの仲間があります。自生種から園芸化されたものも多く世界で
約200種類もあるそうです。前の前のブログで取り上げたジャーマンアイリスも仲間です。
日本では「いずれがアヤメかカキツバタ」という慣用句でも有名な花です。
どちらも素晴らしく優劣つけがたいという意味だそうですが、一方では見分けがつき難い
という意味にも用いられています。
そもそも辞書でアヤメと引くと、「文目」と「菖蒲」と両方出てきます。「文目」をアヤメと
読むのはわかるのですが、「菖蒲」と書けばふつう「ショウブ」と読むのでは?
こんなところからもこの二つの花は混同されやすいのではないかと思うのですが。
さて、私の散歩道の途中に龍安寺があるのですが、そのお寺の広い境内に”鏡容池”
という池があって、そのふちに2か所アヤメが群植されています。5月上旬から咲き始め
中旬の今もまだみごろです。
花のアップの写真を見ていただくと花弁の基のところが黄色と紫色の虎斑模様になって
いるのがアヤメの特徴です。ちなみにカキツバタは白色の目型模様です。