今週は2025年の大阪万博開催が決定してにぎわった週でした。
「いのち輝く未来社会のデザイン」を合言葉に”健康長寿”に関する最新技術を結集
させる構想を訴えたのが奏功したようです。前の大阪万博は1970年、私は30歳半
ばで、人生50年が相場だった頃でした。梅雨の暑いころ遠足で引率しました。
中国の詩人杜甫が「人生七十 古来稀なり」とうたったように、当時はせいぜい生きて
70年、100年も生きる人はめったにいませんでした。百歳まで生きるなど考えたこと
ありません。
それが今、日本は世界でトップクラスの長寿国、政府はこのところ「人生100年時代」
を強調しています。歳を重ねて私も82歳。
わが身を振り返って思うのですが、いつの頃からか駆け足することがやっとで、それも
短い距離をゆっくりと。
自由自在にできていた「座る・立つ・歩く」ことすら動作初めには「どっこいしょ」と掛け声
がでる自分がいます。
ウオーキングも週4回、平坦な道を1時間歩くのですが努力が入ります。だから軽作業
でもフルタイム働く体力すらありません。
7年後は89歳、それまで健康で生き続けられるかどうか、心もとない私です。
そんな私ですが地域の老人会の役員を引き受けて、この11月はバスツアー・歩こう会・
ふれあい祭り、そして23日はお茶会と我ながらよく頑張ったと思います。
お茶会は地域内のお寺を借り切って行い、約150人が参加してくれました。その多くの
方は杖が必要な高齢者でしたが喜んでいただきました。
このように少しでもお役にたてればと老人会のお世話に頑張っていますが、どの行事も
年々参加者が減少しています。
この傾向は老人会だけでなく地域の各種団体の行事も同じようで、共通の悩みです。
さて次は、私の今週のモミジ探訪の報告です。
26日(月)、女房が句会で出かけている機会を狙って廣澤の池を出発し大沢の池・
大覚寺・嵯峨釈迦堂を訪れました。
大沢の池は大覚寺の東に位置し周囲1㎞、日本最古の人工池だそうです。拝観は有料。
ただし、大覚寺の拝観料(1000円)を収めれば入れます。
池の周囲にはモミジの木がわずかに。
この塔は心経宝塔といい嵯峨天皇心経1150年を記念して建立されたもの。
大覚寺は弘法大師空海を宗祖と仰ぐ真言宗大覚寺派の本山。
正式には旧嵯峨御所大覚寺門跡と称し、般若心経写経の根本道場。
講堂を結ぶ回廊を稲光に例え「村雨の廊下」と呼ばれ、天井は刀・槍を振り上げられ
ないように低くつくられ、床は鴬張り。
今回はモミジを目的に写真を撮りたかったのですがあまり植えられていませんでした。
いたるところにサガ菊の鉢植えが置いてあります。
嵯峨釈迦堂、正式には五台山清凉寺。本堂に本尊釈迦如来(国宝)をまつる。
本堂の裏庭に放生池・八宗論池、弁天堂と忠霊塔があり紅葉も多い。
仁王門を入ると正面に本堂。振り返ると多宝塔が。
本堂の裏側、廊下から忠霊塔を眺める。
放生池周辺の風景。
庫裡から本堂を眺める。
最初の計画では釈迦堂を出てから二尊院・化野念仏寺を訪れる予定でした。
が月曜日の午後にもかかわらずすごい観光客で断念しました。
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