草花探訪

季節の草花苗づくり

見納めの桜

2013年04月17日 | 花の写真

平野神社の「魁桜」で始まりソメイヨシノが満開になって花弁が散るころ、京都の春の終わり

を飾る桜として御室仁和寺の桜が開花し始めます。京都では最後に咲く桜出見納めの桜と

も言われています。

ここの桜の特徴は樹高が低く、根元より一重咲きの香りの高い白色の花咲かせることで、

俗に「お多福桜」と呼ばれ天然記念物に指定されています。

品種は大半が里桜の「有明」だそうで、中門を入ると”左手に、湧き上がる雲のような

御室桜が目に飛び込んできます”とパンフレットに書かれています。

私は4月12日に行ったのですがご覧の通り満開でした。ウイークデーというのに大変な

人出で、写真撮影ポジションを確保するのに苦労しました。下の写真がその様子です。

小ぶりの花をつけているつつじ(品種名?)がところどころ咲き、白色の桜と鮮やかな赤色

が際立って映えていました。

もう一つ見納めの桜として私が紹介したいのは、平野神社の里桜たちです。

桜には野山に自生する桜に対し、鑑賞を目的に人の手で交配により育成した栽培品種の桜

があり、その総称を里桜と呼びます。

ここ平野神社ではソメイヨシノが葉桜になるころ、珍しい八重咲きの品種が咲き始めます。

まず、黄緑色の花「御衣黄」、平安時代の貴族の衣装”御衣”に似ているところからつけられた

薄緑色の桜です。

よく似た花色の桜で別名”黄桜”とも呼ばれている「ウコン」という品種も咲いています。

また、白色の花弁が鞠のように集まっている「白雲」も魅力的です。

花弁が白色の中にかすかに薄桃色している「松月」もきれいです。

最後に八重サクラと言えばやはり淡紅色の花が目を引きます。「平野妹背」という珍しい

品種を紹介します。

 

 

 

 

 


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