14日(木)の夜、震度7の地震が起きてから熊本大分の地震がおさまらない。
昼夜を問わぬ揺れにおびえる、9万人を超える避難者被災者の方々の不安・ストレスは
いかばかりか。避難所や自家用車での生活、生命維持に最低限必要とする水や食料
すら事欠くそのような厳しい現実、日々のご苦労の様子を伝える報道を「頑張ってください」
と祈る思いで見つめている。
被災の甚大さを知らされる一方で、突然降りかかってきた、今までに経験したことのない
大災害にも、忍耐強く秩序を守り、助け合って困難に立ち向かう日本人の素晴らしさを
今回も知りました。
遠く離れた被災地へ、後期高齢者のこの身でできることはわずかしかない。
支援金拠出を進んで行うこと、被災地の物産品を購入すること、被災した知人友人を
励ますことぐらい。
それに、避難訓練のポイントを再確認して置くこと(*まずは空地へ *独居老人や
障害のある方の安否確認 *まとまって広域避難所へ)。
危険物への対処と3日分の水・食料の備蓄を。
長々と書きましたが、これからはブログの本題、季節の花についてです。
今日は4月20日、身の回りには若葉や青草の匂いがこぼれる季節にさしかかりました
が、でも今回も桜です。
京都の春の終わりを飾る桜と言えば「御室仁和寺の桜」です。今春はうれしいことに
花の開花期が長く青空の日が続いたおかげで、栞に書かれている”中門うを入ると
左手に、湧き上がる雲のような御室桜が目に飛び込んできます”を写真で再現。
御室の桜の特徴は樹高が低く、根元より白い花を咲かせること。
この桜の時期に合わせたかのようにツツジの仲間では先駆けて咲く「ミツバツツジ」
も見ごろ。
桜シリーズのしんがりはやはり平野神社の桜、京都の桜は平野神社のサキガケサクラ
で始まり「サトザクラ」で終わると私は思っています。
日本には古来エドヒガンやオオシマザクラなど9種類の野性種あり、それらが自然交配して
種類が増え、さらに人間が人工的に交配させ改造を行ったり、あるいは異変によって
生まれたした園芸品種の総称が「里桜」です。八重サクラ・牡丹桜がそうだと思えばよいでしょう。
ここ平野神社には珍しい品種の原木が多く植えられていて、現在の植物園ができるまでは
桜の植物園的な存在だったようです。
祇園円山公園の初代しだれ桜をはじめ大阪造幣局の牡丹桜の珍種の多くは平野神社から
移植されたもの。
境内には約60種類400本の桜が植えられていますが素人の私にはどれがどのように違う
のか見分けられません。大雑把に花色で見分けて並べてみました。
まず白っぽく淡い紅色の花
次に少し濃い紅色の花
最後は薄い黄緑がかった花(ウコンと御衣黄)