今回熊本・大分地震、想像を超える困難や不安の中、助け合い秩序を保ち立ち向かう
被災者の方々、復興に寄与する自衛隊・警察・消防やボランティアの活動をテレビで
知って心を熱くしながら過ごした一週間でした。
一日も早く被災された人々に笑顔が戻ってくることを願っています。
さて、桜のシーズンが終わり緑の息吹く季節になりました。日課の早朝ウオーキング
を始める午前5時、いつの間にか夜が明け始めていて、北野の森からは鶯の鳴き声が
聞こえてきます。
衣笠山の麓あたりまでの往復約80分間歩く道々で、風が薫りどこからともなく青草の匂い
が運ばれてきて、子どもの頃の懐かしい記憶が蘇ってきます。
この一週間で季節は春から晩春へ移行した事を強く感じています。新聞やテレビで花の
便りの情報をキャッチし、廣澤の池の西側のレンゲ畑、松尾神社のヤマブキ、葵橋近くの
ボタンを訪ねてみました。
最初は「レンゲ畑」の風景です。昔は衣笠山麓一帯水田があって、この老人が子供の頃、
遊び場所にしていたあたりには一面レンゲ畑がありました。
それが今では奥嵯峨の大覚寺までの一帯にわずかに残っていて、丁度、市内の幼稚園・
保育園児に解放された日に出会い、写真を写させてもらいました。
次は日を改めて松尾一帯を散策したときの写真です。
松尾神社から足を延ばして苔寺方面へ。(苔寺は事前予約が必要で入れず、
鈴虫寺は季節の花には出会えません)その近くの竹の寺(地蔵院)の写真を。
青もみじと竹藪に包まれた本堂、街中ではお目にかかれない竹の子にカメラを。
最後は、上京区の葵橋近くの本満寺のボタンの花。
女性の美しさを顕わす言葉「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」として有名。
ボタンは花の王様とも呼ばれ、ボリュームたっぷりであでやかな花姿、「衣のような
薄い花びらを幾重にも重ね、マリのようなまとまっている姿」と植物図鑑では紹介
されてます。そのさまを写真一枚でどのように表せばよいのか?私の腕とカメラでは
出来かねます。
以前は毎回のブログの締めくくりに「今週の花」を紹介していました。この4週間は桜ばかりを
取り上げて、今咲き始めた花の紹介がおろそかになっていました。
久しぶりに今回は「ハナミズキ」です。東京(市)がUSAワシントン市へ友好の記念に桜の苗木
を贈った返礼として日本にやってきた花木、アメリカヤマボウシです。
我が家の小さな小さなな庭にもシャガ・つつじ・山法師そしてハナミズキが咲いています。紫陽花
もつぼみをつけています。
振り返ってみると自宅以外で出会える花ばかりにカメラを向けて紹介してきました。
梅も咲いていましたし椿も金木犀も。それに鉢植えには手作りの種から育てた季節の草花たちも。
私たち老夫婦を楽しませてくれるこれら花たちに感謝の気持ちを込めて、今我が家に咲く
ハナミズキの写真を。私は開く前の、行燈を思わせる状態の花が好きです。