草花探訪

季節の草花苗づくり

私の散歩コースは桜満開

2016年04月06日 | 花の写真

比良八講が終わるまで足踏みしていた桜前線、3月末からのポカポカ陽気で一斉に

開花して、次々と満開の便りが届きいます。

古い昔から日本人に愛されてきた「桜」、国立科学博物館によりと日本の桜の野生種

は、エドヒガン・ヤマザクラ・オオシマザクラなど9種類だそうです。

今でこそ桜と言えばソメイヨシノをさしますが、ソメイヨシノは江戸末期にエドヒガンと

オオシマザクラの交配種で、歴史も浅い園芸種です。

その歴史も浅い園芸種の一つの「ソメイヨシノ」が、今では日本の桜名所と言われる

所の8割を占めていています。

なぜこのように日本人に好かれるのか、その理由を調べてみました。

花弁が5枚の一重咲きですが、春先に咲く花の中では花径が大きく、木のすべての

枝に一斉に咲く華やかさとボリューム感。

それに花色がつぼみの頃は濃紅色、咲き始める頃は淡紅色、満開時は白色で

木全体をすっぽり覆う美しさと変化すること。

そして、若木から花を咲かせ、成長も早く大木に育つのにそう多くの年数を必要とせず、

、街路樹・公園を始め川や池沿いに植えられたことも理由の一つでしょう。

特に4月初めの入学・始業時に合わせたかのように咲くことも。

ただ、成長が早い分老化も早く、約60年ほど経過すると樹勢が衰える木も多く、

古木を見かけることが多くなりました。下の写真は平野神社で写したものです。

また、古来、桜の一斉に咲きさっと散る姿が「潔さ」を美徳とする日本人の人生を

投影する対象となり愛されてきたこと、武士道を美徳として旧日本軍は、潔く散る桜が

自己犠牲のシンボルとして多用された暗く誤った歴史があったことも忘れてはなら

ない。

次にソメイヨシノの咲く風景ですが、私の日課の早朝ウオーキングコースには桜の

名所や史跡が多く、楽しんでいます。

例えば、昨年NHKtvが全国中継した平野神社、

先日の夕方、ABC6チャンネルで大学キャンパスの桜トンネルと紹介されていた

立命館大学衣笠キャンパス。

キャンパスを通り過ぎて約10分のところには竜安寺が。

    

すぐ近くの嵐電を利用すると宇多野・鳴滝間の「嵐電桜トンネル」が。

また、自宅から1時間かけて歩くと廣澤の池へも行けます。復路は市バス10号系統で。

背後に見えるのは愛宕山。

   

以上の桜は自宅から西あるいは西南方向へ、ウオーキング方々訪れるソメイヨシノ桜。

もっと近場にも桜満開のお寺がありました。七本松通仁和寺街道角のお寺「立本寺」

です。本数も多く境内一面に咲き見ごたえありました。

今回はソメイヨシノサクラに絞って写真を掲載しました。

最後に、私一人で行動してるのではないあかしにと女房とのツーショットも。

80歳手前にもなると遠くへの外出はお互いに億劫になり桜見物も近場で

済ませるようになりました。見苦しいデブの老夫婦の写真ででごめんなさい。