草花探訪

季節の草花苗づくり

晩春は花の季節だ

2015年04月22日 | 花の写真

本当に久しぶりです。夜明けの時から晴れ渡った青空、さわやかな空気と接するのは。

今朝(22日)ウオーキングに出かける時、何気なく見た我が家のちっぽけな庭の

片隅につつじとシャガの花が咲きはじめているのに気付きました。

私を花に興味を持つようにしたきっかけの短歌「楽しみは 朝起き出でて昨日まで

 無かりし花の 咲くを見るとき」(幕末の歌人橘 曙)という短歌がありますが、

昨日まで気づいてなかったツツジやシャガの花が突然目に飛び込む、ちょっとした

驚きでした。そしてこれから毎朝の楽しみができました。

そういえばもう晩春、桜にばかり気を取られている間に一方では、つつじや山吹、

シャクナゲたちが咲き始めています。

身近な道端にもタンポポが綿帽子をかぶり、お土居の大欅の根元にはスミレが、また

神社の境内の草原にはカラスノエンドウが、それぞれ身の丈あった自己主張をし、

花の季節を謳歌しているのに出会いました。

残念なのは幼いころの思い出に浸って眺めて感じた美しさ、可憐な小さな花を

背景色をぼかしで際立てることができないカメラ技術の未熟さです。

散歩コースにはこれら野草の花ばかりでなく低花木が咲いています。

近年少なくなったカラタチの生垣、2か所で咲いていました。

山吹は庭木としてよく見かけます。次号で松尾神社の山吹を紹介する予定です。

ツツジは低街路樹として利用されていますが、今年は開花が早いように感じます。

下の花は御室のミツバツツジです。

最後に竜安寺のシャクナゲです。

以上の4枚はデジ一で背景ぼかしを工夫して写した写真です。私の実力は

この程度です。正直がっかりしています。

こうして春の花を並べてきましたが、シメはやっぱり桜です。

古くは平安時代から品種改良がおこなわれ「里桜」と呼ばれる花たちです。

平野神社には多くの品種があり、今も咲いている種類もあります。私の知識

観察力では見分けることができませんので「ピンク系」「ホワイト系」「グリーン系」

に分けてみました。

下の白色の花は造幣局の今年の花に選ばれた「一葉」という品種です。

下の桃色の筋が見え花弁がそりかえっているのが御衣黄桜(高僧の袈裟の色に

似ているところから)、下の薄い緑色の花はウコン桜です。

最後にお詫びとお知らせです。次号は都合により30日(木)に投稿します。