竹と遊ぼう。伊藤千章の日記、

小平市と掛川市の山村を往復して暮らし、マラソン、草花の写真、竹細工、クラフトテープのかご、紙塑人形の写真があります

友人が書いた小説、これが面白い!

2013-09-20 11:00:36 | 歴史と人類学
 9月の初め、高校の音楽部時代の友人から、自著の「防鴨河使異聞」が4月に歴史文学振興会主催の「第13回歴史浪漫文学賞創作部門優秀賞」を受賞し、9月に郁朋社から出版販売されるとの通知を貰いました。アマゾンで取り寄せて読んでみるとなかなか面白いのです。
 
 平安朝時代鴨川の水利にあたっていた防鴨河使(ぼうがし)の中級官吏の青年の物語で、台風による洪水や飢饉、疫病など、次々に京の街を襲う災害に対処していく姿が描かれています。
 
 清少納言や紫式部の時代の裏面史を描いて、当時の庶民の姿を垣間見せてくれます。歴史上の実在人物と架空の人物が入り混じって、平安朝に関心がある人には面白い読み物になっています。
 
 著者の西野喬氏は若いころから作家を志し、定年後に研鑽を積んだのでしょう。なかなかの実力です。なにより面白いのです。きっと続編も出ることでしょう。それも楽しみです。
 
 なんだかんだと忙しい毎日が続いて、明日やっと掛川に向かいます。20日ほどこちらにいたので今頃は草茫々でしょう。早速草刈りや松の薪割りをしなければなりません。それに10月27日は大井川マラソン、練習不足なので、これからしっかりやらなければ。
 
 玉川上水には彼岸花が盛りです。台風後キノコが沢山生えています。