対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

原田雅彦選手引退

2006-03-21 12:32:54 | スポーツ
ノルディックスキージャンプの原田雅彦選手が引退した。

私にとって長野五輪の時のヒーロー。
団体金メダルを取った瞬間の
「ヤッラー、ヤッラー」
という泣き顔が有名だけれど、私にとってその後の
「お父さん、やったよー」
だったかな?
家族へのメッセージの方が強烈で、貰い泣きした印象が強く残っている。
今、こうして書いていてもちょっと目頭が熱くなるくらい。
私はこういう台詞に弱いらしい。

ラージヒル銅メダルの時の141mの大ジャンプも、まるで魔法を見ているかのような爽快な飛行。
テレマークを入れられなかったことも含めて良く覚えている。
夜、寝付かれない時にベッドにうつ伏せになり、彼のV字ジャンプのポーズを真似したりもした。
それで眠れるわけでもないのだけど(笑)。

「K点まで飛べてもHS(ヒルサイズ=ジャンプ台の大きさ)には到達できなかった」
「ジャンプ技術は日々進歩しており、ここ数年は自分の技術が追いつかなくなった」

という部分にアスリートとしての苦悩、凄まじさを感じる。
願わくば先のトリノ五輪で、もう一花咲かせてあげたかったが、
「ボロボロになるまで競技を続けて、やめたかった」
という会見の言葉を聞くと、あるいはトリノがどういう結果だったとしても、原田選手の引き際はこういう感じになったのだろうとも思える。
これはこれで原田選手らしいのだと。

何はともあれ
「おつかれさまでした」

今後は雪印のコーチを務めるとのこと。
是非原田スマイル、魂を受け継いだ選手を育て、再びジャンプの爽快さを味わわせてくれることを願ってやまない。

棋道戦士0030

2006-03-20 22:26:06 | 棋道戦士
「よくもこんなくたびれたアマが、現役でいられるものだな」(シャア)

<原作>
「よくもこんなくたびれた船が現役でいられるものだな」

<使用側>
黒番用。

<使用法>
自嘲に。

<解説>
第3話で補給を本国に依頼したシャアが、送られてきたガデムの補給艦をみて呟いた言葉。
原作そのままでも使用範囲は広いのだが、その汎用性の反面、ちょっと対局の相手には使えません。
親しい相手に使ってみたくもあるけれど。

<使用例>
黒77まで大きな後悔はなし。
この時点で地合は黒良いとみて、下辺から中央に逃げている石と、左辺から中央に逃げている石をカラミにして攻め、中央の覇権を握れば勝てるとも計算ができていた。
にもかかわらず、黒79と左辺の全滅を狙ったのは何故だ!?
「坊やだから、さ」

急に欲が出てしまった。

上段のように普通にトンで、切断と中央の攻めを睨むのが一貫性ある攻め。

また黒89でも中段のようにここを補強していれば良かったか?
Aのワリコミは気になっていたのだけど、実戦の白90は考えていなかった。

さらにその後でも下段のように黒99で黒1と打てばこれからという気がするし、以降もどこかにチャンスがあったかもしれない。
が、カッとして後はボロボロだった。
そそっかしくて、頭に血が上りやすい。
こんな勝負師向きでない人間は、本来囲碁をやるべきではないのかもしれませんね。

勝負を仕掛けたものの、最後は諦めきれずの時間切れ負け。
ダラダラ打って相手の方には申し訳ないです。

(;GM[1]HA[0]KM[3.5]
RE[W+T]SZ[19]FF[4]
;B[qd];W[dp];B[pq];W[dd];B[oc];W[qi];B[qn];W[qf];B[jp];W[mp]
;B[fq];W[dq];B[fo];W[en];B[oo];W[mn];B[jn];W[gp];B[fp];W[fn]
;B[go];W[kq];B[jq];W[kp];B[ko];W[lo];B[ci];W[ck];B[cf];W[fc]
;B[bd];W[cc];B[qk];W[jd];B[oj];W[ph];B[kr];W[lr];B[jr];W[mq]
;B[lc];W[jc];B[nr];W[mr];B[no];W[kn];B[jo];W[mo];B[km];W[nq]
;B[or];W[ml];B[nm];W[mm];B[mj];W[nl];B[om];W[kl];B[jl];W[kk]
;B[jk];W[kj];B[lk];W[ll];B[ng];W[of];B[og];W[pg];B[pe];W[pf]
;B[rj];W[ri];B[re];W[qj];B[rk];W[oe];B[od];W[me];B[le];W[md]
;B[ld];W[mf];B[lh];W[mg];B[mh];W[kf];B[jh];W[jj];B[lf];W[ni]
;B[nh];W[nj];B[oi];W[lj];B[nk];W[mk];B[mi];W[lg];B[kg];W[mc]
;B[mb];W[nb];B[lb];W[nc];B[ke];W[jf];B[je];W[jg];B[ie];W[kh]
;B[hc];W[pk];B[ok];W[ol];B[pl];W[pj];B[ki];W[kg];B[ih];W[ji]
;B[bc];W[fe];B[hf];W[bb];B[db];W[cb];B[fb];W[gb];B[ec];W[gc]
;B[ed];W[ee];B[de];W[dc];B[hb];W[ga];B[ob];W[oa];B[pa];W[na]
;B[qb];W[ib];B[hd];W[ha];B[dl];W[cm];B[dm];W[dn];B[cl];W[bm]
;B[bl];W[ge];B[he];W[fh];B[hj];W[ii];B[hi];W[hh];B[gh];W[ig]
;B[hg];W[gi];B[ih];W[fi];B[fg];W[bk];B[ak];W[dk];B[fl];W[eg]
;B[ff];W[ef];B[ej];W[ek];B[el];W[fk];B[fj];W[gk];B[gj];W[aj]
;B[al];W[bi];B[gl];W[hk];B[ei];W[ik];B[ij];W[il];B[jm];W[hm]
;B[gm];W[gn];B[hn];W[ch];B[cj];W[bj];B[bh];W[bg];B[ah];W[ag]
)

ガンダムセリフ参照サイト

対局中にメモ

2006-03-20 14:27:07 | 雑談
昔から幾何学が好きだった。
故に囲碁を打っているときも時々、盤面に定規とコンパスを使って線引きし、構想を練りたい衝動に駆られる時がある。

もちろんこれは冗談の域を出ないが、そこから思ったのはプロの対局などでメモをとるのは許されるのかという疑問。
将棋では意味が乏しいが、囲碁なら傍らに鉛筆と紙を用意しておき、形勢判断の目算結果などメモが出来たら、プロはともかく、我々アマには有益ではなかろうかと思うのである。

多分、将棋のプロ対局に「パソコン」を持ち込むのは禁止されていたはずだが…?

棋道戦士0029

2006-03-19 13:06:56 | 棋道戦士
『今度こそ中国流の動きに追いついてみせる』
『これで何度目なんだ?二連星』
(アムロ)

<原作>
『今度こそシャアの動きに追いついてみせる』
『これで何度目なんだ?アムロ』

<使用側>
白番用。

<使用法>
中国流に二連星で対抗。
その布石に自信のない、自らを鼓舞する時に。

<解説>
第5話。
大気圏突入時、シャアとの戦闘シーンでのアムロの「心の中のセリフ」。
中国流は自分が使っている分にはいいけれど、使われるとウンザリしますからねぇ。
もう大分慣れたのだから、そろそろ中国流をみても怯えないようになりたいもの。

<使用例>
中国流に二連星で応じるという平凡な出だし。
黒9や19が私には意外だけれど、最近は
「こういうところで勝負がつくわけでもない」
とも強く思っている。
本当に布石で適当にばらまいても、方針さえしっかりしていれば打てる。

故に手堅さをモットーに応じたが
白22では白A、白Bなども考えられたか?
黒25-27も堅いところからヒラいている感じが私にはあったが、白から27のところを押して右辺は白Aと飛び、上辺の模様で勝負するところもありそうだから、それを制限した意味でこれはこれでアリなのかもしれない。
もっとも私は黒27で二段バネを気にしていたのだけど。

白28も白Aでやはり上辺の模様化もあったけれど、左下の勢力圏を維持した。

白34は「あさださんの教え」と思ったが、手順を変えれば中国流に内側から小ケイマにかかった理屈になるので、この場合は不適切。
右辺に軽くボウシするくらいだったか。
そういう意味で黒39は有り難く、出切られたらどうしようかと思っていた。

白46-48もちょっと突っ張った感じ。
左辺は厚みと言えるほどのこともないので、無理気味だと思う。

白50は逆をオサえて下辺を攻める方針も考えたが、自信ないのでカラく打った。

黒55は右辺からオシていくのはないか?

白60はキリチガイが気になって緩めた。
白62の時点では上辺を小さく生かして、上辺と中地、左下の大きさで勝負することもちょっと考えている。

とりあえずモタれという意味で白44を打ったときからの狙いの白64を決行。
対して黒65は考えていなかった。


私は図の上段のようにワタられてどうかと思っていたのだけど、実際はワタれず、図のあとCのトリが残っているから黒G白Hを交換して黒13か?
この場合、隅にコウぐらいはありそうな感じもするので、黒もこうは打ちにくいだろうか。

あるいは上から抑えれば、図の下段。
この後Eから押すか、Fから押すかというヨミだけれど、実戦と似た進行になるような。

何はともあれ白78と包囲網らしきものが出現。
白80はヤグラノゾキの防ぎ。
白90と打ってトリカケの方針を固めた。

しかし黒91からちょっとややこしい。
上辺がぶち破られては元も子もないので白102と備えたが、同時に104の地点のヤグラノゾキからの切断も気になっていた。
という意味で白104は「喜んで」。

黒105と下辺を狙われたが、ここはもう捨てても十分と思って白106と包囲網を強化した。
それだけ上辺を取れなければ投了なので、責任が重い方針だが、あまりRの変動が少ない対局だったので気楽なのが良かったか。

狙いの白124が成立し程なくして、黒の投了となった。
まずは上手く打てた方か?
というか、私が崩れる前に相手の方が諦めてくださったということか。
まだ暴れられたら、ちょっと怖かったのですけれど。

(;GM[1]HA[0]KM[3.5]
RE[W+R]SZ[19]FF[4]
;B[pd];W[dd];B[pq];W[dp];B[qk];W[jp];B[fc];W[id];B[cc];W[dc]
;B[cd];W[de];B[db];W[eb];B[cb];W[ec];B[cf];W[nc];B[ld];W[ne]
;B[pf];W[pb];B[qc];W[lb];B[df];W[ef];B[cj];W[cm];B[nf];W[me]
;B[of];W[po];B[qp];W[qo];B[np];W[ol];B[pm];W[om];B[ql];W[on]
;B[rp];W[oi];B[lq];W[eg];B[hq];W[jq];B[ho];W[lo];B[dq];W[cq]
;B[eq];W[cr];B[eo];W[do];B[je];W[mf];B[ph];W[mg];B[ie];W[hd]
;B[kg];W[li];B[hg];W[ch];B[ce];W[di];B[dk];W[em];B[fk];W[fi]
;B[en];W[fm];B[dn];W[cn];B[dm];W[hm];B[cl];W[hi];B[ji];W[ih]
;B[jh];W[hk];B[ig];W[kf];B[jf];W[ke];B[jd];W[jc];B[kd];W[he]
;B[kb];W[kc];B[lc];W[mb];B[fb];W[fa];B[fe];W[ee];B[ge];W[hf]
;B[gf];W[ib];B[gg];W[gj];B[kn];W[kl];B[il];W[im];B[hl];W[gl]
;B[gk];W[ik];B[jl];W[jk];B[jm];W[km];B[jn];W[ln];B[nj];W[oj]
;B[ko];W[lp];B[kp];W[kq];B[io];W[mq];B[lr];W[mr])

ガンダムセリフ参照サイト

公的機関とWinny

2006-03-18 20:48:39 | 雑談
hidewさんのところに、
行政ネットにWinny導入
という記事があった。
導入の理由としては、
「コストダウンと、既に多くの公的機関で使用されていて職員が使い慣れている」
ということにあるらしい。

ならば、前に書いた「警察がWinnyを使用」というのも、満更おかしくはないということか。
ただその記事では、今騒がれているセキュリティの不安については触れられていない。
大丈夫なの?

一方、今朝の朝日新聞には
「Winnyがなくとも、データ漏洩に繋がるウィルスが出回っている」
との記事も。
私には難し過ぎる。

23:20追記:
何でもhidewさんの参照先がジョークサイトとの指摘が(?)。<あさださん曰く

もしかして私って、噂の国会議員状態?!
今日、ある大学教授に質問しようかとすら思っていたのに…。
ネタとかよくわからず、免疫のない私はまんまと引っかかったのでした。
Winnyとは別に、ネットって怖い(違)。
もう誰も信じない………。


「きちんと自分で調べろ」
「ネットの情報は信じるな」
というhidewさんの警告だったんろうか?
恥ずかしいけど、ネットの恥なんてどうでもいいし、残しておくさ。

マリリンこと

2006-03-18 06:17:15 | スポーツ
今週号の「週刊文春」、「本橋麻里選手オッカケ」記事は要注目?
と、いってもかなりクダラない記事ですが。

インタビューに出てきた本橋選手のお母さん曰く、
「本橋選手のあのムッチリ(あまりこのブログで使いたい表現ではないけれど)の主成分は、実は筋肉だった」
という衝撃事実!
つまりムッチリというよりガッチリ!!
ああっ!
そこかしこから悲鳴がっ!

いや私(わたし)的には、全っ然オッケーですが(笑)。
ツカミはマリリンだったけど、カーリングにハマった要素の主成分は小野寺選手だし(ボソ)。

それよりも記事中の、本橋選手のお母さんに笑わせてもらった。
「いろいろ掲示板で『あのムチムチ感が…』なんていわれているようですが」
なんて、どこの掲示板みているんでしょうか?

マリリンにファンの声をメールで届けていたのもお母さんのようだし、もしかしたら選手達に近づく一番の窓口は、意外や本橋選手のお母さんなのかもしれない。
密かにブログとか開設していそうだ。

ブログといえば、マリリンといえばこちらのブログも必見。
「つながるブログ」というNHKによるマリリンのインタビューです
何といっても私の大好きな、マリリンの顔芸(静止画)が見られることに価値がある!

今、改めてみると………ヨーダ?

しかし未だカーリングへの情熱を失わない、私も偉いぞ。
さすがに今後は新着情報が少ないから書くのが大変そうだけど…。

悪手と手袋が握手する

2006-03-17 20:01:45 | 雑談
先日警察の悪手連鎖を嘆いた私だか、実を言えば人の事を言えない。
規模が小さいだけである。

例えば手袋をなくした。
手袋を外した瞬間
「落としそうだな」
と思ったところが常人離れしている。
そして予想通り落とし、気付いたのが翌日というお粗末。

これには続きがあって、心当たりにたずねたところ
「落としてましたよ」。
返事に喜んだのも、つかの間。
先方は気付いたが、きちんと保管してくださらず、調べたらすでになくなっていたというオチ。

落とした自分が悪いのだか、囲碁の国際戦を観戦した気分だった…。

最高の棋書

2006-03-17 03:19:20 | 棋書
【2010/12/20加筆修正】

月刊「囲碁」に毎号付録としてついてくる「名局細解」。
B6半版96ページをまるまる使って、一局を解説している。
当然、解説量は他の追随を許さない圧倒的な量。
多分同じ狙いで作られている、日本棋院の「打碁鑑賞シリーズ」もちょっと及ばない。
私が改めて紹介するほどのこともないのだろうが、棋譜並べのベストパートナーである。
風の清ルーラさんもオススメしていましたね(元記事の囲碁バトンがみつからないけど)。
今をときめくイ・セドルもこの名局細解で勉強したという。

今でこそパソコンを使って取材しているらしいが、この付録が昭和32年(!)に生まれたときは、
編集者の勝本哲州氏は一手ごとに一枚の棋譜を作成し、解説者の呉清源先生の自宅に向かったそうである。
つまり250手完なら250枚。

これならある着手に解説があれば、すぐにその着手の棋譜に手順を詳細に書き込んでいけるという意図だったらしい。
当時は白丸黒丸を全部手書きで書いたというのだから、気が遠くなるような話だ。
(ちなみに勝本氏は、工藤プロの最初の師匠)
昔の呉清源林海峰加藤正夫版の名局細解を手にする機会があったら、その辺りの魂も噛み締めて読むべし。

「囲碁」誌を毎号買わなくても、毎年この時期になると前年12ヶ月分を箱入りで一まとめにしたものが、大型書店などで売り出される。
12局入って1400円。
名局細解は単行本として加藤正夫武宮正樹結城聡趙治勲林海峰小林覚プロのものも出ているが、こちらは4局で1200円。
いかに箱入りがお買い得かお分かりだろう。
単行本には好きな棋士の勝局だけつまっている、という魅力はあるけれど。

級位者の方も今は不要でも「将来強くなろう」と思っているなら、箱入りは買い置きしておく価値あり。
2・3年で販売されなくなり、そうなると古書店でも手に入りにくいので。
今だと20世紀のものは既に入手が困難だ。
アカシヤ書店には一冊(1ヶ月分)200円で売っているが、これはさすがに高い。
いくつか1冊50円以下で売っているところも知っているが、こういう古書店は見つけるのが大変だろう。

こんな最高の棋書だが、90年代に勝本氏から別の編集者数人に担当がかわってから、やや質の低下がみられる。
単行本の名局細解のうち、プロのものは全て勝本氏が担当しているので、それと他の巻を比べて欲しい。
「『編集者による』解説」のウェイトが多くなっている気がするのだ。
この点、勝本氏はプロの解説を「引き出す役」に徹している感じがする。

もちろん編集者諸氏も、私からすればはるか上の実力者だからその解説も役に立つだろうが、
同じ解説でもプロの口から解説して貰った方が、信頼度が増すのがファンの心理というものである。
中には
「こういう疑問があったが、プロに『聞き忘れた』。
 きっと『こういう風に思っているのだろう』」
という記述まであり、妙にガッカリする。
「そんな編集者の図を作るくらいなら、他の変化をより詳細に解説して欲しい」と。
ちょっと勝本氏が書いていた頃ほどの情熱は、感じられなくなってきてはいる。

棋道戦士0028

2006-03-16 07:04:37 | 棋道戦士
「武宮プロだって、…盤上の置碁で勝って出世したんだ」(ジーン)

<原作>
「シャア少佐だって、…戦場の戦いで勝って出世したんだ」

<使用側>
黒番用。

<使用法>
置碁を打たせてもらうことが多くなり、後ろめたさを感じたその言い訳に。

<解説>
第1話より。
確かに一兵卒にとっては戦功を立てるというのは大事な訳だが、その機会の見極めも大事。
思うにこの機会にジーンが起動前のガンダムを仮に破壊したとして、果たして彼の言うとおり「出世」したのだろうか?
シャアが軍務規定違反を、戦功で帳消しにするとは思わないのだけど。

話変わって「武宮プロが置碁で…」の部分は「石の威力」「正樹のあゆみ」という本や、この記事を参考にしてください。

<使用例>
先の四子局の悔しさというか手応えが忘れられず、もう一度上手に胸を貸して貰って鍛え直したい気分で、同レベルの方からの申し込みも断っての挑戦。
白を持たないことに少々の後ろめたさもあるが、そこはウシロメタンというアルコールが体の主成分である私。
冒頭のセリフを呟いての出陣である。

白5が置碁らしいが、黒6とこちらを打って両ガカリを許したのは気合いもあるし、前局のことが頭にあったこともある。
「両ガカリを学ぼう」という意味。
黒14はキカされの気分もなくはなかったが、ここのワタりを許すのも馬鹿らしいし、17に黒が抑えるのとの比較がわからなかった。
ここは下手らしく素直に。

白17は、当然出ギリからの難しい戦いになるのが怖いところなので有り難い。

白19のカカりに迷った。

「右辺を楽にしてならじ」
とハサんだ訳だが、ここは図のように普通に受けるところもあった気もする。
右辺も大きいが、黒の上辺がそれ以上に大きい。
加えて、右辺の白はスソアキなので黒7やAやBも残って目減りする。
打ち込みもまだありそう。
あるいは白6はもう一路左の星かもしれないが、仮に白12までとなったとして次に黒Aかあるいは黒Dか。
これはゆっくりした碁になったかもしれない。
またハサむにしてもワタリを強調する意味でも、上下のバランスからいってもDの一路右だったろうか。

黒28で手が止まる。

第一感黒Aのマガリトビだが、相変わらず白Fのヤグラノゾキが嫌。
考えても対処法が浮かばない。
黒BやCは堅いが白を固めそうな感じが気にくわない。
いっそこちらから黒Eとヤグラノゾいていこうか、捨てようか。
「とかくこの碁は打ちにくい」
というわけで黒28なのだが、やっぱり白29と打たれてわけがわからなくなった。

ただ白45まで出来た形は白がやや凝り形のようだ。
白41-45が緩着なのだろう。
白41は打たなくても黒はワタれまい。

黒46は思考が進まなかった。
つまり勘で打ったということ。

しかし今冷静に局面を眺めれば、Aの断点をみての白Bのデがあるのだから図の黒1ぐらいが相場だったろうか?
以下、ここの白石を攻めて下辺を地にしてどうか。
中央の黒石がダメを打っている感じが気にくわないけれど、贅沢はいえないか。

黒50もヨミが入っておらず多分、あさださんに怒られる。
ここは白が黒をボロボロにする余地が大いにあったろう。

以下は上手く作図できない。
白71や77と上下にハコびられて、黒よろしくなかろうが、白93から這ったのがいかがだったか?
この一団が強くなり、左辺中央の黒石が間接的に強化された気がする。

白107には慎重にヨミを入れて、形はともあれ取ることは出来た。
ただシボリの余地がありそうで、上手くはないのでしょうね。

黒128は緩んでいるんでしょうか?
ここからズラズラ白に入り込まれてしまっては、黒の厚みが活きない。

連絡がなくなった(と思った)瞬間に黒136は、まぁこんなものとして白139がソッポだったのか?
確かにここを侵略されるのはツラかったが、むしろこのまま上辺中央を白地にされたら、地合で足りるかどうか心配だった。

深く読んだ訳ではない(では本来困る)が、黒150から上辺を大きくまとめることに成功し、白の投了となった。

(;GM[1]HA[3]KM[0.5]
RE[B+R]SZ[19]FF[4]
AB[dd][dp][pd];W[pp];B[nq];W[pn];B[pr];W[fc];B[qq];W[cf];B[ee];W[cc];B[dc]
;W[cd];B[dg];W[db];B[eb];W[cb];B[ec];W[cg];B[dh];W[pf];B[ph]
;W[pj];B[nd];W[nf];B[nh];W[lf];B[ld];W[lh];B[mj];W[oi];B[ni]
;W[oh];B[og];W[pg];B[ng];W[of];B[qh];W[nj];B[nk];W[oj];B[mi]
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;W[ke];B[qd];W[fq];B[cn];W[ci];B[eq];W[fp];B[ks];W[hr];B[km]
;W[kn];B[di];W[cj];B[dj];W[ck];B[dk];W[dl];B[el];W[dm];B[em]
;W[dn];B[do];W[en];B[bm];W[cm];B[bl];W[co];B[bn];W[cq];B[dq]
;W[cp];B[cr];W[br];B[dr];W[bq];B[bo];W[cs];B[ds];W[bs];B[bp]
;W[er];B[fr];W[gr];B[aq];W[fm];B[fl];W[gl];B[fj];W[gm];B[jj]
;W[gj];B[gi];W[hj];B[hi];W[ii];B[ro];W[hh];B[gh];W[sc];B[rc]
;W[sd];B[hg];W[rb];B[qb];W[rd];B[qc];W[ih];B[ig];W[ij];B[jd]
;W[id];B[je];W[fb];B[fa];W[jf];B[ie];W[if];B[he];W[hf];B[gf]
;W[ge];B[hd];W[ga];B[ea];W[gd];B[hc])

ガンダムセリフ参照サイト