対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

山部先生の著作

2005-07-31 21:28:35 | 棋書
山部俊郎先生は故人ながら、気になっている棋士である。
天才を謳われながら無冠に終わったその生涯、棋譜もさることながら、碁の指導にも熱心な方だったようで、その指導碁を元にした著作はアマの気持ちがわかっていてどれも面白い。
しかしながらほとんどが絶版でやや手に入りにくい。

故に実害も少ないと思うし、あえて書く必要もないのだが、山部先生の著作を集める機会に恵まれるてみると、ちょっと残念なことがあった。

山部先生の著作のうち次の5冊の話。

A群(碁の魔術シリーズ)
1. 定石の魔術(日本棋院刊)
2. 置碁の魔術(日本棋院刊)

B群(現代囲碁文庫シリーズ)
3. 攻めとシノギの百科(誠文堂新光社)
4. 定石はずれの百科(誠文堂新光社)

C群(『旧』ゴ・スーパーブックス)
5. 定石無法地帯(日本棋院)

構成はいずれも堀田護(五番士)さん。
同じ群の本は同一のシリーズの一部なので、当然内容に重複するところはない。
しかし問題は別の群にある本同士で、これらの間では随分内容が被っているところがあるのだ。

特に図の定石はずれについては1、4、5の三冊いずれでも取り上げられて、これらの本を集めた身としてはガッカリする。
▲がAの定石はずれについても然り。
これ以外でもA群とB群、あるいはB群とC群、もちろんA群とC群間でも重複している図が結構ある。
定石はずれという限られたテーマだから仕方ないし、書き方のテイストに違いをつけているので、多少は慰められるのだけど。

無論A、B、Cのいずれにも被っていないオリジナルの図もある。
しかしこれがかえって曲者で、良心的に解釈すれば全部同じを避けたということになるのだが、反面被っていないところが気になるというデメリットも。
コレクターの悲しい性といえようか。

ただいずれの本も単独でみるなら好著。
A群の魔術シリーズが一番内容が新しそうなので、もし購入される機会があればこのシリーズをオススメしておく。

私は序盤を

2005-07-30 23:59:44 | 棋譜
2子局、白番、コミ1目半。

いつも図々しい私だが、本局は置かせ碁ということもあって、より図々しく打ってみた。
黒6、8に手抜き(もっともこれは普通)、白13(利くに決まっているとタカをくくっている)、白19(打ち込んできたらどうしよう)といったところ。
極め付きは白23、27で、反発されてアテがあるわけではない。
何とかなるだろうという感じ。
また黒26はちょっと薄いと目をつけていた。

果たして大場っぽいところを打ち終えて黒32は模様の争点というにはどうか。
黒34、36もちょっと薄い感じがして狙い通り白37から切る。
これが手になっては白ペースか。

さらに白51、53とバターナイフのように、3子をそぉーっと切り離す。
ここを目標にして「やれる!」。

しかし白67がゴツゴツしていて、黒に簡単に生きを許す。
57の右にノビるのが筋かしら?

白83からの石の死活に焦点が移った。
正直失敗したと思っていたし、実際失敗しているのだが、白103に手抜きは不可解。
連絡されたと思った?

豆鉄砲のように各所に石をばらまき、「繋がらなければ捨ててしまえ」作戦で白187までは白の注文が全部通った感じ。

秒読み10分の碁だし、優勢と言う感触があったので目算しない。
しかし各所に弱点を抱えていて、実際は見た目ほど白地があるわけではなかった。

赤丸の位置なども補強したのだが、それでもまだ弱点たっぷり。
図のように白207をハネツギの時と錯覚し、以下バリバリヨセられて少々焦った。
ヨセが甘いかしら?

それでも作ってみれば14目半勝ちである。
最後は少しおかしいが、これは黒がハネツギのヨセをパスしたから。
実際は12目半である。
R1986に。

(;GM[1]FF[1]SZ[19]
AB[dp][pd]
;W[cd];B[qp];W[nq];B[pq];W[kq];B[fc];W[qf];B[nd];W[cn];B[fq]
;W[bp];B[cq];W[hq];B[bq];W[ck];B[qm];W[lc];B[ic];W[qj];B[rd]
;W[nb];B[le];W[oc];B[od];W[ph];B[cb];W[qc];B[qd];W[dg];B[kd]
;W[rc];B[go];W[io];B[ef];W[df];B[ee];W[ec];B[eb];W[dc];B[db]
;W[fd];B[gc];W[ed];B[gf];W[gd];B[hd];W[oo];B[om];W[re];B[hm]
;W[pn];B[pm];W[qn];B[or];W[jm];B[mm];W[nj];B[lj];W[mk];B[lk]
;W[ll];B[ml];W[lm];B[nk];W[mj];B[ok];W[pk];B[oj];W[oi];B[pj]
;W[qi];B[qk];W[mh];B[lh];W[li];B[ki];W[mi];B[lg];W[mn];B[nn]
;W[no];B[pl];W[kh];B[ji];W[jh];B[ii];W[ih];B[hi];W[gg];B[hg]
;W[jk];B[kj];W[ff];B[fg];W[fe];B[eg];W[gh];B[hh];W[hf];B[gi]
;W[ge];B[fh];W[jf];B[ej];W[di];B[dj];W[cj];B[he];W[if];B[dm]
;W[cm];B[dl];W[ei];B[fi];W[mg];B[mf];W[kf];B[lf];W[md];B[me]
;W[hb];B[hc];W[ib];B[jc];W[jb];B[ng];W[nh];B[og];W[oh];B[pg]
;W[qg];B[qe];W[pf];B[nf];W[oe];B[ne];W[rf];B[bc];W[bd];B[ac]
;W[de];B[bo];W[co];B[cp];W[bn];B[ap];W[en];B[dn];W[gn];B[hn]
;W[gp];B[fo];W[ep];B[eo];W[fp];B[eq];W[ho];B[do];W[hl];B[gl]
;W[gk];B[hk];W[il];B[fk];W[ek];B[gj];W[dk];B[fj];W[el];B[em]
;W[gb];B[fb];W[rl];B[ql];W[rk];B[rm];W[fl];B[fm];W[nr];B[ns]
;W[ms];B[os];W[mr];B[rn];W[oq];B[pr];W[gr];B[gq];W[hp];B[fr]
;W[hr];B[fs];W[ld];B[ke];W[qo];B[ro];W[sd];B[on];W[po];B[sl]
;W[rj];B[pc];W[pb];B[kc];W[kb];B[ad];W[ae];B[be];W[bf];B[af]
;W[bg];B[ag];W[ah];B[ae];W[bh];B[cc];W[nc];B[ik];W[in];B[cl]
;W[bl];B[an];W[bm];B[ci];W[ch];B[bi];W[bj];B[gf];W[gg];B[ce]
;W[pp];B[qq];W[im];B[gm];W[kk];B[jj];W[ai];B[ln];W[mo];B[kl]
;W[km];B[jl];W[am];B[ao];W[sk];B[sm];W[dd];B[je];W[ie];B[id]
;W[ig];B[kg];W[eh];B[cf];W[cg];B[gs];W[hs];B[gh];W[gf];B[of]
;W[pe])

コウを愉しむ

2005-07-29 22:54:18 | 棋譜
コウに弱くても、コウを好きでありたい。
柴咲コウは別に好きでないけれど。
大体、布石は適当、詰碁はやらない、攻め合いは苦手、コウは避ける、ヨセは嫌いで囲碁の何を楽しむというのか?

「コウ辞典」にある言葉。
「コウの形とは、お互いが最高の形を求めて対抗するところに生まれる緊張した状態だ」。
コウに限らず、碁とはこういう緊張をもって打ちたいものだ。

向先。逆コミ2目半。

右上は私が失敗。
しかし黒も取れないシチョウを追ったので帳消し?
を追い掛けてくるので見損じかと不安になって白28で再確認。
逃げている間も心臓がドキドキする。
持ち時間はたっぷりある(30分)のだから、黒もシチョウぐらいちゃんと読めば良いと思うのだけど。

黒55まで右下の黒模様がえらく大きくみえるが、時間を投入した末、ちょっかいを出すとかえって固める感じ。
むしろ上辺の黒地が薄いとみて白56から突入。
白120までドキドキしながら進めたが、白122でようやく攻め合い勝ちを見切った。
白112で117まで決めておくべきだったかという些細な後悔はあるけれど。

黒129で改めて全局を見渡してみると、ちょっと下辺の黒が強い感じもする。
「取らされただけなのか?」とモニターに呟くが、手番を頂いたので白130。
右下に黒地を限定すれば負けまい。

黒137からコウにきたの想定外だが、部分的に良い手なのかもしれない。
上辺の大石の処理法としては最適だ。
対して白158までのコウ立てはどうなんでしょうかねぇ?

コウには負けたが右下を荒らした。
後は左下の白がある程度生きればよい。
白190まで緊張感を持って打ち進める。
しかし黒191で切り離されるのをウッカリして緊張。
白198を打ったあと「欠け目なの?」とモニターに呟きドキマキしたが、大丈夫。
独り言はボケの前兆という、そちらの方が心配か。
白214まで切り離された別働隊も生きて、さすがに勝勢になったと思った。

白218もかねてからの狙いだった。
荒らすぐらいの気持ちだが、黒を全滅させる最上の結果。
黒235-239はパス。
以前なら、私も打ったかも知れない。
白240と受けてあげるところにそんな面影が残っている。
攻め合いになるのを恐れたが、無論杞憂。

ここまで来ると白246の失敗など些細である。
コウにはなったが、「またコウが楽しめる♪」ぐらいの気持ち。
はっきりいってここが全滅しても勝ちだ。
相手の方がここのブログを読んで下さって、コウ争の機会を提供して下さったのかしら?

というわけであっさりこのコウも負ける。
白258はなかったですね。
曲げて活用すべきか。

それでも打ち続けたので白280でみたびコウ。
楽しくて仕方ない。
結局白296で最後のコウは私の勝ちとなり、勝負も終わった。

白番で打てたし、攻め合いの勉強になったし、コウは満喫したし、何より勝ったし!
余は満足じゃ♪

(;GM[1]FF[1]SZ[19]
;B[pc];W[dd];B[pq];W[dp];B[jc];W[pe];B[nd];W[qc];B[fc];W[cf]
;B[db];W[cc];B[pd];W[qd];B[qb];W[qi];B[qe];W[rb];B[pb];W[re]
;B[qf];W[rf];B[qg];W[rg];B[oe];W[pf];B[pg];W[of];B[nf];W[og]
;B[oh];W[ng];B[mg];W[nh];B[ni];W[mh];B[mi];W[lh];B[pi];W[qh]
;B[ph];W[pj];B[oi];W[mf];B[qj];W[ne];B[rj];W[rh];B[pk];W[od]
;B[nc];W[lg];B[ra];W[sb];B[pn];W[hc];B[fe];W[he];B[kd];W[gb]
;B[de];W[ce];B[ee];W[eg];B[fg];W[eh];B[gg];W[if];B[ci];W[ef]
;B[df];W[cg];B[dg];W[dh];B[ch];W[cb];B[gc];W[ib];B[ge];W[ej]
;B[ck];W[cm];B[dl];W[dm];B[el];W[gi];B[hf];W[hg];B[hd];W[gf]
;B[ff];W[id];B[hf];W[gd];B[ig];W[hh];B[jf];W[gf];B[fh];W[fi]
;B[hf];W[ie];B[fb];W[ec];B[fd];W[eb];B[ga];W[hb];B[ea];W[jg]
;B[ih];W[je];B[dj];W[ei];B[hi];W[gh];B[jh];W[kf];B[ca];W[bb]
;B[ij];W[hd];B[gj];W[ed];B[fj];W[gf];B[fa];W[hf];B[ek];W[jp]
;B[cq];W[dq];B[cp];W[co];B[dr];W[er];B[br];W[ds];B[cs];W[cr]
;B[cd];W[bd];B[dr];W[pp];B[oq];W[cr];B[rd];W[rc];B[dr];W[op]
;B[np];W[cr];B[sc];W[sd];B[dr];W[qq];B[es];W[qr];B[oo];W[qo]
;B[qn];W[ro];B[po];W[qp];B[mq];W[fq];B[bo];W[cn];B[eo];W[en]
;B[fo];W[fn];B[go];W[do];B[fr];W[eq];B[gr];W[gq];B[hr];W[hn]
;B[ho];W[io];B[gn];W[gm];B[in];W[hm];B[ip];W[jo];B[hq];W[jm]
;B[fm];W[em];B[fl];W[bn];B[bp];W[bl];B[bk];W[al];B[an];W[am]
;B[ao];W[cl];B[il];W[im];B[kn];W[jn];B[jq];W[ki];B[jl];W[km]
;B[kl];W[ln];B[ko];W[lp];B[lm];W[lo];B[mm];W[lc];B[ld];W[mc]
;B[md];W[kb];B[mb];W[lb];B[ob];W[ma];B[kq];W[kp];B[oc];W[nb]
;B[jb];W[ja];B[oe];W[ji];B[ba];W[bh];B[bi];W[ah];B[ab];W[ac]
;B[rn];W[ii];B[pr];W[sn];B[rr];W[rq];B[qs];W[rm];B[sq];W[sp]
;B[ss];W[sr];B[ia];W[ha];B[sq];W[oj];B[rs];W[nj];B[mj];W[mk]
;B[nk];W[no];B[rl];W[nn];B[qm];W[nm];B[ml];W[lk];B[ll];W[lj]
;B[ok];W[lq];B[mr];W[lr];B[kr];W[ms];B[ns];W[ls];B[nr];W[mp]
;B[sm];W[nq];B[dc];W[cd];B[np];W[hp];B[gp];W[nq];B[ka];W[la]
;B[np];W[sr];B[ps];W[nq];B[sq];W[np]C[{Black resigns.}])

コウの機会を逃す

2005-07-28 23:33:44 | 棋譜
1局目。
互先、白番、コミ4目半。
相手の手番で投げなさんなって。
面白く打っていただけに残念。
黒は中国流が破れてはダメだろう。
反省点としては私も右上隅は献上する必要はなかったかもしれない。
結構難しいところもあったが、他にコメントなし。

2局目がちょっと面白い。
黒16をみて「勝てるかな」と思ったのだが、白29-31-32が軽率。
前局で味をしめた打ち方だが、前々局の病気がまた出た感じ。
右辺が地になっては計算違い。
図の白153が最後のチャンスだった。
数手前に「コウがあるかな」と思ったのだが、いざこの局面を目の前にしてどこをコウにするのか失念…。
思わず逆側から当てた伊角君状態(ヒカルの碁)に陥った。
当然、Aに放り込んでのコウである。

今、コウにこだわっているのだが、勝敗はともかくこんなとっておきのコウを戦えなかったのはもったいなかった。
連敗した気分。
しかしながら、ここ10局ほど黒番ばかり打っていたのが気になっていたので、白番を消化出来たのは良かったと思う。
R1965に。

(;GM[1]FF[1]SZ[19]
;B[pd];W[dd];B[pq];W[dp];B[pk];W[nq];B[po];W[kq];B[fc];W[id]
;B[fe];W[df];B[db];W[cc];B[fg];W[nc];B[lc];W[qc];B[qd];W[pc]
;B[od];W[rc];B[rd];W[nd];B[le];W[if];B[ch];W[dh];B[di];W[eh]
;B[cj];W[fh];B[gg];W[ih];B[cb];W[ne];B[lg];W[ng];B[pg];W[ni]
;B[ib];W[jc];B[jb];W[pi];B[qi];W[qj];B[qh];W[pj];B[qk];W[rj]
;B[ri];W[pm];B[qm];W[qn];B[pn];W[ql];B[rm];W[pl];B[rk];W[rl]
;B[sj];W[rn];B[ok];W[nj];B[nk];W[qp];B[qo];W[ro];B[qq];W[rq]
;B[pp];W[rr];B[om];W[cm];B[cq];W[dq];B[cp];W[co];B[bo];W[cn]
;B[dr];W[er];B[cr];W[eq];B[bn];W[no];B[nn];W[mo];B[hh];W[ii]
;B[hi];W[fj];B[hk];W[fl];B[ij];W[ki];B[li];W[lj];B[bf];W[cg]
;B[bh];W[bg];B[ag];W[jj];B[jk];W[kk];B[ol];W[sm];B[sk];W[kc]
;B[kb];W[lb];B[mb];W[ld];B[mc];W[md];B[oc];W[nb];B[ob];W[ma]
;B[ra];W[pf];B[qf];W[pe];B[qe];W[il];B[ik];W[jl];B[hl];W[hm]
;B[gm];W[gn];B[im];W[hn];B[kl];W[jm];B[km];W[jn];B[kn];W[ko]
;B[jo];W[in];B[lo];W[kp];B[lp];W[lq];B[ln];W[gl];B[mp];W[np]
;B[mq];W[mr];B[lk];W[kj];B[mn];W[bm];B[cf];W[de];B[dg];W[eg]
;B[bc];W[bd]C[{Black resigns.}])

(;GM[1]FF[1]SZ[19]
AB[pd][dp]
;W[cd];B[qp];W[op];B[ql];W[qq];B[rq];W[pq];B[rr];W[kq];B[dj]
;W[nc];B[jc];W[qc];B[pc];W[qd];B[qe];W[qb];B[pe];W[pb];B[nd]
;W[oc];B[md];W[qn];B[po];W[pm];B[oo];W[qi];B[pi];W[pj];B[qj]
;W[qk];B[rj];W[rk];B[pk];W[oj];B[rl];W[ld];B[le];W[kd];B[mc]
;W[jd];B[ec];W[gd];B[gc];W[dc];B[eb];W[id];B[fd];W[ge];B[ic]
;W[ro];B[rp];W[ok];B[pl];W[ol];B[no];W[mq];B[ph];W[mm];B[lo]
;W[km];B[om];W[on];B[pn];W[nm];B[qm];W[fq];B[jp];W[dn];B[en]
;W[cq];B[dq];W[cp];B[cr];W[do];B[ep];W[eo];B[fp];W[fo];B[gp]
;W[go];B[ho];W[hq];B[gq];W[jq];B[hr];W[ir];B[hp];W[iq];B[fr]
;W[re];B[rf];W[rd];B[qg];W[ch];B[df];W[cf];B[dh];W[de];B[cg]
;W[bg];B[dg];W[bf];B[ci];W[bh];B[br];W[ck];B[bi];W[ek];B[dk]
;W[dl];B[cl];W[cm];B[bl];W[bm];B[el];W[dm];B[bk];W[fl];B[ej]
;W[fk];B[hm];W[jj];B[ki];W[og];B[od];W[mf];B[nh];W[me];B[kf]
;W[oh];B[oi];W[mh];B[mi];W[ng];B[ni];W[lf];B[ke];W[kg];B[jf]
;W[jg];B[if];W[ig];B[hf];W[gf];B[hg];W[ji];B[lh];W[lg];B[gg]
;W[fe];B[ee];W[ef];B[ed];W[fg];B[fh];W[gh];B[eg];W[mb];B[lc]
;W[lb];B[kc];W[hh];B[ff];W[lj];B[li];W[kj];B[gn];W[in];B[jn]
;W[im];B[jm];W[il];B[hn];W[fn];B[hl];W[hk];B[kl];W[ll];B[gk]
;W[hj];B[gj];W[jl];B[kn];W[kk];B[kp];W[mo];B[np];W[nq];B[mp]
;W[qr];B[qs];W[ps];B[rs];W[db];B[da];W[cb];B[dd];W[ce];B[ca]
;W[bb];B[kb]C[{White resigns.}])

切り違い

2005-07-27 23:59:49 | 棋譜
victorさんとの4局目の対局。

ここまでの3局は

7子局(時間切れ負け)
6子局(中押し勝ち)
4子局(中押し勝ち)

と、一応の成長の跡を示しているが、本局は2子(逆コミ2目半)。
ちょっと自信がないので、最初はフリー対局をお願いしたら
「気合の入り方が違いますが、お好きなように」
と言われてしまった。
後に引けずレーティング戦へ。
やっぱりしっかり打ってもらわないと意味がないですからね。

黒21までは各々定石。
うろ覚えながらきちんと打ててはいる。
しかし黒12に意見の相違があって、victorさんなら下辺を広げたいとのこと。
6の石の上(B)に一本ノビておくのは確かにあるのかもしれない。
が、私はこの局面でとても下辺を打つ気にはなれない。
挙げ句の果てに発した言葉
「次の機会があっても、(もし白が同じように打つなら)私は黒30までは同じように打つかも知れません」
言うねぇ、私も。

ただ黒22は15の右C(N17)で一子を制するのが本手である。
しかし右辺を大きく広げられるのを嫌った。

白29に意表をつかれて乱れはじめる。
黒30はともかくとして黒34はいただけない。
白31に惑わされたかしら?
とにかく12の石か30の石を中央に伸ばす一手。
「切り違い一方ミルミル伸びぃる」である。
ノビた方の逆が取られるのかしらという初級者らしい錯覚があったのだが、よく考えるとただではとられまい。
この辺りは卒業したつもりだったがなぁ。

そもそも白29がどうか。
仮に黒30を33にノビたとしても、出来た形は星への三々入りと同じ形。
そこから逆算して白29が良い手かどうかは微妙だ。
黒30で黒がより良くなることがあるなら、尚更である。

まず左上で失敗。
そして左下白43。
「ナメられてるなぁ」とちょっと思ってしまったのが本当のところ。
そこから黒44(隅の方を押さえるのは消極的だと思った)から黒46。
そのココロは「眼を作らせないで取る!」である。
これが敗因だった。
いつものように自分の弱点に目がいっていない。
victorさんが白49に単にツイで左辺と左下隅への攻めをみる案を挙げてくださったが、同感である。
下手のココロを忘れてしまった。

白61まで攻め合いは一手差にもなりそうにない。
出来た結果に対して、
「ここは後手17目ぐらいだから、腐ってはいけない」
とvictorさんに叱られたが、地の損だけでなく、左辺への攻めがなくなったし、左下で切られたシッポも生きるアテがない
(victorさんは「先手一眼ある」と仰っていたが、みえない)。
手合いの差を考えると、よっぽど大きい一発がないとダメだと萎えてしまった。

というわけでは、あとは打ってみただけという進行…。
おまけに絶対の利きだったはずの黒Aのハネ出しも打てずじまいで…。
散々だった。

R1963に。

(;GM[1]FF[1]SZ[19]
AB[dp][pd]
;W[po];B[pq];W[oq];B[or];W[op];B[nq];W[nr];B[mr];W[pr];B[ns]
;W[qq];B[dc];W[lp];B[ci];W[nc];B[kd];W[pf];B[nd];W[qc];B[oc]
;W[qd];B[qh];W[cn];B[co];W[dn];B[fp];W[ck];B[ei];W[cc];B[cd]
;W[dh];B[di];W[dd];B[de];W[ed];B[bc];W[cb];B[be];W[ec];B[bn]
;W[bm];B[bo];W[eq];B[fq];W[cq];B[dr];W[dq];B[er];W[ep];B[eo]
;W[do];B[cp];W[bq];B[bl];W[cm];B[am];W[bk];B[aq];W[br];B[cr]
;W[ap];B[qk];W[gr];B[fr];W[kr];B[ps];W[qr];B[lr];W[kq];B[mp]
;W[mo];B[np];W[no];B[lq];W[ko];B[hq];W[hr];B[ho];W[qm];B[ok]
;W[qf];B[en];W[cl];B[ir];W[iq];B[jq];W[ip];B[jr];W[jp];B[ks]
;W[kp];B[ls];W[pi];B[qi];W[md];B[mc];W[lc];B[nb];W[ld];B[ne]
;W[lf];B[lb];W[ee];B[df];W[kb];B[kc];W[mf];B[jb];W[nf];B[gc]
;W[mk];B[oi];W[ph];B[pj];W[nj];B[nl];W[em];B[gn];W[oj];B[pg]
;W[oh];B[og];W[nh];B[of];W[qg];B[oe];W[rj];B[qj];W[rk];B[ln]
;W[mn];B[mm];W[lm];B[ll];W[km];B[ml];W[kj];B[lj];W[lk];B[kl]
;W[jm];B[jl];W[nk];B[im];W[ol];B[pl];W[om];B[qe];W[re];B[pe]
;W[rg];B[ng];W[mh];B[mg];W[lg];B[fb];W[eb];B[ge];W[bb];B[kh]
;W[lh];B[ki];W[jj];B[li];W[il];B[ik];W[hl];B[jk];W[kk];B[ij]
;W[ji];B[jh];W[ii];B[gj];W[hi];B[gk];W[ig];B[jf];W[jg];B[kf]
;W[kg];B[in];W[gl];B[kn];W[fm];B[jn];W[lo];B[on];W[pm];B[bj]
;W[al]C[{victor vs GoEISUKEGo : Black resigns.}])

反発心

2005-07-26 23:04:18 | 雑談
今月の「碁ワールド」で我が意を得たりという記事があった。
世界と日本の碁の違いをテーマにしたリュウ・シクン先生の談話の一節。
「私が院生の時に、『…先生がこう仰っていた』という言葉が頻繁に利かれたのは違和感があった。
立派な先生の言葉とはいえ、何故そのまま鵜呑みにするのだろうか」というような文だった。

私も「碁ワールド」や呉清源先生の講座や、「囲碁」の藤沢秀行先生の講座を読んでいて似たようなことを感じる。
紙面の都合もあり、実際の研究会では活発な意見がかわされているのだろうと思うのだが、紙面では「そうですね」や「気づきませんでした」が毎回のように飛び交い、少々気持ちが悪い。
先人を敬う風潮は素晴らしいとは思いますけどね。

呉清源先生も藤沢秀行先生も大棋士である。
囲碁界の巨人である。
しかしそれでも引退した方。
盛りのはずの現役の棋士がそれをただ唯々諾々と聞いているのは、ちょっと様にならない。

もう一つ思い出すのは、女流最強棋士ルイ・ナイウェイ先生のエピソード。
ルイ先生は来日したおり、呉清源先生に弟子入りし、毎回棋譜をみてもらっていたそうである。
呉先生もルイ先生に期待をかけ、かなり厳しく指導したらしいが、ある時ルイ先生は呉先生の指導に対し、
「それでも私はこう打つのは嫌!」
と反発したらしい。

碁に強くなりたい一心だけで苦労して海をわたってきただけでも驚嘆に値するが、囲碁界の巨人を前にしてこの自己を失わない姿勢。
凄まじいの一言。
やはりこの人は女流最強になるべくしてなったのだと感じさせられる。

はたして日本の女流棋士でこういう強靱なハートの持ち主はいるのだろうか?

万波先生が呉先生(彼女も呉先生の研究会で勉強しているらしい)に
「私はこう打ちたいの!」
と反発!

うーん、見てみたい気がする。

頭に血が

2005-07-25 23:43:57 | 棋譜
互先、先番、コミ2目半。

31手目を考慮中に相手が回線切れ。
戻ってきて第一声が「おい」だった。
もっとも「おい」前に小文字のOが入っていたようにも思うので、当人は「おーい」のつもりだったのかもしれないし、長考でわたしの回線がちゃんと繋がっているか気になったのだろう。
しかしどちらにせよ、「下手な考え休むに…」とはいえ、そんなことを言われる筋合いはない。
むしろ自分が回線を一度切ったことに一言あってもいいと思うのだけど。
「考慮中です」と冷静にかえしたものの、頭は夏のせいでない血がのぼっていた。

黒35まで不満なし。
ただこの頃はもう早くこの一局を打ち終えてしまいたかった。
私も青いですね。

黒37はケイマ(S9)で裾を払うような形が良かったか?

黒89は90に先にでないと…。

黒105は99、81の石を助けないのでは流れとしておかしい。

黒139は安全を期したつもりだが、かえって損。
普通に押さえれば良かった。

黒215辺りで目算。
何度数え直しても、十目以内の差で焦る。

黒225は「これで負けたら嫌だな」と思ったが、どうにも味が悪かったので。
最後は4目半残っていた。
まるで集中力を欠いた対局で、筋力アップに繋がりそうにないのを後悔している。

R1973に。

(;GM[1]FF[1]SZ[19]
;B[pc];W[dp];B[qp];W[dc];B[fq];W[hq];B[cq];W[dq];B[cp];W[do]
;B[dr];W[er];B[cr];W[eq];B[cn];W[em];B[nq];W[kq];B[pj];W[cm]
;B[bn];W[dm];B[de];W[ce];B[cf];W[cd];B[df];W[fc];B[cj];W[bm]
;B[am];W[al];B[an];W[bk];B[qe];W[qm];B[qk];W[om];B[oo];W[mc]
;B[mn];W[mm];B[ln];W[ok];B[oj];W[nk];B[pl];W[pm];B[ol];W[nl]
;B[mi];W[ql];B[pk];W[lm];B[kn];W[lj];B[mj];W[mk];B[ne];W[jd]
;B[ld];W[lc];B[ej];W[jo];B[km];W[kl];B[ll];W[kk];B[nn];W[nm]
;B[go];W[hn];B[hc];W[ic];B[hd];W[kd];B[le];W[jf];B[li];W[ki]
;B[jj];W[kj];B[ed];W[fd];B[fe];W[ge];B[ff];W[he];B[dd];W[ec]
;B[ie];W[if];B[ke];W[je];B[kh];W[jh];B[kg];W[jg];B[ji];W[hi]
;B[jl];W[jk];B[ik];W[lk];B[im];W[ij];B[gm];W[gn];B[fn];W[fm]
;B[io];W[ho];B[ip];W[hp];B[in];W[iq];B[jp];W[kp];B[jq];W[jr]
;B[lr];W[kr];B[hj];W[ih];B[gj];W[hk];B[il];W[gk];B[fk];W[gi]
;B[fj];W[gl];B[hm];W[fl];B[fh];W[nj];B[ni];W[kf];B[lg];W[lf]
;B[mg];W[me];B[mf];W[nd];B[od];W[ro];B[rp];W[qo];B[po];W[sp]
;B[sq];W[so];B[rq];W[rk];B[rj];W[rl];B[nc];W[md];B[mb];W[nb]
;B[oc];W[ob];B[pb];W[lb];B[oa];W[ma];B[be];W[bd];B[bf];W[co]
;B[bo];W[dn];B[ap];W[mr];B[mq];W[ls];B[lq];W[nr];B[or];W[ms]
;B[ad];W[bc];B[bj];W[aj];B[es];W[fs];B[ds];W[fr];B[ai];W[ak]
;B[bi];W[ck];B[ac];W[ab];B[ae];W[cb];B[ko];W[lp];B[mp];W[sj]
;B[si];W[sk];B[ri];W[dk];B[qn];W[rn];B[pn];W[dj];B[di];W[fi]
;B[ei];W[gh];B[gg];W[hg];B[lo];W[ir];B[gf];W[ek];B[hf];W[gd]
;B[fg];W[pr];B[os];W[ks];B[pq];W[oi];B[pi];W[oh];B[of];W[na]
;B[pa];W[nh];B[mh];W[ph];B[qh])

依田ノート(書評)

2005-07-24 23:47:49 | 棋書
依田ノート(講談社:依田紀基著)

囲碁関係の棋書としては人気の高い本だと思うが、私はこの本にどうにも不満なところがある。

ひとつはhidewさんが既に述べておられる通り。
名前と内容が一致しない。
これを「依田ノート」と呼ぶのなら、別に「張ノート」でもいい。
「依田ノート」というからには依田先生の実戦を題材にした構想、思考を扱った本が読みたかったという、hidewさんの意見に諸手を挙げて賛成だ。
もっともそれを実現したのが「勝負の極意」かどうかというのは、また議論の余地があるが。
今日、図書館から借りて来たのでいずれここに書く機会もあろう。

ただ裏返せば、誰が書いても同じになる重要かつ基本的内容を扱っているともいえ、石倉先生の「これでO.K.初級突破法」タイプの有段向けの棋書としては、最新かつ大変参考になる内容だと強調しておく。
表題と中身の差に関してhidewさんほどは気にはならない。
後半の基本死活も、「別にこの本で扱わなくても」とは思うが、重要な項目ではあるのであっても悪くない。

私がむしろ我慢ならないのは、そのレイアウト。
囲碁の棋書はここに無神経な本が多いが、本書はその中でも酷い。
掲示されている図の解説が、めくった先のページで当たり前のように解説されている。
無論、その逆も。
加えてフォントの選択がまずいのか、妙に盤面の数字が読みにくい。
囲碁の本は睡眠薬としてかなり効果があるのだが、この本だけは読むとイライラしてかえって目が冴えてくる。
それでいて内容はさっぱり頭に入らないのだ。

盤に並べれば少しは解決するが、打碁ならともかく棋書を盤に並べている人はそんなにいるのかしら?

まだ十分に読んだとは言えないので、これからも何回か図書館で借りて来て再読すると思う。
しかしそれでいて不思議と購入意欲が起きない、ブックオフで半額なのを見つけても感激の薄い一冊である。

コバピさんに再挑戦

2005-07-23 23:52:23 | 棋譜
コバピさんに再挑戦。
先番。逆コミ3目半。

まずは黒9と白10。
この交換は私の損である。
ちょっと知識のある人は「えっ」っと思われるだろうが、私の黒9は偶々読んでいた「21世紀の旗手」に載っていたから打ったと言うだけ。
白10に対する対策を考えていなかった。
対してコバピさんは白10の善悪はともかく、手を抜いたらこう切ろうという明確な意志があった。
この点を「私の負け」というわけ。

第一、私は黒11の両ガカリにあまり感激がない。
黒の手番で終わるので互角のワカレなのだろうが、あまりそういう印象がないのだ。

それでも黒25からの妖しい手順で左辺をキープしたつもり。
もっとも白に根拠を与えているので良い手ではないかもしれない(コバピさんは面白いと評していた)。

黒41は本手でないとわかっていたが、中央の安定を図った。

白52に対してはコスむのが本手だと知ってはいたし、第一感だった。
しかし白Aとされたとき黒Bと受ける手しか考えていなかったので、白Aが防げないと思っていた。
無論、白Aには黒53で取れている。
また第2候補の黒Cは前局でこうコスんだときに、どことなく中途半端な印象があったので却下。
というわけで黒53だが愚鈍。
52の石に働きかける意味で第1候補、第2候補が以外なかったといえる。

白60は打たれた時は嫌だったが、出来たワカレは少なくない地を確定させて満足。
特に白70は俗手と断言出来、これがなければ黒73は利かない。

黒83は白に86とか83隅への連絡を遮断された時の手だった。
単に86にでもソえば、根拠をエグる目的は達成出来たのだが、かえってコバピさんを安心させてしまった。

黒87は89に先手を打っておくべきだったか?
黒91はもちろん利かしのつもりだが、挨拶してくれず。
局後、コバピさんは盛んに「このノゾきが利かなかったのが悔しかったでしょう?」と仰っていた。
私の感性に問題があるのだろうが、黒105まで下辺を十分値切れるし、右辺と下辺の一部が安定するので、正直ここを切断出来て別に不満はなかった(汗)。
もっとも黒103は黒Dだったと反省しているが。

黒109は逆にハネる(112)べきだった。
黒5の石を有効利用したい意味での黒109だったが、外から切れば白121と二段バネして切ってくるような筋はない。
73のちょっと出た石が絶妙なシチョウ当たりでシチョウに取れるのだ。
これが素直な応接だったと思う。

素直でないといえば黒117の二段バネもそう。
中央の白石を楽にさせない意味で頑張った手。
白130も大丈夫と思っていたが、読んだ「フリ」。

下辺のゴチャゴチャが始まったので左辺は大丈夫と思って安心したところに白130。
予定通りノータイムで黒131、132となって改めて考えると、哀しい事に攻め合い負けで碁が崩壊していた。

もっとも黒119や121で左辺を安定させても、下辺の石が死活や、中央の白っぽいところがどの程度まとまるかで難しいところだろうが。

コミに期待して続けてみたが、最後は黒197の疑問手からで左辺からの黒の大石が全部取られ。
恥の上塗り。
自身に対するダメージを増やしただけだった。

これで私もまえださんに井目風鈴以下なのだろうか?
断固として認めませんけどね(笑)。

より碁の力をつけたいと思った一局。

(;GM[1]FF[1]SZ[19]
;B[pc];W[dd];B[qp];W[dq];B[do];W[co];B[cn];W[cp];B[fc];W[dn]
;B[cf];W[df];B[dg];W[ef];B[cc];W[ce];B[dc];W[cg];B[dm];W[en]
;B[cm];W[eo];B[bf];W[be];B[ch];W[bg];B[bh];W[af];B[di];W[eg]
;B[dh];W[op];B[lp];W[on];B[qn];W[ol];B[ql];W[qq];B[rq];W[pq]
;B[iq];W[rr];B[rp];W[qk];B[pk];W[pl];B[rk];W[qj];B[rm];W[oj]
;B[qf];W[hc];B[fb];W[kc];B[mc];W[ke];B[me];W[gq];B[io];W[oe]
;B[od];W[pe];B[qe];W[pd];B[qd];W[nd];B[oc];W[ne];B[md];W[nc]
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;B[ib];W[ic];B[kb];W[jb];B[lb];W[hb];B[em];W[lq];B[mq];W[kq]
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;B[ml];W[mo]C[{Black resigns.}])

余計なコウ争

2005-07-22 23:20:20 | 棋譜
先番、コミ半目。

黒37までは私好みの足早な布石で不満ない。
白56までで右辺の一団はコウ残りながら生きたので黒57と詰めたのだが、A(Q6)からツイでしまった方が良かったか。
以下、白B黒CでDやEの断点があるので、手番は握れそう。
余計なコウを残したのであとで冷や汗をかいた。

白94は低位なので無視。
ただ無視するなら徹底的に無視するべきだったか。

白180から懸案のコウ争。
取り番だからとタカをくくっていたが、いざやってみると結構プレッシャー。
というわけで黒189で解消。
当然上を大きく荒らされてしまうと思ったが、白190とツナいできた。
これは私は全く見えていなかったので、結果的にありがたかった。

後は手続きだけ。
黒219はもちろん、「あわよくば」の気持ちはあったが、どちらかというと「ここに手を作らせてもらえますか?」程度の気持ち。
白120で黒二子の間をキル形で抱える(R12)なら何も起きないとわかっていたが、白120だったのでとりあえず引っ張りだしたら相手が転んで投了となった。

R1972に。

(;GM[1]FF[1]SZ[19]
;B[pc];W[pp];B[cp];W[dd];B[nq];W[qn];B[iq];W[qe];B[ph];W[oe]
;B[nd];W[rc];B[ne];W[of];B[qk];W[nf];B[jc];W[rh];B[cf];W[fc]
;B[dj];W[qi];B[ep];W[pj];B[qd];W[rd];B[pe];W[qf];B[pf];W[pg]
;B[pd];W[og];B[pl];W[on];B[nl];W[mn];B[lp];W[kn];B[rm];W[rn]
;B[qm];W[sk];B[rk];W[sm];B[sj];W[sl];B[rl];W[sn];B[oj];W[oi]
;B[pk];W[nj];B[ok];W[pi];B[om];W[nn];B[hc];W[od];B[oc];W[nc]
;B[mc];W[nb];B[mb];W[ob];B[pb];W[ch];B[dg];W[di];B[ej];W[cj]
;B[ck];W[bj];B[bk];W[bg];B[ei];W[dh];B[eh];W[bf];B[cd];W[ce]
;B[de];W[be];B[ed];W[dc];B[ec];W[eb];B[db];W[cc];B[fb];W[ee]
;B[ea];W[df];B[in];W[bn];B[fd];W[dn];B[bo];W[fn];B[hp];W[gm]
;B[el];W[im];B[pq];W[qq];B[op];W[po];B[pr];W[qr];B[lo];W[ln]
;B[hm];W[hn];B[hl];W[io];B[jn];W[jo];B[jm];W[ho];B[il];W[ko]
;B[en];W[eo];B[em];W[do];B[dp];W[fp];B[fq];W[ip];B[gp];W[fo]
;B[gr];W[jq];B[kp];W[ir];B[hq];W[jp];B[kr];W[kq];B[lq];W[jr]
;B[mr];W[ll];B[mk];W[mj];B[lk];W[kl];B[jl];W[kk];B[lj];W[li]
;B[nk];W[nm];B[eg];W[cg];B[mi];W[ni];B[mh];W[kj];B[mg];W[mf]
;B[le];W[ki];B[lf];W[lg];B[lh];W[kg];B[kh];W[jg];B[jh];W[ig]
;B[ih];W[hh];B[hi];W[hf];B[ij];W[fe];B[gd];W[ge];B[gh];W[pm]
;B[pn];W[md];B[me];W[pm];B[km];W[lm];B[pn];W[ld];B[pm];W[oo]
;B[kd];W[np];B[or];W[ks];B[lr];W[rj];B[cb];W[bb];B[qs];W[rs]
;B[ps];W[rr];B[cm];W[cn];B[hg];W[if];B[ba];W[bc];B[he];W[ie]
;B[hd];W[gg];B[fg];W[hh];B[qo];W[ro];B[hg];W[gf];B[qg];W[rg]
;B[oh];W[nh];B[ng]C[{White resigns.}])