山部俊郎先生は故人ながら、気になっている棋士である。
天才を謳われながら無冠に終わったその生涯、棋譜もさることながら、碁の指導にも熱心な方だったようで、その指導碁を元にした著作はアマの気持ちがわかっていてどれも面白い。
しかしながらほとんどが絶版でやや手に入りにくい。
故に実害も少ないと思うし、あえて書く必要もないのだが、山部先生の著作を集める機会に恵まれるてみると、ちょっと残念なことがあった。
山部先生の著作のうち次の5冊の話。
A群(碁の魔術シリーズ)
1. 定石の魔術(日本棋院刊)
2. 置碁の魔術(日本棋院刊)
B群(現代囲碁文庫シリーズ)
3. 攻めとシノギの百科(誠文堂新光社)
4. 定石はずれの百科(誠文堂新光社)
C群(『旧』ゴ・スーパーブックス)
5. 定石無法地帯(日本棋院)
構成はいずれも堀田護(五番士)さん。
同じ群の本は同一のシリーズの一部なので、当然内容に重複するところはない。
しかし問題は別の群にある本同士で、これらの間では随分内容が被っているところがあるのだ。
特に図の定石はずれについては1、4、5の三冊いずれでも取り上げられて、これらの本を集めた身としてはガッカリする。
▲がAの定石はずれについても然り。
これ以外でもA群とB群、あるいはB群とC群、もちろんA群とC群間でも重複している図が結構ある。
定石はずれという限られたテーマだから仕方ないし、書き方のテイストに違いをつけているので、多少は慰められるのだけど。
無論A、B、Cのいずれにも被っていないオリジナルの図もある。
しかしこれがかえって曲者で、良心的に解釈すれば全部同じを避けたということになるのだが、反面被っていないところが気になるというデメリットも。
コレクターの悲しい性といえようか。
ただいずれの本も単独でみるなら好著。
A群の魔術シリーズが一番内容が新しそうなので、もし購入される機会があればこのシリーズをオススメしておく。
天才を謳われながら無冠に終わったその生涯、棋譜もさることながら、碁の指導にも熱心な方だったようで、その指導碁を元にした著作はアマの気持ちがわかっていてどれも面白い。
しかしながらほとんどが絶版でやや手に入りにくい。
故に実害も少ないと思うし、あえて書く必要もないのだが、山部先生の著作を集める機会に恵まれるてみると、ちょっと残念なことがあった。
山部先生の著作のうち次の5冊の話。
A群(碁の魔術シリーズ)
1. 定石の魔術(日本棋院刊)
2. 置碁の魔術(日本棋院刊)
B群(現代囲碁文庫シリーズ)
3. 攻めとシノギの百科(誠文堂新光社)
4. 定石はずれの百科(誠文堂新光社)
C群(『旧』ゴ・スーパーブックス)
5. 定石無法地帯(日本棋院)
構成はいずれも堀田護(五番士)さん。
同じ群の本は同一のシリーズの一部なので、当然内容に重複するところはない。
しかし問題は別の群にある本同士で、これらの間では随分内容が被っているところがあるのだ。
特に図の定石はずれについては1、4、5の三冊いずれでも取り上げられて、これらの本を集めた身としてはガッカリする。
▲がAの定石はずれについても然り。
これ以外でもA群とB群、あるいはB群とC群、もちろんA群とC群間でも重複している図が結構ある。
定石はずれという限られたテーマだから仕方ないし、書き方のテイストに違いをつけているので、多少は慰められるのだけど。
無論A、B、Cのいずれにも被っていないオリジナルの図もある。
しかしこれがかえって曲者で、良心的に解釈すれば全部同じを避けたということになるのだが、反面被っていないところが気になるというデメリットも。
コレクターの悲しい性といえようか。
ただいずれの本も単独でみるなら好著。
A群の魔術シリーズが一番内容が新しそうなので、もし購入される機会があればこのシリーズをオススメしておく。