対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

新永世名人誕生

2007-06-30 00:55:55 | 将棋
今日は
囲碁ボケ記念対局」第2弾
永世名人を賭けた「第65期将棋名人戦
人気ブロガーアキラ竜王が挑戦する「第78期将棋棋聖戦
と大勝負が目白押しで、どれを観戦するかテンテコマイだった。

結果はそれぞれnipparatさんの勝ち、森内俊之18世永世名人誕生アキラ竜王が1勝を返して反撃開始という内容で満足。

「囲碁ボケ」ファンには申し訳ないが、やはりこの中では森内名人の永世位獲得が大きいニュースである。
この永世位はあの羽生善治プロもまだ手が届いていない、棋界で最も重みのある称号だからだ。
新永世名人誕生は、1997年の谷川浩司プロ以来10年ぶり。

森内プロの棋風は囲碁で言えば、「厚い」タイプ。
若い頃から鉄壁のディフェンスに定評があったが準優勝が多く、「無冠の帝王」の異名があった。

しかし21世紀に入った辺りから攻撃力も鋭くなり、それに伴ってタイトルを獲得。
特に名人戦では一度は羽生プロに奪還されたものの、翌年奪い返し以後4連覇。
今回の防衛で通算5期となり、永世名人位を獲得した。
その姿はどことなく、高尾本因坊に似ている気も?

一方ではクイズ番組「アタック25」に出場し優勝するような、お茶目(?)な面もあるのは既に書いた気がする。

今シリーズは「扇子が五月蝿い」事件、「鼻血事件」など話題も豊富。
そして第6局(これも囲碁ボケ記念対局の裏番組だった)では、史上稀に見るポカでの大逆転もあり、その余波で最終局もハラハラドキドキだった。

しかし最終局は挑戦者の郷田プロにもプレッシャーがかかったようで、形勢は一転二転三転…。
縺れに縺れた熱戦(158手)の末に決着がついた。
期待以上に面白かったし、永世位獲得に相応しいシリーズだったと思う。

森内名人、おめでとうございます。
今後も良い将棋を指して、将棋界を盛り上げてください。

なぜそう打つ、なぜそうなる(棋書評)

2007-06-29 00:55:55 | 棋書
なぜそう打つ、なぜそうなる」(誠文堂新光社:大矢浩一著)

プロとアマの指導対局を大矢浩一プロとR初段、F三段、P五段の3人のアマが座談会形式でつつくという本。
そこからアマが置碁で陥りやすい間違いや、正しい打ち方を学ぶというのがコンセプト。
前田陳爾プロの名講座「置碁検討録」の流れを汲んでいる。

単行本になっているのは月刊「囲碁」誌に2002年3月号、2002年7月号~2003年9月号まで連載された分をまとめたもの。
連載は現在も続いている。

毎回テーマ図を2つ提示し、それについてまずアマ3人の見解が述べられ、それに対し大矢プロが修正を加えていくというのが基本的流れ。
しかしテーマ図までの手順も提示され、その途中にも大矢プロやアマの意見が頻繁に入る。

置石は「囲碁」の読者層(3段以上)を考慮してか、5子と6子のものが多いが、4子や7子も1、2局。
しかしとんでもないミスが多く登場するので(笑)、十分級位者でも読める。
3子以下や7子以上は本書に収められていないが、その後の連載では7子以上も登場したはず。

検討するのは序中盤のみならず、ヨセや死活について詳細に検討する回も。
更に従来の置碁の本にない、大矢プロ「おすすめ」の定型や最新定石も、時折登場するのが優れたところ。
今回は辺や隅のツケギリについて詳しく解説されていた。
「置碁定石」を「悪い」と明記しているもの良い。

私はこの本を囲碁を始めた初期に一度読んだのだが、「囲碁ボケ危険対局」で対局するに当たり再び読み返し、改めて良い本だと感じた。
対局前に、置碁の心構えを学べて有益だった。
現在も連載が続いているのも頷ける。
大矢プロが「これは無理手だがお手並み拝見」など、自身の着手の狙いを述べているので、白の立場からも参考になるはず。

座談会形式がまだるっこしく、内容がやや薄く感じるなどの欠点はある。
特に連載をそのまま本にしてしまっているので、復習という意味でテーマが重複しているところがあるのは問題。
更に5年近く経った今も3人のアマが、全員一向に上達していないのも大変気にかかる(笑)。
ワトソン役だから仕方ないのかしらん?

その辺りを含めて最近はさすがにマンネリな感じもするが、今回掲載分以降の講座を編集し、再び単行本化される価値はあると思う。

ライターは川熊博行氏。

どの号がいいかしら?

2007-06-28 00:55:55 | 雑談
高尾本因坊が本因坊戦三連覇を受けて、ついに「号」を定めるそうだ。

最後に新しい号が誕生したのは多分、武宮プロが本因坊を獲得した第40期にまで遡るから、実に22年ぶりの楽しみ。
そこで勝手に姓名判断サイトで、予想される号をいろいろ占ってみた。

まず歴代本因坊に採用された名前を参考に紳栄、紳策、紳和、紳寿、紳悦、紳元、紳丈などを調査。
しかし仮に名前を逆にしても、なかなか芳しい結果が得られない。

ただ意外なところで加藤本因坊のみが使った「剣」、関山本因坊のみが使った「仙」の字が、結構高尾本因坊と相性がいい。
本因坊紳剣」で調べると
オール」、
本因坊紳仙」は
(家系的運勢)、(性格や人柄)、(個人の運勢)大、(総合的運勢) 半、(印象の良し悪し)大
である。
尤も加藤本因坊の方は、調べた「剣」の字とは厳密には違うが。

また「紳秀」も総合的運勢が半な以外は、「オール」。
紳の字を使うなら、この辺が有力か?

今度は路に着目。
しかしこれも、全体的に良いという名がなかなかない。

多くの人が期待しているであろう、「本因坊道路」も
(家系的運勢)、、(性格や人柄)、(個人の運勢)、、(総合的運勢)半、(印象の良し悪し)

「路」の字が難しいのか、どうしてもバランスが悪い。

そんな中唯一「これは!」という字が…

本因坊知路」。

本因坊道知、安井知得などから採用したのだが、なんと「オール」である!

尚、姓名判断とは本来旧字体漢字で判断すべきらしい。

それを基にすると更に困難を極めるのだが、その中でも「知路」はなかなか(「本因坊紳秀」、「本因坊道路」も有力)。
健康運が悪いのだが、他の名がどれも芳しくないことを考えるとこれで決まりか?
…響きが何だか間が抜けている気がする…(汗)。

健康運を良くしたいなら「紳仙」「紳碩」「紳寿」などが候補だが、こちらは晩年運が悪い。
末永く一線を続けたいならば不適。

実際はこれらの候補から選ばなくてはならないわけではないし、本因坊がその道の大家にちゃんと調べて貰って、良さそうな漢字をみつけてくるのだろうが、勝手に「紳秀」「紳仙」「知路」を候補に挙げておこう。
イチオシは世間ウケなども考慮して、「知路(ちじ)」ということで。

チロルチョコじゃないよ(笑)。

第62期本因坊戦閉幕

2007-06-27 00:55:55 | 雑談
第62期本因坊戦挑戦手合が終了。
高尾本因坊が4勝1敗で防衛した。

第1局後にも書いたが、本シリーズは第2局を除いて本当に私が理想とする流れの碁で、観ていて惚れ惚れとした。



第5局のこの局面も、何と雄大なことか!
好きだなぁ。
ただ始めにみた時、しばらく白が高尾本因坊だと思っていていた。

逆にちょっと違和感のあった第2局のみ、依田プロが勝ったというのが興味深い。
つまり全体的に高尾本因坊の土俵で戦ってしまったというのが、依田プロの戦略的敗因ではないだろうか?

もっとも依田プロもこういう流れの碁が決して嫌いでないために、その流れから大きく逸脱するのを避けたという意味もあると思う。
そこは秀行先生の薫陶厚い2人だから、仕方ないのかもしれない。

ともあれ今回の悠然とした囲い合いの碁は、2日制ということもあって、若い高尾本因坊の計算能力正確さが遺憾なく発揮されたようだ。
ただ取った取られたの戦いの碁が好きな人は、中終盤でもっと勝負手がみたかっただろう。

それにしても高尾本因坊の、2日制タイトル戦での強さはどうだ。
防衛を重ねるにつれその姿、かっての高川秀格先生にどんどん似てきているような気がする。
そういえば高川先生も早碁はあまりお得意でなかったし、中盤で「半目勝ちを見切った」なんていうエピソードがあったのも、連覇を重ねていた本因坊戦のことであった。

そのうち高尾本因坊の渾名が「新狸」、略して「シンタヌ」になる日も近いのではないだろうか?
渾名はどうでもいいけれど、とりあえずそろそろ「号」を決めてください
3連覇したんだし。

新刊棋書情報「石の形矯正トレーニング」

2007-06-26 00:55:55 | 棋書
石の形集中講義」の好評を受けて(?)、その問題集「石の形矯正トレーニング」が発売。
いわゆる今流行の、石の形「ブートキャンプ」ってやつですな。
勿論、出版元はMYCOM。

全135問ということになっているが、各章ごとに基本問題が6題ずつ収録されているので、実質は189問。
また各章のはじめには、テーマとなる「形」についての「概論」がまとめてある。

その充実ぶりに
「この一冊があれば、前著は不要では?」
なんて思ってしまったが、前著も本書もきちんと読んだわけではないので迂闊なことは言えない。

基本問題以外は、全局図を用いて出題。
ただあまり全局図を必要とされる問題がないので、やや紙面の無駄遣いの印象をもった。
また多くの問題が選択制となっているのも、私の好みに反している。

まぁだからといって格別値段が高くなった訳でもないので、好き嫌いの範囲だろうか。
解いてみた感じも、一般的な「手筋」問題集といった感じだったが、ヨミではなく感覚を磨くことが重視されているようだ。
前著を読んでいないと、解説に納得できない可能性はあるか?

前著に満足した人で、その内容の適当な実践の場(本)を求めているなら、手にとってみる価値がありそう

敗軍の将、兵を語る

2007-06-25 00:55:55 | 棋譜
5回に渡って囲碁ボケ記念対局を振り返ってみたが、まとめると「楽しかった」に尽きる。
当日は心身ともに「モヤッ」としていたのだが、局後は「スッキリ」。

棋道戦士0100
棋道戦士0087
棋道戦士0101
棋道戦士0102
棋道戦士番外002

前から思っているのは「囲碁」とは「性善説」のゲームであり、対局相手によって「至福の時間」にも「空虚な時間」にはなりうるということ。
そして今回の記念対局は、前者であった。
これほど充実した対局は、月に1回程度。
全ての対局が「至福」であれば、囲碁ももっと広まると思うのだが…。
少なくとも自分は相手に、「至福」の時間を与えられますように。

対局直後は
「時間が…」
「ボケが…」
と未練がましいことを繰り返していた私。
だが1週間を過ぎて冷静に振り返れば、仮に時間があったとしてもあれ以上の碁が打てたかどうか?
「敗着」といわれた黒92の二段バネだけは、確かに「時間」と「秒ボケ」に追われたためであるのは否定しないが…。
となれば等身大の碁と、ボケが披露できたということだ。

初めて「県代表」と呼ばれるクラスの人間と対峙して、その距離と実際に感じられたのは収穫。
思ったより距離がありそうでもあり、そうでもなさそうでもある。
が、何か悟るところもあったのは確か。

より充実した囲碁を打つべく、今後も精進したいものである。

繰り返しになりますが、こういう場を与えてくださったnipparatさん、ありがとうございました。

(総譜:再掲)
(;CA[shift_jis]AB[pd][jj][dp][pp]AP[MultiGo:4.3.0]SZ[19]AB[dd]GN[親善対局]DT[2007年06月15日]
PC[タイゼムTygem囲碁]KM[0]TM[制限時間 40分 30秒 秒読み3回]
RE[白中押し勝]AN[5目オキ碁]MULTIGOGM[1]
;W[qf];B[dj];W[nc];B[oe];W[qc];B[jp];W[qn];B[nq];W[fc];B[df];W[nf];B[pg];W[ne];B[oh]
;W[pk];B[qd];W[pc];B[qo];W[pn];B[qi];W[qj];B[oj];W[ok];B[nj];W[ri];B[qh];W[rh];B[ec]
;W[fd];B[jd];W[jf];B[he];W[ef];B[hg];W[dg];B[cf];W[eg];B[md];W[nd];B[hc];W[cg];B[bf]
;W[fj];B[cm];W[fb];B[eb];W[ed];B[cc];W[hj];B[ii];W[hi];B[ih];W[lj];B[lh];W[dq];B[eq]
;W[er];B[ep];W[dr];B[fr];W[cp];B[co];W[bp];B[gq];W[bo];B[bn];W[do];B[cn];W[gm];B[en]
;W[kp];B[kq];W[lq];B[jq];W[qq];B[ro];W[or];B[oq];W[nr];B[mq];W[pq];B[lp];W[rd];B[im]
;W[gf];B[hf];W[ck];B[dk];W[cj];B[ci];W[bi];B[bh];W[di];B[ch];W[dl];B[bj];W[bk];B[ai]
;W[em];B[dh];W[ei];B[fh];W[eh];B[cl];W[ek];B[mc];W[ml];B[rm];W[rn];B[sn];W[le];B[nb]
;W[ob];B[mb];W[ng];B[nh];W[pf];B[of];W[og];B[qg];W[rg];B[mg];W[lf];B[nn];W[nk];B[mj]
;W[pi];B[ph];W[rp];B[qp];W[rq];B[pj];W[ql];B[rk];W[rl];B[sl];W[rj];B[gb];W[ea];B[da]
;W[fa];B[db];W[lk];B[jl];W[fn];B[eo];W[oo];B[op];W[no];B[ko];W[mr];B[mo];W[lr];B[mm]
;W[lm];B[ln];W[km];B[io];W[br];B[kr];W[sp];B[so];W[ib];B[ga];W[kc];B[kd];W[ld];B[kb]
;W[lc];B[jb];W[jc];B[ia];W[ic])

HNの由来

2007-06-24 00:03:03 | このブログについて
当ブログが囲碁ブログということもあって多くの人は、私のHNが「碁」と「行け!」を掛けたような意味を持っていると思っておられるかと思う。

実はこのHNにしたのは20世紀のことであり、当時私は囲碁を始めていなかった。
故に囲碁と関わりのありそうなのは、全くの
「偶然だよ」(トヨエツ:焼酎貴族トライアングル)。
強いて言えば「行け!」「進め!」の意味しか含まれていない。

昨日、私のHNの由来であった人が引退を正式に宣言した。

今、強い寂寥感を胸に、アフロ先生の歌を聞きながらこの記事を書いている。
まだやれそうなのに、惜しい…。
思えば90年代のある分野における悲喜交々は、彼と共にあった。

どちらかというと切羽詰った状況を、手を取り合って切り抜けてきた思い出が多い。
しかし一方で1998年には、彼が世界と対峙する姿に心を躍らせたものだ。

心残りなのは彼と、最高の歓喜の瞬間を共有できなかったこと。
そして一部の人々による、不本意な別れ。
何とか戻ってきて欲しいと思っていたが、それも叶わなかった。

お疲れ様。

あなたのおかげで、私はこの楽しみを発見することが出来ました。
ありがとう。

そしてまた、ボクらそばに戻ってきてくれる日を待っています。
どういう形になるのか、あまり想像出来ないけれど…(汗笑)。

棋道戦士番外002

2007-06-23 01:55:11 | 棋道戦士
「真っ黒クロスケ出ておいで」(サツキ&メイ)

<解説>
宮崎駿アニメ「となりのトトロ」より。
実は私はガンダムボケより、宮崎駿ボケの方が得意である(意味不明)。

<今日の一局>
続き



白83のところはずっと前から、ハネツギを狙っていたところなので、先に打たれたショックが大きかった。
ただ白83(だったと思う)で下辺Aと引っ張りだして、黒をボロボロにする手があったと、観戦者の方から指摘された。



多分こんな感じの順(烏鷺覚え)。
nipparatさんも、みえていなかったそうだ。

黒84は今見ると意味が今ひとつ不明瞭だが、左辺の一団をいじめと、下辺に抱えた石の動き出しを牽制したつもり。

黒85のノゾキに対して手抜きも考えたが、ツガないことを考えると後で
「天下のパンダの虎が、覗いたのだぞ」(元ネタは秀甫)
とか言われそうな気がして、素直にツギ。

白87は見えていなかった。
ここら辺が実力の差。
にも拘らず黒90でまたサービス精神が出て、
「二目の頭ミズ羽根(しげ子初段)
と秒ボケを炸裂。

ただこれで集中力が切れたのが致命的で、黒92の敗着を打ってしまった。
ここで93にツゲばまだ黒も望みあり、とはnipparatさんの言
私も第一感だったのだが、秒に追われて変に格好をつけて、勝手に転んでしまった。

ここらで観戦者もゾロゾロと引き上げ始め、裏番組の「天空の城ラピュタ」に流れていったようである。
そうとわかっていたら、得意の宮崎駿ボケをカマしたのに…。

黒106以下守っても上辺は、後にみられるように地にならない。

白115に対して狭窄視野に陥り、ついに黒116と病気が発動。
ついで左下隅に残っている、一手ヨセコウを頼りに頑張ってみる手はあったらしいが、ここはもう諦めて、そんな利用法は浮かばなかった。

黒138にnipparatさんは一瞬、上辺の手を見破ったのかと思ったらしいが、そうでないことは黒140とオサえたことで露呈。
白163と打たれ上辺の地は0。

遅まきながらやけのヤンパチで、
「♪真っ黒クロスケ出ておいで~、出ないと…眼がない!」
なんて絶叫して特攻。

しかしもはや誰も、私のボケなど聞いてはいなかった…(涙)。

「パルス!」

棋道戦士0102

2007-06-22 01:55:55 | 棋道戦士
「やらせはせんぞーっ」(ドズル・ザビ)

<解説>
第36話「恐怖!機動ビグ・ザム」より。
「やられはせんぞ、やられはせんぞ、貴様ごときに。やられはせん」
「ジオンの栄光、この俺のプライド、やらせはせん、やらせはせん、やらせはせんぞーっ」
の全文を言えれば完璧。

<今日の一局>
続き



決して楽観したわけではないが、それでも気分良く打っている時が一番危ない。
好事魔多し。

黒66は67を嫌って棒ツギも考えたが、nipparatさん曰く66にオサえる一手だそうである。
白69などを利かされるのも、癪な気がしたが…。
ただ黒70では、一度Aの辺りに利かすのはあったかも?

白71に黒72と、ほとんどノータイムで受けたのが安直。
局後nipparatさんに72の逆、上にハネて追い出した後、右下の地化すれば黒優勢と指摘されたがその通り。
この時の落手は、
「下辺を全部地化すれば勝てる」
という心理と、そして右下への手段白75が成立するのを、ウッカリしていたことに端を発する。

♪足~元に~絡みぃ~つく~♪
♪白い~石をぉ~蹴ぇって~♪
(ルパン三世主題歌Ⅱ)

なんて余裕をかましてみたが、激しい動揺は隠し切れない。



黒76は筋は良いけれど、その後の進行を考えれば図のような形で根拠を持つのが先決か?
変化がありそうだが…。



黒78では79にはオサえたかったが、図のような進行でツブレ。
泣く泣く78から80に引き、同時に敗戦も覚悟。

この辺でBGMが終了。
しかし時間も秒読みに突入し、BGMをかけなおす余裕はない。

そのくせ、
「もう秒読みだから、対局に集中かな」
というギャラリーの声に持ち前の反発心が反応。
冒頭のセリフを叫ぶ。
(「来た来た北島三郎」だったかも…)

これが伝説と化した「秒ボケ」、そして転落の始まりであった…。

(続く)

ガンダムセリフ参照サイト

梅雨を吹き飛ばせ!「碁ワールド7月号」

2007-06-21 00:55:55 | 棋書
「済州島を満喫したのはわかるけど、『挑戦者にならなくて良かった』なんて言っちゃ駄目(笑)」な「碁ワールド7月号」。

勿論、満喫した人は規三生プロです(汗)。
済州島って、韓国でも屈指のリゾート地で過ごしやすいそうですね(日韓W杯での知識)。
今月の講座前振りも同行した佳奈ちゃんの、可愛さが出ていて良かった。
得意の秋口に向けて講座だけでなく、碁も「ガッツだぜ」規三生!

その他の連載も微妙に、いつもと違った。
「アマの目サトルの目」では「秀策対算知(俊哲)」戦が取り上げられていたり、新シーズンに入った女流最強戦は「棋譜並べタイムトライアル」用棋譜(青葉嬢vs歩ちゃん)が登場。
ちょっと後者は、ページの無駄遣いな感じもするが…。
後で私も挑戦してみよう。

巻頭のイソップロとユウタプロによる本因坊戦解説も、物怖じせず自分の意見を出していてまずまず。
読み切り講座の「手抜き」の話は悪くないけれど、最近もどこかでよんだような内容だったかな?

紙面も夏バテを吹き飛ばすような、内容の充実を期待したい。