対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

棋道戦士0034

2006-03-26 11:42:33 | 棋道戦士
「どうせ白のあてずっぽうの攻撃だろう」
「敵の薄みに近づいてしまえ、捕まりはせん」
(シャア)

<使用側>
黒番用。

<使用法>
戦況に自信がある時に。

<解説>
第7話より。
特に解説を必要とするセリフではない。
というかマイナーな場面でのマイナーなセリフなので、どう解説したら良いやら…。
とにかく上手が完全包囲するのって大変なんですよ、本当に。

<使用例>
白11は初めてみた。
黒16はハッキリいって急ぐところではないのだけど、後手とはいえ右下の黒が万全になる反面、白は目形が乏しい。
元々後手だったのだから構わないだろうという考えだった。
三子局ならではだろうか?

黒20のハサミから黒26のツケオサエとは、威勢が良いのやら悪いのやら。
どことなくチグハグな感触も。

白35と大きく構えてこられたが、さすがにこの大きさは許せない。
右下に取り残されている石も含みにここもハサミ、三隅で二間高バサミが出るという珍しい進行に。

黒42の追求はちゃんとチェック済み。
ただ単に「知識」に過ぎなかったのが、黒50のヒヨりで暴かれる。

ここはサガればモチコミで、以下白がどう動こうとも多分図のように取れるだろう。
取れればAやBの断点が大きいし、実戦以上に温泉気分で打ち進められたはず。

小さくとはいえ、右上を生きられては何をかいわんや。
黒58からの流れも、何だか蛇足な感じもする。

黒78は先手でN16のアテを防いだ「つもり」

黒80は右辺脱出の心配をなくしたつもりだったが、81にカケて攻めるような順もあったか?
左下からノビている白石にも断点は多いので。

白87は封鎖の意味だろうか?
しかしさすがに薄くて…

「どうせ白のあてずっぽうの包囲だろう」
「敵の薄みに近づいてしまえ、捕まりはせん」


実際黒98まで捕まらない。

黒112は113がアタりなのをうっかりした。
にしても、小さいところを打っているか…。
113を黒が打てば、左辺の白もまだ不安定だろう。

白115には驚いた。
ここを固めては、白の勝機はない。
あるいは何かあるのかと思って、手堅く打ち進めたけれど…。

黒124はソッポ。

当然黒1辺りにヒラいておけばいいわけで、ただその具体的位置に迷っているうちに
「こちらを追求してから考えるか」
と黒124と打ってしまった。
打ってみれば、全然白に響いていない…。

こんなことをやっているのも、
「もうウッカリしなければ、勝ちだ」
という緩い空気があったからだろうか?

黒132も
「白126を認めるのも癪だし、とりあえずやってみよう」
的で誉められた打ち方ではない。
実際、この部分は攻め合い負け。
黒144-146は攻め合いを誤解している。

黒172は当然ハサミツケでもっと大きく荒らせる…。

黒174は右上177に単サガリだったか。

黒198は単に二目損をしているのだから、端から見ると気が狂ったとしか思えないだろう。
ずっとウッテガエと勘違いしていたのでした。

三子に甘えて、全局を通して緩みっぱなしの一局だった。
これでは厳しい戦いは勝ち抜けない。

(;GM[1]HA[3]KM[2.5]
RE[B+34.5]SZ[19]FF[4]
AB[dd][dp][pd];W[pp];B[nq];W[kp];B[pn];W[np];B[mp];W[no];B[oq];W[po];B[qr]
;W[qq];B[rq];W[rp];B[pq];W[qp];B[rr];W[fq];B[mo];W[mn];B[ip]
;W[lo];B[lq];W[kq];B[fp];W[gp];B[eq];W[fo];B[ep];W[gq];B[go]
;W[ho];B[gn];W[io];B[fn];W[qf];B[pi];W[of];B[nd];W[rd];B[qc]
;W[pk];B[pg];W[pf];B[qg];W[rg];B[rh];W[rf];B[qk];W[ri];B[qi]
;W[sh];B[rj];W[qh];B[ph];W[qm];B[pl];W[ok];B[ql];W[pm];B[ol]
;W[nk];B[om];W[qn];B[on];W[nn];B[mh];W[mf];B[ld];W[ni];B[nh]
;W[kf];B[kh];W[jd];B[jc];W[kd];B[kc];W[le];B[ne];W[nf];B[lk]
;W[ml];B[id];W[ie];B[hd];W[ih];B[jk];W[hk];B[jg];W[jf];B[ig]
;W[hg];B[if];W[hf];B[he];W[je];B[hh];W[gh];B[hi];W[ki];B[ji]
;W[li];B[lh];W[jj];B[ij];W[oi];B[oh];W[gi];B[mk];W[nl];B[hj]
;W[gj];B[mi];W[ik];B[kj];W[de];B[cd];W[ce];B[ee];W[ef];B[ff]
;W[fg];B[fe];W[dg];B[rc];W[dm];B[em];W[dn];B[eo];W[el];B[fl]
;W[fk];B[dl];W[ek];B[cl];W[bm];B[bl];W[bo];B[cn];W[cm];B[co]
;W[bn];B[bp];W[cj];B[am];W[bk];B[ak];W[aj];B[ao];W[dk];B[en]
;W[ck];B[gl];W[gk];B[kr];W[jr];B[lr];W[lp];B[fr];W[gr];B[er]
;W[mq];B[mr];W[iq];B[be];W[bf];B[bd];W[md];B[lc];W[me];B[mc]
;W[qd];B[af];W[bg];B[rm];W[rn];B[rl];W[sc];B[ra];W[sb];B[pc]
;W[rb];B[qb];W[ag];B[rh];W[si];B[sj];W[sg];B[jn];W[jl];B[kl]
;W[km];B[jm];W[il];B[hn];W[jo];B[kn];W[lm];B[gg];W[gf];B[ge]
;W[gg];B[ks];W[ll];B[kk];W[ae];B[ad];W[al];B[gs];W[hs];B[fs]
;W[js];B[ap];W[do];B[cp];W[mp];B[pe];W[oe];B[od];W[kg];B[jh]
;W[pj];B[qj];W[sq];B[sr];W[sp];B[an];W[mj];B[qe];W[re];B[hm]
;W[nj];B[lj];W[nm];B[sn];W[so];B[sm];W[lg];B[af];W[qh];B[ae]
;W[rh];B[ko];W[jp];B[qa];W[sd];B[tt];W[tt];B[tt])

ガンダムセリフ参照サイト

チーム長野にごめんなさい

2006-03-25 22:05:01 | スポーツ
様々なスポーツが盛り上がっている中、ひっそりとカーリング世界選手権が行われていた。

すみません。
気づいたのは初日の後でした。
で、出場したのは「去年の」パンパシフィック選手権を制したチーム長野。
が、以後進行を見守ろうと思っても、とんと情報もなく。
日本カーリング協会のサイトにいっても、さっぱりわからないし。
出場チーム次第で、扱いがこれほど違うのもナァ…。
仕方なく英語のサイトを徘徊。
やっと見つけた結果は1勝10敗で予選敗退でした。
チーム青森との格差に意欲を失ってしまったのではなろうか?

(4/1)追記:
チーム青森の成績は3勝8敗で10位だったようです。
表を私が読み間違えたよう。
お詫びして訂正します。

棋道戦士0032

2006-03-25 02:41:17 | 棋道戦士
「ありがとう、これで私のレートを上げさせてくれて」
「訪問者に対しても、私の男を上げさせようという心遣いだろ?」
(ガルマ)

<原作>
「ありがとう、これで私を一人前にさせてくれて」
「姉に対しても私の男を上げさせようという心遣いだろ?」

<使用側>
黒番用。

<使用法>
相手から容易に勝利を譲って貰って、申し訳ない時。

<解説>
「機動戦士ガンダム」に於ける悪玉、ジオン公王デギン・ザビの末子ガルマ・ザビ。
そのお坊ちゃんお坊ちゃんなところや、プライドの高さがテレビで観たときは鼻についたものだが、今改めて漫画の「機動戦士ガンダムORIGIN」第11巻などを読むと、その立場に見合う男になろうと頑張った、努力家でもあったことがわかる。
観察者がシャアであったことが不幸なだけで、「ただのボンボン」という評価ちょっと可哀想。
今回のセリフも彼の「頑張らなきゃ」という意識の表れと思えば、我が身に比べて感心すらするくらいである。

「諸君らが愛してくれたガルマ・ザビ」
というギレンの演説も、あながち虚飾でもないようだ。
最期間際までシャアを信じていた甘さなども含めて私も今は、結構好きなキャラクターの一人。

<使用例>
黒18や20では、相手の工夫を警戒して色々考えたが、結局隅を捨てるのか攻め合い勝ちを目指すのか不明瞭な着手になってしまった。
尚、最終手の一手前、白の手番の時に投了されたので、最終手は実際には打たれていない。

(;GM[1]HA[2]KM[1.5]
RE[B+R]SZ[19]FF[4]
AB[dp][pd];W[qp];B[dc];W[de];B[ee];W[ef];B[ed];W[dg];B[op];W[qn];B[qq]
;W[pq];B[pp];W[qr];B[rq];W[po];B[rp];W[qo];B[oq];W[pr];B[rr]
;W[or];B[mq];W[rs];B[nr];W[ro];B[os];W[qs];B[ns])

ガンダムセリフ参照サイト

桜の季節にウィンタースポーツ

2006-03-24 21:58:40 | 雑談
フィギュアスケート世界選手権男子で織田信成選手が4位。
SPから順位を落として個人としては残念だろうが、日本人選手の枠は2人に増えた。
とりあえずバンクーバーに向けた土台ができたというところか。
これを起点に高橋選手や世界ジュニアを制した、小塚選手らと切磋琢磨して、まずはプルプルへの挑戦権を得るのが目標。
優勝したトリノ銀メダル、ランビールと張り合えないとメダルなんて、という勢力図だし。

棋道戦士0033

2006-03-24 02:00:47 | 棋道戦士
「二間は『特殊な受け』と言われている応手だろ」
「お前だって一度戦っているはずだ、もっと立ち向かい方を考えとけ」
(ブライト)

<使用側>
白番用。

<使用法>
「シャアは赤い彗星と言われている男だろ」
「お前だって一度戦っているはずだ、もっと立ち向かい方を考えとけ」

<解説>
第3話より。
アムロvsシャアの第2ラウンドの後、ブライトによるアムロに対しての叱責。
私も以前に打たれた手はきちんと消化して、対策を考えておきたいものである。

<使用例>
本局は紹介の順番を繰り上げ。

黒4の二間シマリは、置かせ碁でたまに打たれる。
置き碁や互先ではあまりみないところをみると、何か欠点があるのだと思うがよくわからず、大変もどかしい思いをしている。
以前打たれたときも色々対策を考えたはずなのだが、今回もあまりそれを活かせず、対局後再び考えさせられることになった。

「お前だって一度戦っているはずだ、もっと立ち向かい方を考えとけ」

ごもっともです、ブライトさん。
一度のみならず二度以上出会っているかも。
反省しています。
だから以下で頑張って考察してみました。
しかしそれも限界があるので、いっそ自分で使って上手の応手をみたい気もするが、この変則の手を打つ勇気がない。


小ゲイマに受けた時と比較すれば、AのスベリやBのツケは損な気がする。
この辺りは大ゲイマに受けられた場合も参考に。
ただ白B黒C白Dのツケギリや、白Eと左辺から迫る方法FやGの間の薄みに対する狙いなども面白そう。
しかし私の手に余り、未考察。

一番自然なのは白Cの三々入りだと思う。
大ゲイマに受けられた時もそうなのだから。

以下、3つばかり私なりに想定図を作ってみたが…。


左図が昔、最初に作った図。
この場合は星に対して単独の三々入りした時に出来る、右図との比較で判断するところなのだろう。
両方とも先手なのが特長。
左図は黒からはAやBのどちらかが、ほぼ絶対の利き。
対して白はCやDが利くかどうか。
利く展開ならば、左図は左辺や下辺への黒の厚みがボケる(?)点、白が得ということもいえなくもないのだろうが…。
正直左辺の関しては、むしろ左図の方が黒が厚くみえる…。
下辺もAとBの利きを考えると、壁にくっついている白をいつどう動くかも悩ましく、あまり白が良いという感じもしない。
右図が早い段階では白が悪いということになっているのも踏まえると、ちょっと不安。


こちらの案は、右図一間に受けられ、対して三々入りした時との比較になるか。
これは黒に断点が多いのは、確かに一間に受けた時より黒が悪そうだ。
白Aが利くだろうし白BやCのキリもありそう。
ただ黒が一間に受けた場合、すぐ三々はあまりみないことが気になる点。


同様のことはこちらにも言えて、こちらだと左図の黒が右図より左辺の壁の形も良くて、ちょっとどうかという気もする。
こちらは廃案か?

あるいは実戦のようにこれらの選択肢を睨みつつ、手を抜いて他を打つというのは案外正しい考えだったのかも知れない。

対局全体に関しては、上手らしくまずまずに打ち進めていたつもりだが、白91がやや短兵急だったか?

図の方から切るのも考えたが、あるいはここは切るのは白としては図々しいのかもしれない。

そして私が黒132の出からのキリを見落としていたことで、ゲームはあっけなく終わってしまった。

一瞬白139で助かった気がしたので、あるいは時間に追われて打った白141が敗着だったかと思ったが、仮に図のように打っても上辺が脆弱なので攻め合いにならず、やはり白が負けのようだ。

(;GM[1]HA[2]KM[0.5]
RE[B+R]SZ[19]FF[4]
AB[dp][pd];W[qp];B[dd];W[fq];B[dm];W[cf];B[gd];W[qg];B[oq];W[lp];B[oo]
;W[pn];B[mn];W[ip];B[qk];W[pq];B[nr];W[np];B[op];W[no];B[on]
;W[nn];B[nm];W[pm];B[om];W[pl];B[pi];W[ok];B[rm];W[qd];B[qc]
;W[qe];B[pe];W[pf];B[rc];W[ri];B[pj];W[of];B[ni];W[mk];B[ml]
;W[oj];B[oi];W[mj];B[nd];W[mf];B[ng];W[nf];B[lh];W[kk];B[km]
;W[ld];B[lc];W[jf];B[jh];W[ik];B[im];W[cq];B[dq];W[cp];B[er]
;W[fr];B[cr];W[bn];B[bl];W[do];B[eo];W[dn];B[en];W[cm];B[dl]
;W[cl];B[ck];W[br];B[bs];W[bq];B[ep];W[bd];B[cc];W[ci];B[bj]
;W[mr];B[mq];W[lq];B[mp];W[mo];B[nq];W[lo];B[lr];W[kr];B[ms]
;W[em];B[el];W[fm];B[fl];W[gm];B[go];W[gl];B[hn];W[dj];B[dk]
;W[fj];B[gk];W[hk];B[fk];W[hm];B[gj];W[fi];B[il];W[hl];B[hi]
;W[ki];B[kh];W[ii];B[ih];W[hh];B[gh];W[hg];B[gi];W[md];B[mc]
;W[jc];B[jd];W[kd];B[id];W[kc];B[ic];W[nc];B[oc];W[nb];B[ob]
;W[lb];B[po];W[rn];B[qo];W[rl];B[qm];W[qn];B[ql];W[ro];B[rq]
;W[pr];B[rp];W[rr];B[qq];W[pp];B[qr];W[qs];B[sr];W[rk];B[if]
;W[ig];B[jg];W[kf];B[hf];W[gg];B[fg];W[mh];B[mi];W[li];B[mg]
;W[sm];B[bi];W[bh];B[ch];W[dh];B[cg];W[bg];B[dg];W[eg];B[df]
;W[ff];B[ef];W[fh];B[gf];W[fg];B[fe];W[ej];B[ei];W[ce];B[de]
;W[ak];B[bm];W[cn];B[bk];W[cj];B[di];W[eh];B[an];W[ao];B[am]
;W[ai];B[bo])

ガンダムセリフ参照サイト

新刊棋書情報06-03-23

2006-03-23 20:23:59 | 雑談
MYCOMから出た「呉清源道場 -ハンス・ピーチ六段成長の足跡-」も店頭に並んでいた。
小林千寿プロの巻頭の言葉を読むと、実に惜しい棋士をなくしたのだと感じられる。

本の作りはこれまでの呉清源道場と同じ。
私のレベルではこの本の良さが今一つわからないのだけど、あるいは藤沢秀行プロの著書と同じく、奥深い話をシンプルに解説するというコンセプトなのでは、と憶測する。

昨日紹介した「至高の詰碁」に少し補足があり、最高レベルは「解けたら県代表」でした。
一番簡単なのは私でもすぐに解けるが、最高は鑑賞用だそうです。

棋道戦士0031

2006-03-23 07:07:16 | 棋道戦士
「ええーい、遅いわ」
「メインゾーンの補強を手抜きすぎた」
(ドレン)

<原作>
「ええーい、遅いわ。メインエンジンのパワーを落としすぎた」

<使用側>
黒番用。

<使用法>
後回しにしていた着手を、相手に先に封じられてしまったときに。

<解説>
メインゾーンは「一番大きい地」の意味と思っていただきたい。
第3話より。
補給中にホワイトベース隊の思わぬ奇襲を受けたシャアの部隊。
巡洋艦ムサイの大砲の準備、反撃に想定以上に時間がかかり、焦るシャアの副官ドレンが毒づいたセリフが元ネタである。

<使用例>
黒30は手抜けるところでもあるけれど、右上からノビてきた大石の補強にもなり、右辺の攻めに専念出来るので、手堅く構えた。
黒32はやややりすぎか?
一応、左辺は白の切っ先がノビているので、価値が低いという判断ではあるのだけど。

黒52から黒の攻勢が始まったのは、私の対局では頻出の展開。
しかし得意というわけではない…。
黒78のポンヌキで白の石を切断できなかったら、左辺の白地がモノをいってきて、ラク敗しそうなでもあったし。

何はともあれ白を攻めつつ、下辺を盛り上げてまずまずの進行だったが、黒86の着点がどうだったか。
右辺と左辺の白が繋がると、左辺の地が大きくみえるというので、攻めを続行するための遮断のつもりだったが、99の上、二目のアタマはやっぱり大きい。

白97と打たれて、ここを打ち逃した後悔から出たのが、今回の冒頭のセリフである。

黒110も不要に思える。
それならば左辺にメリコミつつ右辺の石を攻め続ける最初の方針を続行したい。
3目の真ん中黒112をここで打つべきか。

ただ幸運にも黒116のノビからのモタレが間に合って、右辺の石を攻めながら、左辺を減らすという目的そのものは結果的に達成された。
白129は黒のツキダシから切られて3子を取られるような順を心配して、黒のアタマを抑えられなかったものだと想像されるが、どうだったのだろう?
そうだとしてもマゲるぐらいでは?
左下から下辺に進入している石が負担で、仕方ないのかしら…?

黒152は左辺がもう取れないと思って、ヨセに入ったのだが、S15にコスめば黒は眼を作れなかったか?
ちょっと追求を諦めるのが早かったかもしれない。
「囲い合って十分」という感触があったにしても、だ。

しかし実際のところ左辺の白地の傷みが大きく、白223の思わぬ侵略や、黒228の無コウという大きなミスがあっても、白の追い上げは及ばなかった。

(;GM[1]HA[2]KM[0.5]
RE[B+R]SZ[19]FF[4]
AB[dp][pd];W[pp];B[dd];W[qf];B[ph];W[of];B[nd];W[lc];B[me];W[mf];B[le]
;W[nb];B[lf];W[mg];B[pk];W[qc];B[qd];W[pc];B[qn];W[fc];B[id]
;W[cc];B[dc];W[cd];B[de];W[db];B[eb];W[cb];B[ec];W[cf];B[fd]
;W[fq];B[nq];W[np];B[mp];W[no];B[pq];W[qq];B[oq];W[qo];B[pn]
;W[po];B[hq];W[cq];B[dq];W[cp];B[do];W[dr];B[er];W[cr];B[eq]
;W[cn];B[kh];W[rh];B[qi];W[mi];B[nm];W[mo];B[lp];W[nk];B[ol]
;W[ro];B[lo];W[mm];B[nn];W[mn];B[ml];W[ll];B[mk];W[lj];B[lk]
;W[kk];B[mj];W[nj];B[nl];W[li];B[kl];W[jj];B[lm];W[qr];B[il]
;W[dn];B[en];W[em];B[fn];W[fm];B[hj];W[ri];B[rj];W[lg];B[kg]
;W[ik];B[hk];W[jf];B[kf];W[ii];B[oc];W[ob];B[ig];W[gn];B[go]
;W[gm];B[hl];W[fr];B[fs];W[fo];B[eo];W[ho];B[gp];W[in];B[jl]
;W[hi];B[fk];W[hg];B[if];W[fh];B[df];W[cg];B[dg];W[ch];B[dh]
;W[ei];B[di];W[ej];B[ek];W[dj];B[dk];W[cj];B[ci];W[bk];B[cl]
;W[cm];B[dl];W[dm];B[bi];W[ce];B[bl];W[ff];B[pg];W[pf];B[ki]
;W[kj];B[ji];W[ij];B[ih];W[hh];B[gf];W[hf];B[ge];W[gj];B[gk]
;W[fj];B[kc];W[kb];B[jc];W[jb];B[ib];W[qh];B[pi];W[re];B[jp]
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;W[ps];B[os];W[qs];B[rd];W[rf];B[an];W[bn];B[am];W[bp];B[ag]
;W[bg];B[ah];W[af];B[mc];W[nc];B[od];W[mb];B[ld];W[md];B[ne]
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;W[rc];B[sc];W[ra];B[sb];W[mc];B[sm];W[co];B[ia];W[ie];B[je]
;W[ao];B[sj];W[ns];B[nr];W[ms];B[lr];W[or];B[nf];W[mq];B[mr]
;W[lq];B[os];W[fp];B[gr];W[or];B[ng];W[oh];B[os];W[se];B[sd]
;W[or];B[qa];W[pa];B[os];W[jg];B[jh];W[or];B[lh];W[mh];B[os]
;W[gs];B[hs];W[or];B[ka];W[os];B[la];W[lb];B[ja];W[ks];B[kr]
;W[ls];B[ma];W[na];B[js];W[jm];B[hp];W[eh];B[eg];W[on];B[om]
;W[sn];B[oo];W[op];B[on];W[bj];B[si];W[sh];B[qg];W[rg];B[hm]
;W[hn];B[sa];W[qa];B[io])

ガンダムセリフ参照サイト

新刊棋書情報06-03-22

2006-03-22 21:29:22 | 棋書
MYCOMより「至高の詰碁」という本が出た。
A5版でしかも分厚いという点では、正に至高。
詰碁の満漢全席といった風。
問題のレベルも2級から七段クラスと幅広い。
今一つ想定購入層がみえない。
あるいは一生モノという意味か?

NHKからも、小川プロの囲碁講座をまとめたものと囲碁講座の付録をまとめたものの単行本2冊が刊行されていた。

いずれも私は内容の質を云々できないけれど、あまり購買意欲をそそられなかった。

ところで「究極の詰碁」もでるのかしら?

カーリング・バース・ディ

2006-03-22 12:12:44 | スポーツ
21日TBS放送の「バース・ディ」はカーリング、チーム青森の取材だった。
ここに書いた以上の新しい知識はなかったが、迫力ある映像でコンパクトにまとめてあったのが優秀。
加えてソルトレークのシムソンズや、五輪代表選考会、トリノ、そして先の日本選手権の様子など、貴重な映像がテンコ盛りで、ビデオ録画し忘れたことを酷く後悔する番組だった。

まさかこの春めいた時期に、人気がない頃のカーリング教室やPR活動に奔走する、小野寺、林両選手に「萌え」るとは思いませんでした。

その小野寺選手が結婚の予定だそうです。
おめでとうございます。

やっぱり野球が好きだった

2006-03-21 21:20:03 | スポーツ
野球日本代表、

ワールドベースボールクラシック優勝おめでとう!

ここであまりにもこの話題に触れなかったので、私がこの大会に興味がないと思われていたかもしれない。
実際、観戦したのは今日だけ。
あまり祝福する資格はないかも。
しかしそれは
「私が観ると、負けるんじゃないか」
という思いもあったから。
このブログで取り上げなかったのも、このブログがUnfortune Blogであるという懸念からであった。

確かにアジアラウンドまでは、あまり関心がなかったのも事実。
しかし2次リーグの審判問題ではやはり憤慨したし、韓国に負けて準決勝進出が難しくなった瞬間は、自分でもビックリするくらい落ち込んだ。
そしてメキシコが勝ち、日本が奇跡的に準決勝に進出したときは
「ああ、良かった」
と心から思ったものである。
本当に結果を知るまでは気が気ではなかった。

2次リーグの後、押入れから王監督のホームランサインボールが出てきたときは
「これで日本の流れが良くなるかも」
なんて考えも。

今日の試合でも、川選手のエラーから1点差に詰め寄られた時はドキドキ。
2回途中からの観戦だったので、私が観ている間に入った得点は6-5だったし。
「やっぱり観ちゃいけなかったのか」と思ったり。
流れを変えようと、台所で洗い物をしてみたり。

最後、あと一人という場面になって、イチロー選手は無意識に
「あと一人」
という意味か、右手の少し人差し指を伸ばしていたとみえたのは、私だけだろうか?
そういえば親父が、
「今まで凄いと思ったプロ野球選手は王監督とイチローだけだ」
と言っていたっけ。
イチローのプレーする姿だけは生で観なくてはと、球場に足を運んでいたことを思い出す。

何だかんだいっても、一番子どもの頃から親しんできたスポーツ。
アテネ五輪の成績を
「それみたことか」
「(監督抜きなんて)野球を舐めてないか?」
と思っても、
日本のペナントレースをほとんど観なくなっても、
大リーグに関心が移っても、
「やっぱり野球が好きだった」。
少なくとも日本の「野球」のプライドがズタズタにされるのは見たくない。

ともあれ今大会は、日本にとってこの上ない展開だったのではなかろうか?
韓国に2回負けたことで
「このままではいけない」
という意識を持つことができた。
シドニー、アテネの教訓はまるで活かされていないようにも見えたけど、もう一度アジアの覇権を持ち続けるチャンス、教訓を与えられたと思う。
これを活かさなかったら、野球の神様(?)に見放されるでしょう。

しかもその上で奇跡的に勝ち上がることで、世間の注目も集まった。
そして最後は優勝というこの上ない結果。
日本代表で活躍した選手の知名度は上がるだろうし、今年のペナントレースは例年以上に盛り上がりそうである。
特にロッテの選手が目立っていた。
さすが日本一のチームというところか。

囲碁ファンも韓国にボロボロにされそうな展開からの復活優勝に、強いシンパシーを感じた人が多かったのではなかろうか?
こちらでも某ボードゲームのような境遇が生じたら、やっぱりツライですよね。

敢えて囲碁棋士にエールは送らない。
だってUnfortune Blogだもの。
黙って書かずにいるのが、私なりの「愛」だと思って欲しい。