対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

第2次猿十番碁第1局感想その2

2009-03-31 22:22:25 | 棋譜


白60の動き出しは
待ってました!
てなもんだが、
白もこんな感じで打つよりなのかもしれない。
下辺の大場を占めるのもありそうな、なさそうな…。

黒61がカラミとカカリを兼ねた
3「カ」気分。
白76が何だか怪しげな手だが、
hexaさんのこういう手は大概失敗する(失礼)。
でも白80では黒81に打てば、
何か手らしくなっていたのでは?
白80は不思議だったことを覚えている。



何はともあれ封鎖に成功し、
右下も占める。

さらに黒97から101と打てば、
白の右下の形が悲しすぎて、
ここは冬来たりなば春遠からじと(意味不明)
自信を持っていた。

第2次猿十番碁第1局感想その1

2009-03-29 22:04:16 | 棋譜


3連星からのスタートは、1月1日生まれの武宮正樹プロにちなんで。



黒17を対局中
「加藤(正夫)流ですね」
と言われたが、
私は(私淑している)加藤先生の得意技とは知らなかった。
念頭にあったのはルイ・ナイウェイプロの
世界の新定石part1」で、
その中でこのコスミが最強とされている。
もっとも本は持っていないので具体的な変化は全く知らない。



黒25はしつこすぎたか。
今日、「世界の新定石part1」を立ち読みしてきたら、
黒A辺りで封鎖するのが良いみたいなことが書かれていた。



白32ではAに下がるような筋
(あるいはその一路上のハネ)を気にしていた。
部分的にそれで右上は二眼ないように思う。



白34以降は狭いところでゴチャゴチャやっている感じ。
黒59ではAとかの方が、中央を強化して
かつ右上の白に迫っていて良かったかも?

第2次猿十番碁第1局出発!!

2009-03-27 22:29:18 | 棋譜





♪さぁゆくんだ その碁笥を開けて~♪
♪新しい碁盤に 心を沸かそう~♪



♪古い棋譜は 置いていくがいい~♪
♪再び始まる ドラマのために~♪



♪あの石はもう 重いデだけど~♪



♪キリを遠くで 見つめてる~♪



♪The Galaxy Express three stars.♪


♪手があるんじゃしゃ~ねぇ~♪



♪粘るんじゃしゃ~ね~♪

♪じゃねぇ~取るさstars~♪

猿十番碁第2局予告

2009-03-25 21:14:25 | 雑談
予告!
来る3/28(土)KGSで、
第2次猿十番碁第2局を打ちマウス。
時間は20時を予定しています。

ちなみに布石も大体決めています。
でも「勝つための布石」でなく
「面白く打ってみるための布石」なので、
テストで使っている今は絶不調です(汗)。

どうなる!?
日本!(謎)

全日本女流アマチェア囲碁選手権を観てきた2

2009-03-23 21:51:03 | 雑談
準決勝の吉田美穂さん対藤沢里菜ちゃんで
気になったのはこの局面(うろ覚え)。



二連星から里菜ちゃんが稼ぎまくり(右上は私が嫌いな形だ)
吉田さんの厚みという構図ながら、
吉田さんの厚みがあまり活きそうにないと見ていた。

ところが里菜ちゃんはさらに黒1。
白2から4の筋は昨年の碁ワールドで
加藤充志プロが読みきり講座で解説していたし、
淡路プロの「石の強弱判断事典」でも最初に解説されている。
いわば「常識」の類と思うので、
里菜ちゃんは敢えて打たせたとのだ思ったのだが…。

しかしその後△の石が分断され競り合い。
結果左上の石が攻め合いながら取られては、
やはり黒がハッキリ悪くなったよう。
攻め合いも最初にダメを詰めなかったところが気になったのだけれど
あれはどうだったんだろう?

最後、中央の石を取りかけにいき
手に汗を握る見せ場を作ったものの
包囲網が薄く取れずに投了。

もっとも里菜ちゃんは対局後も(表面上は?)アッケラカンとしてもので、
むしろ付き添いの里菜ママさんの方が厳しい顔をしていました(汗)。

神田のアカシヤ書店を覗いた帰りに、
もう一度棋院に立ち寄ってみると、
決勝を含む順位決定戦が40分ぐらい進んだところ。

里菜ちゃんは凝り形にされて地もなく、
今度はハッキリと悪い(ように見えた)。

これは
「疫病神(私)は早々に退散すべきだな」

と判断して帰宅しました。
結果を確認すると里菜ちゃんはやはり負けていて4位でした。

いい時の対局が見れなかったのはちょっと残念です。

全日本女流アマチェア囲碁選手権を観てきた1

2009-03-15 18:07:32 | 雑談
朝起きてネットサーフィンしていると、
秋田囲碁ネット & よろずブログ」さんのところで、
全日本女流アマチェア囲碁選手権が開催されていることを知る。

エントリーをよく読めば囲碁ボケ記念対局でもお馴染み
タイゼム(現東洋囲碁)でチャットをしたことのある藤沢里菜ちゃんが、
ベスト8に勝ち進んでいるではないか。

外を見れば快晴。
こういう日は家にいるのが勿体無い気分になるので、
プロになる前の里菜ちゃんを一度拝見するのも良いかと、
ちょっと散歩がてらに応援にいってみることにした。

到着すると5回戦(ベスト8戦)の終わり頃、
里菜ちゃんの対局は既に終わっていて、
勝敗表を里菜ちゃんが記入していたので。
準決勝に勝ち進んだことがわかった(勝者が勝敗報告をする)。
お相手の須藤真理子さんは確かちょっと前の優勝者で、
ベスト8の選手の中で唯一名前を知っている人。
桑原陽子プロと姉妹でしたっけ?
凄いネェ。

他のベスト8戦では
成島奈津子さんと出口万里子さんの対局が、
両方とも時間切れが迫っている中での終盤戦。
今まで時間を切らさないために間髪入れずに打ち合う
いわゆる「叩き合い」というものをみたことがなかったのだけれど、
改めて目の当たりにして、その凄まじさに苦笑してしまった。

加えて途中で手と手がぶつかり合ってしまい、
石が飛んで盤面が乱れる場面も。
宝酒造杯に出てみようかと思っているのだけれど、
こういう切れ負けの碁は打ちたくないなぁ(汗)。

さようなら猿十番碁最終局総譜~そして伝説へ~

2009-03-10 20:55:23 | 棋譜
私から見て結果は3勝7敗。
定先で3勝3敗と具合のいい所で十番碁は終わった。

1年かけて十番碁を完遂したのに
どうも大団円
という感じがしなかったのは
お互いにこのまま終わりという気分ではなかったからだろう。

実際年が明けて1/3に、
私の打ち始めも兼ねて第2次猿十番碁が既にスタートしている。

そういう手前、
なかなか第1次の感想や第2次の抱負は述べにくいが、
この一年でハッキリ上達したという手応えみたいなものはある。
実際タイゼムも初段に戻ったし。

hexaさんとの対局を通して、
自分の得意なところ不得意なところ、
出来ること出来ないことが見えてきた。

背伸びをすることが減って、
例え相手の無茶をウッカリで受け損ねても
「実力だから仕方ない」
と粘れるようになった気がする。
勝ち碁も冷静に勝ちに結び付けられるようになった。

勿論それらの上達を第2次で発揮して
手合いを戻したい(4番勝ち越し)とは思っているが、
第1局の結果が既に出ているからねぇ(笑)。

(;SZ[19]PB[GoEisukeGo]PW[hexagoban]KM[0.5]
RE[B+11.50];B[qe];W[dd];B[qo];W[dp];B[nd]
;W[qj];B[ql];W[qg];B[jp];W[qq];B[oq];W[pp]
;B[mp];W[op];B[np];W[on];B[pn];W[om];B[pk]
;W[nl];B[oj];W[oh];B[pm];W[ni];B[oo];W[po]
;B[no];W[qp];B[ro];W[or];B[nr];W[pr];B[sr]
;W[rr];B[sq];W[rk];B[ol];W[mm];B[nk];W[mk]
;B[nj];W[mj];B[pj];W[dj];B[mi];W[od];B[oe]
;W[ne];B[pd];W[oc];B[pc];W[of];B[pe];W[md]
;B[nc];W[mc];B[nb];W[mf];B[li];W[kj];B[nm]
;W[io];B[ip];W[ho];B[hp];W[go];B[fc];W[fd]
;B[gd];W[fe];B[dc];W[ec];B[eb];W[ed];B[gb]
;W[ge];B[cc];W[hd];B[cd];W[gc];B[fb];W[ce]
;B[be];W[cf];B[bf];W[cg];B[gp];W[fp];B[fq]
;W[eq];B[fo];W[ep];B[ph];W[rf];B[nh];W[ki]
;B[re];W[rl];B[jo];W[jn];B[in];W[fn];B[gn]
;W[eo];B[hn];W[fo];B[jm];W[kn];B[hl];W[km]
;B[ml];W[jl];B[kh];W[mh];B[oi];W[lh];B[ng]
;W[mg];B[nf];W[me];B[rm];W[rh];B[bg];W[bh]
;B[ch];W[bi];B[dh];W[ej];B[fl];W[fm];B[ll]
;W[im];B[fr];W[mb];B[ob];W[hb];B[er];W[cq]
;B[kk];W[jk];B[jj];W[ji];B[ij];W[hm];B[ha]
;W[ia];B[ga];W[ib];B[ef];W[de];B[lj];W[jh]
;B[ah];W[cj];B[qi];W[ri];B[qk];W[rj];B[qf]
;W[se];B[qh];W[sl];B[sj];W[mn];B[nn];W[dr]
;B[ma];W[la];B[na];W[ko];B[kp];W[lo];B[lp]
;W[ag];B[af];W[kl];B[ds];W[cs];B[es];W[lk]
;B[kk];W[lk];B[mk];W[lm];B[ad];W[ai];B[kk]
;W[ag];B[lk];W[ah])

さようなら猿十番碁最終局-第6回-

2009-03-09 21:27:27 | 棋譜


黒121とクリックした瞬間、
右辺が取れなくなったのを悟った。
hexaさんは時間をじっくり使って白122.

ここで初めて目算。

「負けているかもしれないけれど細かいだろう」
と思っていたら、
細かいどころか20目も30目も足りないことがわかって愕然

ようやく慌てて
黒123-129、黒141-143。

必死になって取っ掛かりを探しているのがわかろう。
とはいえ悪あがきに過ぎない。

黒155は文字通り「最後のお願い」。
ここは取れないことはわかっている…が…。



白160がhexaさん痛恨の一着。
これ以外なら、どういう守りでも良い場面で欲張ってしまった。
黒163でアウト。
急転下の逆転劇であった。

190手完、黒11目半勝。

さようなら猿十番碁最終局-第5回-

2009-03-05 22:55:55 | 棋譜


黒109では当然、
上図のように黒1からアテていくところだった。
それが白90を危険といったゆえん。
コケてしまいそうな怖さはあるものの、
黒17まで中央の白は取れていた模様。
ここで勝負アリだった。
白10のキリには必ず黒11からアテるのがポイントっぽい。
何故だか知らないが黒1は全く考えなかった。



参考図が怖いといって、
実戦のように中央を捨てては何をやっているのかわからない。

さすがに「ちょっとまずいかな」と感じて、
今度は中央に穴アケと右辺を天秤に掛けて
黒113と新たな狙いを結構。

狙い通り黒119まで切り離して、
さて白120と打たれて右辺が取れるかどうかである。

(つづく)

さようなら猿十番碁最終局-第4回-

2009-03-03 21:30:31 | 棋譜
♪明かりをつけましょ ボンブログ~♪

今日はひなまつり…である以前に、
将棋A級順位戦最終日。
俗にいう「将棋界の最も長い日」である…らしい。
さっき将棋タウンのメーリングリストで知ったよぉ。

それを片目に猿十番碁の感想戦をつづけますか。



白76をみて、
「hexaさん、相変わらず定石知らないなぁ」
と思ったことを告白しよう。
hexaさんはhexaさんで中央を厚くしようという意味があったらしいが、
それならば他の定石選択もあったのではないか?

ただこれで私の楽観に加速をつけるという効果はあった。
黒87からの押しは
「コレで間に合っている」という気分の現れ。
ただ具体的に数えていたわけではなく、
やはり中央が大きかったかもしれない。

白90の押さえが危険。
ここは白Aとピンツギが良かった。



黒93-95が右辺を脅かしながら、
中央消しへの橋頭堡の確保。

そしてソレを止めた白96に
黒99からのシボリが狙い筋だ。

しかしそこまで打ったのに黒109が不可解で、
ここで活きようとしたのが図々しかった。

(つづく)