「基本手筋100」(土屋書店:石田芳夫著)
標準的な手筋問題集。
白先黒先混合。
大竹プロ(日本文芸社)や武宮プロ(筑摩書房)にも同名の本があり
検索してもなかなか出てこない(汗)。
そんな気のないタイトルだし
ブックオフの100円コーナーで、
「ちょっと問題の足しになれば」
と思って購入した本なので、
大したことがないと覚悟。
しかし盆休みの旅のお蔵から引っ張りだしたところ、
案外面白く解くことが出来、丁度良かった。
第1章 石を取る手筋(40問)
第2章 攻防の手筋(25問)
第3章 基本の手筋(23問)
第4章 腕だめし・実戦の手筋(12問)
タイトルの通り全100問とちょっと少なめ。
第4章は文字通り全局図を用いた実戦からの手筋。
結果まで手数が少なく、一本道の問題が多いのも、
「ポケット手筋200」と違い、ストレスなく解けた要因だろう。
ヨセの手筋などは含まれておらず、
豪快に決まるものがほとんど。
解説は第3章まで基本3図。
第3章では全局図も含め、最大8図。
現在の私の正解率は68%。
ここから考えるにネット初段前後に好適なのだと思う。
難点は問題のレベルがややバラついていることと、
一部の問題が「初手はAかBが考えられます」と、
選択肢で出題されている点。
こういう選択問題を、私が評価しないのはいつもの通り。
あと死活の問題が2題ほどある。
基本手筋だけに今解いている「攻め合いの達人」にも
全く同じ問題が掲載されており、
本書でないとダメいう部分はあまりない。
私と同じく、古書店で安くみつけたらということでどうぞ。
とにかく積読の問題集をドンドン解いて、
処分できるようにというスタンスです。
調整散々です(ホント)。