対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

大河ドラマ「平清盛」に囲碁シーン

2012-04-29 23:55:55 | 雑談
世間の評判はあまり芳しくないようだけれど、
何となく観続けているNHK大河ドラマ「平清盛」。

主人公の清盛があまり格好良くなかったり、
時間進行が今ひとつハッキリしなかったり(もう清盛30代?)
ホームドラマにしたいのか時代劇にしたいのか、
あるいは宮廷(政治)サスペンス(?)なのか、
今ひとつハッキリしない脚本にツッコミがないわけでないけれど、
目も覆うようなひどいドラマでもないと思う。

そんなわけで今日も何とはなしにチャンネルを合わせていたら、
囲碁対局のシーンが出てきて「をっ!」。
去年の何だっけ…えっと…えっと…。
(ホントに忘れたので『大河ドラマ』『のだめ』でググる)
」だ「GO!」。
「江」の時は事前に知っていたから、このブログでも取り上げたけれど(コレコレ)、
今回はノーマークだったから、
今年も囲碁シーンが観られるとは思わなかった。

肝心の場面はというと
ARATA演じる崇徳上皇と松田翔太演じる雅仁親王(後白河天皇)が、
時の帝の体調がすぐれないことについて語り合っているシーン。

肝心の盤面は良く見えなかったけれど、
右辺の黒を白が包囲しようとしている感じ…だったか?
平安時代は上手が黒だったっけ?

石の持ち方だけど、ARATAさんの打ち方は中々。
一方、松田君の打ち方は放り投げる感じで
ちょっと危なっかしく思えた。

「江」では桑本プロが監修を行っていたけれど、
今回は誰か監修したのかなぁ?

ドラマ「鍵のかかった部屋」に将棋!?

2012-04-29 09:55:55 | 将棋
フジテレビで月曜9時から放送されているドラマ(いわゆる月9?)
鍵のかかった部屋」の4/30放送回に
「女流(将棋)棋士(奨励会員)」という設定のキャラクターが登場する模様。
原作者の貴志祐介も棋士(竜王位)として登場

たまたまこのドラマはミステリ、佐藤浩市、戸田恵梨香というファクターに惹かれて
第1回、第2回とも観ていた(第2回は「猫弁」と2画面鑑賞)のだけど、
貴志先生が原作とは知らなんだ。

貴志先生が原作で、棋士が出てくるとはキシキシ…(謎)。
ちなみに貴志先生は記事にもしたことがキシキジ…(謎)。
将棋ファンなら名人戦観戦記を是非(笑)。
将棋好きの作家は多いけれど、思わぬところでつながるもんだな。

でも連休中だし出かけている人も多そう。
いや、中日のために帰ってきているか?
とりあえず私は、これはビデオにとっておかなきゃ、ですな。
ええ、未だ「ビデオ」ですが何か?

第2回放送の方はトリックの1部分(もう一捻りあった)はすぐわかったのだけれど、
全体としては原作があるせいか割としっかりした作り出し、
佐藤浩市が画面を締めていて、それなりに楽しめる内容と思います。

日本棋院提供の棋譜閲覧ソフト

2012-04-27 23:55:55 | 雑談
日本棋院から棋譜閲覧ソフト「Kiin Editor」がリリースされた。
無料。

早速インストールしてみたが、
まずは標準的なソフトと思う。

日本棋院推奨のUGI形式の棋譜の他、
ネットでは一番主流のSGF形式、NGF形式を再生可能。

局面の画像化や、検討機能
形勢判断機能、棋譜管理機能といった一通りのものは揃っている。

しかし局面がpng形式でしか保存できなかったり、
最も優れた棋譜再生ソフトと思われる「multigo」と比べると、
複数の棋譜をまとめて管理できる棋譜管理機能が
長所といえば長所だけれど、
対局者や日付でソートできる程度で、
局面検索の機能などはない…と思う。
まぁ無料だし。

インストーラー形式でしかインストールできないところや、
Macは無視しているのも不満。

悪くはないけれど期待を決して超えない作りこみのツメの甘さが
如何にも日本棋院のソフトだなぁと、イヤな目が発動。

「情報会員はこれを利用して日本棋院のデータベースの棋譜を閲覧できますよ」
という呼び込みが狙いのようだけれどどうか?!

カツラの棋士?!

2012-04-26 22:15:15 | 将棋
カツラはカツラでも碁盤の桂ではなく鬘。

ブログ「囲碁を遊びつくすよ」さんによると、
将棋の佐藤紳哉プロがニコニコ生放送での大盤解説で、
コスプレやらカツラをするやらして沸かせたそうな

先週のNHK杯に登場するというので、
気になって最後の方だけチラッとみたけれど、
確かに茶髪のカツラをつけている。
通常は謙さん風の髪型なのだけれど。

元々、佐藤プロは若手の頃の棋士としての目標に
「歌って踊れる棋士」
と書いたり、趣味の欄に
「ナンパ」
と書いたり、
「将棋界のキムタク」
と自称したりした経歴があるので、
今回の暴挙(?)もさして意外ではない。

上の「将棋界のキムタク」も
髪の毛が薄くなったことで自然消滅していたので、
それを逆手にとって、再び注目を浴びたということで、
多分、ご本人としてはしてやったりだろう。
優男風の顔立ちなのでEXILE路線はちょっと無理があるし。

ただカツラ芸って、最初のインパクトはあるだろうけれど、
惹きつける効果は最初の方だけだし、
一発芸として賞味期限が極々短いような気がする。
一般の芸人でカツラ芸をメインとしている人が少ないのも、
その辺りに理由がありそう。

まぁ、本人が楽しんでやっているのだし、
少しでも将棋に注目を集めることが出来れば御の字かもしれないが、
あまりこういうのが浸透すると、
変なことをやるのが普通になって、
極普通の解説というのがやりづらくならないか気になる。
楽しませる姿勢は賛成だけれど、劇薬過ぎないか?

「カツラ」で注目した人がそのまま
将棋に注目し続けてくれるとは思わないんだよなぁ…。
というか、同じ悩みを抱えている(?!)一個人としては
「カツラ芸って、面白いか!?」

棋士が選ぶ、好きな棋士ベスト10【後編】

2012-04-25 22:55:15 | 雑談
つづき

ただその分、他の順位を予想する楽しみもあるわけで、
これはこれで上手いスタイルなのかも。

恐らく江戸時代からは本因坊道策、本因坊秀策の2人が、
昭和から呉清源、坂田栄男、藤沢秀行の5人がランクインするのは固いところ。

更に対象であるのが不本意ながら現代を代表する棋士として、
加藤正夫が入るのも、多分間違いないだろう。
人柄から言っても棋風からいっても、まず外れようがない。
外れたら…、どうかしてるゼ

となると上記6人に10位の秀栄を加えて残りの枠は3人となるが、
これがなかなか難しい…。
近世から安井仙知(知得)、本因坊秀和、本因坊秀甫。
近代から木谷実、岩本薫などが候補として思い浮かぶが…。
ただいずれも秀栄丈和と比較すると弱点があって、
「ホントに上に来るのか」という気がする。

安井仙知は名人碁所にはならなかったし、
知得が入るなら「元丈はどうなる?」ってことになるし、
何より…地味(失礼)。

秀和も名人碁所になるかという肝心なところで、
松本因徹に足元をすくわれたという大失敗があるんだよなぁ。
そこが魅力でもあるのだけれど、晩年は不遇だったというし…。
治勲先生は一票入れていると思う。

秀甫は実力的には申し分ないのだけれど、
時代的に好敵手に恵まれず、血涙を振り絞った一番がないのが少し弱い。
古碁では私の一押しなんだけれど、近代一押しの高川先生が次点だからなぁ…。

木谷先生はタイトルは確か1期だったと思うので、
数字的実績でちょっと印象が弱いかも。
ただ木谷門は何といっても囲碁界の最大勢力だから…。
その功績と人柄、そして「新布石」ということで入るのかなぁ。

岩本先生も同様に碁の内容と同時に、その人柄を讃える声を良く耳にするので、
迂闊に除外することは出来ない。

あるいは「無冠の帝王」梶原武雄が入ってきたりすると非常に面白いとは思うが…。
求む!意外な隠し玉!

ちなみに古本屋で見かけた10年以上前の「棋道」に掲載されていた、
世界アマ選手権での「好きなプロ棋士」1位は藤沢秀行だった。
門下生の票は固いし、今回も呉清源と1位を争いそうな気がするが、
さて、どうなるか?

あれこれ妄想しながら、今後の順位に注目したいと思う。

今週号の週刊碁は「お悩み天国」に三村先生の質問が載ったり、
「現代トップ棋士の棋風を探る」という連載が始まったり(第1回は山下敬吾)、
久々に値段相応の読みどころの多い号だった。
特に毎度のことながら「お悩み天国」の治勲先生の回答は、
ウィットに富んでいて深いわぁ。

棋士が選ぶ、好きな棋士ベスト10【前編】

2012-04-24 22:15:55 | 雑談
週刊碁の「棋士が選ぶベスト10」シリーズに
「好きな棋士ベスト10」が登場。

今回は「現役棋士を除く」という以外は
特に制限はなしということで、
古今東西の棋士の中で果たしてプロ好みの棋士は誰か!?
と、大変興味深い企画。
実際に選んだプロが「どういうところ(棋風)が好き」か、
具体的に局面を示して説明しているのがさらに良い。

そして今回は早速、第10位が発表されたが、
何と…本因坊秀栄!!

「名人中の名人」「コミなし白番のお手本」と言われ、
20に同じアンケートをとったら、
まず上位は固い大棋士。
それが168人×3票のうち10票しか集められないとは
ビックリもいいところだ。

さらに驚くべきことに今回は次点も発表されたのだが、
それが高川格と本因坊丈和!!
「前(棋)聖」丈和が「選外」となると、
他の順位がどうなるか全然読めない。

「好き」なので、あるいは碁の強弱だけでなく、
自然と人柄とかも加味されているということだろうか?
あるいは最近の棋士は古碁に興味がない?!…ということもあるのかも。
それとも思いの外、票が割れたのか、あるいは一点集中したのか…。

そんなこんなを考えてはみたが9位以降は、
また折をみて発表ということでオアズケを喰らった格好。
うーん、いけずぅ。

ただその分、他の順位を予想する楽しみもあるわけで、
これはこれで上手いスタイルなのかも。

(つづく)

「猫弁」

2012-04-23 23:15:55 | 雑談
ドラマ原作大賞を受賞したというTBSの「猫弁」を視聴。
講談社とTBSで共同での募集ということらしく、
受賞した方がドラマの方の脚本も手がけたとのこと。

昔、どこぞの団体がやっていた「○碁マン○原作大賞」も、
どこかとタイアップすれば良かったのかなぁ…、
少し囲○と絡めて考えちゃったり。
少なくとも原作をどう媒体に載せるのかは、
決めておかないと駄目だったね。

(以下、ちょっとネタバレ)

さてドラマの方だけれど、
個々の役者さんが持ち味を出して好演しているし、
登場人物は基本、皆善人だし、
何より終わりがハッピ-なので気分良く鑑賞。
作りがしっかりしたドラマでもやっぱり後味が悪いのはちょっと…。
(「ストロベリー・ナイト」とか)

ただし話の筋立ては「大誘拐」、キャラクターは「3丁目の夕日」を、
そのまま持ってきた感じでワクワク感はあまり…。
見ていくうちに結末が読めちゃって…。

それと複数の伏線を2時間で強引にまとめようとしているので、
ご都合主義的な筋書きがどうして目立ってしまうのがツライところ。
最後のエンディングに関しては
「そうくるとはわかっていたけれど、(現実的に)ねーよ(笑)」
方々でツッコまれていそうな気がする…。

面白いは面白いけれど、むしろ連続ドラマにして、
主人公とヒロインの恋の進展とか個々の登場人物をじっくり描いた方が、
よりキャラクターが引き立って面白さが増しそうな気がした。
そういう点でちょっと勿体無いかな。

ミステリ作家の観戦記

2012-04-21 11:55:15 | 将棋
朝日新聞紙上で今日から「チームバチスタの栄光」の著者、
海堂尊による将棋名人戦観戦記の連載が始まった。
海堂さんが将棋ファンということは以前とりあげた

作家による観戦記は囲碁では昔はよくあったらしく
有名なところでは川端康成の「名人」があるけれど、
近年では数少ない。
将棋では去年、朝吹真理子さんによる観戦記が日経新聞に掲載された…らしい。

今回はお城将棋400周年という位置付けでのイベントで、
他にも芥川賞作家奥泉光さんによる観戦記が第5局に予定されているようだ。
ルーティンワーク的に紙面を作られるより良いと思うし、
囲碁でもいろいろと模索して欲しいものだ。

張栩の黒猫のヨンロ

2012-04-19 22:15:15 | 雑談
日本棋院からiPhone&iPad新アプリ「張栩の黒猫のヨンロ」が発売された。

タイトルの語呂悪くねぇ!?

つまり「張プロの創作した四路の世界(パズル)を、
黒猫のヨンロと一緒に旅していくゲームアプリ」

略して「張栩の黒猫のヨンロ」…
…略になってねぇ…。

とにかく内容は平たく言えば、
よんろのご」のiPhone&iPadアプリだ。
アイテムが林檎から猫に変わっただけ。
うん、これでスッキリ。

細かい中身についてはダウンロード(購入)してないので何ともいえない。
「よんろのご」もそうだけれど、どうしても邪魔したくない気持ちが強く、
ちょっと(正直な)コメントがしづらい。

四路問題は勿論、四路盤を用いたストーリ仕立ての囲碁入門などもある模様。
オープニングキャンペーンで170円(通常250円)ということだけれど、
取り立てて欲しいというアプリではないので手が出ない。
囲碁を知らない家族に贈ってみる手もあるけれど…。

というかリリースが噂されている「幽玄の間 for iOS」はどうなったの?
気長に待ってはいるけれど、i碁BOOKSのアプリ欄がいっぱいになっちゃったし、
これで「出ません」となったら、さすがにムッとするかも…。

それに本やアプリのラインナップが増えてきているのは凄く良いと思うけれど、
既存のアプリがユーザーの声に中々応えてくれないため、
どんどん評価を落としている(というか注目されていない)のが気になる。

概して評価の高いアプリというのはアップデートを重ねて、
コンスタントにユーザーの目に留まるようになっているものだけれど、
そういう意識はあまりないのかなぁ…。