対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

言いまつがい

2010-07-31 19:29:24 | 雑談
携帯のプラン変更にいった。

正確には一昨日、一度ショップの方に行って、
変更してもらったのだが、
その後、ネットで調べて
「他のプランの方がいいのでは?」
と思ったので、それを確認しにいったのだった。

ただ変更したばかりだし、
またその時に下調べが不十分だったため
店員さんに何度も説明してもらったこともあり、
再度不勉強から変更となると何となく気恥ずかしい。
ということで最寄り駅の他の店舗へ
近所にはショップが2、3店舗ある。

店内に入って、パッと最初に目が合った店員さんをみて
ん?

あ、あなたは一昨日
プラン変更手続きしてくれた店員さんではないか?

思わぬ出来事に動揺した私は一言。
「あの…明後日プラン変更したもので…あ、あれ?」

新刊棋書情報「やさしい死活」

2010-07-29 21:27:15 | 棋書
タイトルに見覚えがあったので、「そうじゃないかなぁ」とは思っていたが、
MYCOMの新刊「やさしい死活」は、
1978年に成美堂出版から出版された、
同名の上下2巻本を1冊にまとめたもの。
恐らく前半第1章~第3章が上巻、
後半第4章から第6章が下巻からと思われる。

第1章、第4章で死活の色々なパターンを解説、
第2章、第5章で練習問題、
第3章、第6章でテストというのが基本の流れ。
「やさしい」というほど「やさしく」はない。
「初段合格の死活」と同程度の難易度なので、
ネット碁初段前後向けだろうか?

第1章、第4章は解説といっても、
色々な基本詰碁のパターンを見ていこうというもの。
それほど分類されているという感じはしない。

基本は1ページ1題で裏に解説という形だが、
第3章の「一手の死活、三手の死活」は
1ページ3題で、その裏に正解のみ1図ずつという、
シンプルな作りになっている。

ただそれを差し引いても解説81型、
問題211問という分量は魅力。
「この本だけを繰り返せ!」というコピーは肯ける。

著者の工藤プロは「すべての囲碁ファンにささげる本」(旧題「碁キチにささげる本」)で、
「死活は基本10型を身につけよ!」と説いているが、
本書もその教えに沿った本に仕上がっていると思う。

新刊棋書情報「張栩の実戦に学ぶ コウの考え方」

2010-07-28 20:00:10 | 棋書
アナウンスが遅かったので
「今月は出ないのかな?」
と思っていたMYCOMの新刊、
張栩の実戦に学ぶ コウの考え方」を店頭で発見。

内容はタイトルそのまま、
張プロの実戦で生じたコウの手所を詳しく解説した本。
構成は「張栩の特選詰碁」でもコンビを組んだ王唯任プロ。

一応「序盤のコウ」「中盤のコウ」「終盤のコウ」と章分けされているものの、
体系だったコウの考え方というのがあるわけではなく、
どちらかというと全27局に生じた「コウの魔術」を鑑賞するという感じ。
プロが構成を担当しているだけあって(?)、中身は濃厚で妥協がない。
「張栩プロだからこそ語れる」という内容になっているように思う。
要所に入っているコラムも、目新しさはないが良いアクセントになっている。

巻末にはテーマで採用された棋譜の総譜が載っている。
総譜といっても4譜(【追記】最大6譜)にわけられており、
短いながら一口解説もあるので、棋譜並べにも使える。

私はこういう「プロでも参考にしそうな」本が
もっと沢山出て欲しいと強く望んでいる。
また本書は打碁集としても使えそうなので、
すぐにとは言わないが、いずれは購入することになるのではないかと思う。

新刊棋書情報「どんどん解く隅の手筋150・辺の手筋150」

2010-07-26 22:25:27 | 棋書
ちょっと夏バテ気味で紹介が遅れたが、
「どんどん解く隅の死活150」「どんどん解く辺の死活150」に続き、
どんどん解く隅の手筋150」「どんどん解く辺の手筋150」が出ている。
大和証券杯の帰りにあっじょさんと八重洲囲碁センターに寄ったら見つけました。

「死活」の時や「世界の新戦法」の時に「日本囲碁連盟から」と書いたが、
正確な出版社は「自由国民社」。
…聞いたことない出版社だけれど。

さて「手筋」の方だが、「死活」に比べて明らかに難しい。
最初から「単純なゲタ・シチョウ・オイオトシ」というような問題はなく、
そこからちょっとヒネった問題が続く。
もっとも有段者ならばサクサク解いて欲しいレベルではあるが、
ひと目の手筋」と平行してやるのには不向き。
「ひと目の手筋」を完璧にした後に手に取るべきだろう。
「石を取る」というような、
割と解答を読んですんなり手筋の効果が
理解しやすい問題が収録されているようだ。

1ページ1問、解答2図。
「隅」と「辺」分けた理由は今ひとつ意味不明だが、
2冊合わせれば300問と、悪くない分量なのではないだろうか?

第3次猿十番碁第5局総譜

2010-07-24 23:18:51 | 棋譜
本局で負けて、
この手合い割でも1番負け越しに戻りました。

だらしないの一言ですが、
実力だから仕方ない。
夏だし、くどくどとは書かず、
次の対局にまた備えたいと思います。

(;AB[pd][dp]SZ[19]PB[GoEisukeGo]PW[hexagoban]
KM[6.5]HA[2]RE[W+3.50];W[pp];B[dd];W[cj]
;B[ch];W[cm];B[jd];W[fq];B[fp];W[gp];B[eq]
;W[fo];B[ep];W[fr];B[go];W[hp];B[co];W[fn]
;B[qn];W[pn];B[pm];W[on];B[qp];W[qo];B[ro]
;W[po];B[rm];W[qq];B[rp];W[om];B[pl];W[ol]
;B[dm];W[dl];B[ho];W[ip];B[fm];W[em];B[dn]
;W[fl];B[gm];W[en];B[im];W[gl];B[hl];W[in]
;B[io];W[jo];B[hm];W[jm];B[jl];W[kl];B[km]
;W[jn];B[kk];W[ll];B[ik];W[bn];B[cn];W[bm]
;B[bo];W[er];B[cq];W[hk];B[hj];W[gk];B[il]
;W[ij];B[ii];W[jj];B[jk];W[ji];B[lk];W[ml]
;B[li];W[ih];B[pq];W[oq];B[pr];W[qr];B[or]
;W[nr];B[nq];W[os];B[op];W[ps];B[oq];W[mr]
;B[mq];W[lr];B[lq];W[kq];B[ns];W[qs];B[ok]
;W[nk];B[nj];W[oj];B[pk];W[mj];B[ni];W[mk]
;B[ki];W[mi];B[jh];W[hi];B[kj];W[gj];B[mh]
;W[nh];B[oi];W[lh];B[mg];W[lg];B[jg];W[mf]
;B[ng];W[oh];B[pi];W[le];B[kh];W[og];B[nf]
;W[ne];B[of];W[od];B[pf];W[pc](;B[kf];W[lf]
;B[hc];W[qd];B[kr];W[jr];B[pe](;W[rc];B[mc]
;W[nc];B[md];W[me];B[ek];W[el];B[hg];W[dr]
;B[cr];W[bi];B[bh];W[kc];B[kd];W[ld];B[jc]
;W[lb](;B[kb];W[lc];B[eh];W[gh];B[gg];W[fh]
;B[fg];W[rf];B[qg];W[rh];B[rg];W[sg];B[re]
;W[qe];B[qf];W[sf];B[ri];W[qh];B[ph];W[se]
;B[dj];W[dk];B[ci];W[bj];B[rq];W[ks];B[rr]
;W[ms];B[rs];W[ns];B[ej];W[ig];B[if];W[ah]
;B[ag];W[ai];B[bf];W[cs];B[bs];W[ds];B[ar]
(;W[si];B[sj];W[sh];B[qi];W[rd];B[jb];W[ke]
;B[je];W[oe];B[pg];W[ka];B[ja];W[la];B[hh]
;W[fi];B[ii];W[ih];B[ei];W[ao];B[ap];W[an]
;B[fj];W[gi];B[eo];W[kg];B[jf];W[ln];B[ig]
;W[ii];B[dq];W[fk];B[tt];W[tt])(;W[ja];B[ka]
;W[jb];B[ib]))(;B[lc];W[kb];B[mb];W[jb];
B[ib];W[ma];B[ja];W[nb]))(;W[cc]))(;B[qd]
;W[if];B[jf];W[hd]))

第3次猿十番碁第5局第2譜

2010-07-23 23:55:55 | 棋譜
金曜ロードショー「となりのトトロ」のラストシーンで目頭が…。
何度観てもあのシーンはツボであります。

実戦図4(128-161手)


ここで私は黒1を利かして、3と守った。

参考図1


黒1と右辺を守りたいのは山々谷々だけれど、
上の図のように白2から4みたいな手で攻められたら、
生きた心地がしないし、すぐ負けだろう。

参考図2


黒7とここで戻ったのはおかしいかもしれない。
白8では参考図2白1のように三々入ってしまえば、
大差で勝負は早かったろう。
「取りかけにこられるのが怖かった」
とはhexaさんの感想だが、とても黒はそんな身分ではない。
優勢になるといろんな不安が生じてくるのか、
あるいはあまりに優勢過ぎて、ユルめる気分が働いたか?

参考図3


実戦図4の黒25では参考図2のように打って、
黒7まで先手でヨセるところだったか?

ともあれ実戦は左上をそのまま囲えることになって望外の地に。
その分、右辺に実戦図4白34と食い込まれるのは仕方ない。

実戦図5(162-198)


大ヨセに入り、双方まずそうなヨセ手順。

参考図4


実戦図5の白32辺りで、参考図3白1とオクべきだったと、
局後真っ先にhexaさんは反省していた。
黒2で3と一子を助ければ、白先手ヨセになって上手い。
碁会所のおっちゃんに教わった手だそうな。
「なるほど~」
と感想戦の時には感心して聞いていたが、
改めて考えてみると、
参考図4黒2と2子にして捨てれば後手になりそう。
この場合は「碁会所のおっちゃん」の手は不成立か?

黒37のツギ辺りでは曖昧な目算から
まさか、もしや
という期待も出たが…。

実戦図6(199-223)


hexaさんは「数えキリ」。
いわば私はお釈迦様の手のひらで踊らされていた孫悟空だったようだ。

コミは出ず白の3目半勝。
尚、白21の手入れは不要である。

第3次猿十番碁第5局第1譜

2010-07-22 22:31:51 | 棋譜
PCが頻繁にフリーズするので更新しづらい…。
スッカリ漬物状態の猿十番碁第3局を急ぎ振り返る。

あっじょさんとの対局までは確か5連勝だか6連勝だかで、
その月は負けがなかったのだが、
あっじょさんとの対局…というか歩様の負けで、運気が一転。
確か本局の前では打ち分けという状態だったか。

ただ2子局でもあるし、
ワールドカップ1次リーグ、
日本対デンマーク戦の直後の対局だったこともあって、
当然必勝の気概で挑んだ。

実戦図1(1~34手)


しかし実際は観戦疲れでちょっとボーっとしていたか?
黒4・6の布石は予定していた布石ではなく、
「何となく」そこに手がいったのだが、
白5・7「大ゲイマ+小ゲイマ」の両ガカリに対して、
何も予習していなかったのだから、ここでは問題だった。

何とか形っぽく打っては見たが、
左辺にあまり響かず、また下辺も模様化して早くも嫌な感じ。
その感覚が黒34の動き出しに繋がったのだが、
これも私の腕では少々無理気味だった。

実戦図2(35~75手)


黒2のツケと格好ツケてみたが、ヨミが伴っていない。
今更尻尾を逃げるわけにもいかず、
おもく(IME変換が出来ない?!)黒41まで逃げ出してみたが、
ダメを打っているようなもの。
しかし下辺に狙いがあった。

実戦図3(76~127手)


黒76のキリがそれで、
これがあるから中央のダメ打ちに甘んじたのだが、
何とこれが不成立

「時と場合によるんですよ」とはhexaさんの話。
知識に頼り、ヨミをオロソカにした私がオロカだった。

諦めて黒19から封鎖にかかるが、ここも止まらない。
局後、他の封鎖も検討したがどうも止めようがないようだ。
やることなすこと裏目という状況。
怨めしや

ブラ散歩

2010-07-19 23:17:31 | 雑談


良い天気で暑かったので、
ちょっと砂浜がみたくなってお台場へブラリ。
もっとも水着のお姉ちゃんはいなかったけれど…。
それを求めるなら大磯辺りまで大急ぎでいかないと?!

軽く散歩して六本木に戻るつもりでしたが、
海浜公園で「海の灯まつりinお台場2010」というのが開催されるということなので、
結局夜までフジテレビ辺りをブラブラしていました。
イブラヒモビッチ

年に3日しかない光景がみられて、ちょっと得した気分です。

お台場にはゆりかもめやりんかい線を使う人が多いと思いますが、
私のオススメは浜松町ないし大門まで電車で行って
貿易センタービルのバスターミナル(または浜松町駅前)から出ている
「ビックサイト行き」の都バスを利用すること。

ビックサイトまではお台場をぐるりとまわることになるので
ちょっと時間が掛かりますが、
フジテレビ前ぐらいまでならレインボーブリッジを渡って20分程度。
運賃も200円とリーズナブルに観光できます。
本数は平均で1時間に3本程度ですが…愛用(?)しています。

乳(仮)十番碁プレマッチ解説(後編)

2010-07-19 11:15:23 | 棋譜
【記】大和証券杯ネット囲碁レディース決勝の記事に、図面を追加しました。

シーン3(85-102手)


黒1と中央を目一杯囲ってきた。
対して白も白14は待望の一手。
右上の黒がこのままでは生きがないと判断していたので、
これでやれるかもと考えていた。

ただ白18は味消しで、
白Aならば△のシッポは取れていたかもしれない、
というのが局後の検討。

シーン4(105-131手)


黒1は最初、意味が分からなかったが、
黒3をみてオイオトシの狙いを知る。
そんなバカな…
と思ったものの、すぐに有効な対策が浮かばない。
この辺りは秒読みに入っており、
とりあえず時間を目一杯使って逃げるよりなかった。

時間つなぎに白16を打った後、
ようやく白18に思いが至ったが既に時遅し。
白16が中央の断点を手順に解消させる大変な悪手になっており、
敗勢である。
オマケに「取れるかも」と思った、右辺の黒も、
黒27までアッサリ生きられて、もうやけっぱち。

シーン5(終局図)


△を犠牲に膨大な中央の中で居座ったが、それでも足りない。
上辺黒△と打たれて、
三子が助からないことを確認して投了。
シーン4の悪手がここで響いている。

ただ改めて数えてみると3子が取られなければ盤十の形勢。
コミなしなので大敗には違いないのだけれど、
対局中感じていたよりは形勢は開いていなかったようだ。
やはりコミなしということを強く意識し過ぎたのと、
「歩様の敵討」という意識が強過ぎて、
中盤冷静さを欠いたところがあったのかもしれない。
まぁ、完敗ですが。

というわけでこの結果を受けて、
今後行う十番碁は「互先がいいでしょう」ということに。
猿十番碁もあるので日程等はまだ決まっていないが、
宝酒造杯に勝つ」ということをコンセプトにしており
30分+30秒と時間を厳密やる(本局もそのルール)ということで合意している。