片岡プロの新著「一番やさしい形勢判断法」。
(1)石の形・働き
(2)石の強弱
(3)地の比較
の三点に着目すれば、いわゆるオーソドックスな方法である
「地を数える」ことは「必要はない」
と説いた一冊。
しかし(3)は数えずにどう比較するのだろう…?
目分量?
全部で35のテーマ。
テーマとなる局面から3つの選択肢が示され、
読者は局面図に付随している「ヒント」「着眼点」を元に、
形勢判断をし、それに基づいた正解を探す構成になっている。
構成は内藤由起子。
アマチェアの一般的な対局時間を勘案すると、
とても「数えてなんていられない」というのが
多くの人の本音であろうから、
「数える」以外の形勢判断を説いているのは賛成。
しかし実戦では選択肢は限定されて出てこないし、
ましてはヒントなんてトンでもないということを考えれば、
本書がどの程度、実用的かはやや疑問である。
方法自体も他の本で目にしたことがあり、
この程度ならば正確かどうかは別として、
私も普段からやっている。
「筋・形」から判断するよくある本の最新に過ぎないというのが実感。
形勢判断に関する新しい本ならば個人的には、
NHK杯などの棋戦でプロが実際どのように形勢判断し、
そのレベルに少しでも近づくためにアマチェアはどう取り組むべきなのか、
そんな内容の本が読みたかった。
ただし巻末に本書で取り上げられている対局の
総譜が掲載されているのは良い。
だいぶこういった形式がデフォルトになってきたのは嬉しいことである。
(1)石の形・働き
(2)石の強弱
(3)地の比較
の三点に着目すれば、いわゆるオーソドックスな方法である
「地を数える」ことは「必要はない」
と説いた一冊。
しかし(3)は数えずにどう比較するのだろう…?
目分量?
全部で35のテーマ。
テーマとなる局面から3つの選択肢が示され、
読者は局面図に付随している「ヒント」「着眼点」を元に、
形勢判断をし、それに基づいた正解を探す構成になっている。
構成は内藤由起子。
アマチェアの一般的な対局時間を勘案すると、
とても「数えてなんていられない」というのが
多くの人の本音であろうから、
「数える」以外の形勢判断を説いているのは賛成。
しかし実戦では選択肢は限定されて出てこないし、
ましてはヒントなんてトンでもないということを考えれば、
本書がどの程度、実用的かはやや疑問である。
方法自体も他の本で目にしたことがあり、
この程度ならば正確かどうかは別として、
私も普段からやっている。
「筋・形」から判断するよくある本の最新に過ぎないというのが実感。
形勢判断に関する新しい本ならば個人的には、
NHK杯などの棋戦でプロが実際どのように形勢判断し、
そのレベルに少しでも近づくためにアマチェアはどう取り組むべきなのか、
そんな内容の本が読みたかった。
ただし巻末に本書で取り上げられている対局の
総譜が掲載されているのは良い。
だいぶこういった形式がデフォルトになってきたのは嬉しいことである。