対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

新刊棋書情報「天下五目の必勝戦略」

2008-10-23 21:53:29 | 棋書
待望の「天下五目の必勝戦略」(MYCOM)が発売。
元は「月刊碁学」という雑誌の別冊として発売されたもの。
電子出版の形で、政光さんのサイトで発売されている。

タイトルの「天下五目の布石」については、
すべて囲碁ファンにささげる本」(旧版:「碁キチに捧げる本」)
にダイジェストが掲載されている。
また記念すべき(?)第1回「新囲碁ボケ記念対局」で私が採用。

戦略そのものは取り立てて難しいことはない。



図のように大場先行で打ち進めるのが基本の構え。
こう打つことで左下半分を星目(9子)のように打てるのが、
この打ち方の眼目だ。

しかしむしろ本書の本当の狙いはその「天下五目の布石」をベースに、
囲碁の「攻め」や「厚み」といったことの考え方を伝えることにある。
あくまで「天下五目の布石」は教材に過ぎず、
「打ち方」より「考え方」に重きをおいているようだ。

とはいえ上手の応手に対する詳しい説明など、
部分部分の打ち方に関しても非常に細に穿ち、
丁寧に解説。
Q&Aや「天下五目の布石」を用いた「プロプロ置碁対局」など
分厚い文庫にギッシリ詰まった情報の密度は濃い。

内容が多岐に渡るため、
とても立ち読みでは評価を下しがたいが、
じっくり腰を落ち着けて一度読んでみたい本なのは間違いない。

猿十番碁第8局開催

2008-10-22 22:13:44 | 雑談
えっと…空気を読まない中日と巨人と敬吾は嫌いなGO!です。
本当は敬吾はそうでもないですが。
♪世界のタイトルとーれよー♪

最近囲碁の事情に疎くなってきて、
ここに書く話題が減ってきたと思っていたのですが、
さにあらず。
名優緒形拳さんの訃報や、竜王戦開幕なども、
数日後に知る始末で、単に世間に疎くなっていただけでした。
竜王戦はそろそろかなーと思っていたのですが。

で、これはいかんと中断していた猿十番碁の再開を決意!

日時:10月24日(金)
場所:KGS(棋聖堂々サーバー)

ま、まっさらな状態ですが、
これを種にJOJOに復活していけたらと…。
URYYYYYYY!!!
囲碁よろしく。

優先順位

2008-10-16 05:25:43 | 雑談
囲碁の優先順位が落ちている。
昨日も囲碁に関するイベントがあったのだが、
他の用事に塗りつぶされてしまった。

存在自体を忘れていた日本代表よりはマシだけれど。

とりあえず11月3日の囲碁フェスティバル2008は参加予定。
ここら辺りで囲碁熱を再燃させたいな。

予定としては10月10日に天元イベント(謎)、
また「読書の秋」ということで、
棋書評をドンドンアップさせるつもりだったのだが、
アクセス数からするとあまり棋書に関する話題に、
ニーズがなさそうなので力が入っていない。
既に読み終えてアップ待ちの本は溜まっているのだけれど…。

あまり打っていない

2008-10-11 14:51:24 | 雑談
ここ1ヶ月ぐらいタイゼムで打っていない。
実際に無料会員の規約が変わったのかどうか確認すらしていないが、
昇級の一局を残して、いつか打とうと思っているうちに
現在にいたってしまった。

どうだろう?
今も以前と変わりませんか?

一つわかったのは現在の程度の囲碁熱だと
月15局しか打てない幽玄の間無料会員でも
何とかなってしまうということだ。
相手からの申し込みを待つスタンスでも、
無茶苦茶相手がいないということもない。
マナーもタイゼムほど悪くないし(良いというわけでもないが)、
サポートを「必要かな」と思った対局は1回だけ。
実際は最後に相手が根負けした形で終わった。

以前、幽玄の間の無料会員制限についてアレコレ書いたが、
案外始めたばかりのまだ囲碁熱がそれほど燃え盛ってない人には、
このぐらいでも十分なのかかもしれない。

新刊棋書情報「チョ・フニョン名局撰集(下)」

2008-10-08 20:02:43 | 棋書
上巻が2003年の4月に出てから、
「いつ出るのか、いつ出るのか」
と言われつづ…けるほど売れてはいないかもしれないが、
ついに出た「薫鉉(チョ・フニョン)名局撰集(下)」。
林檎の人、字が化けたらごめんなさい。

本書では42歳(1997年?)から49歳にかけての、
世界での活躍を掲載している。

1局を10譜前後に分けて、12局。
作りは平凡だが、装丁といい上品、丁寧な感じが漂う打碁集だ。

何といってもプロは「囲碁皇帝」とも言われ、
現在の韓国囲碁隆盛の礎を築いた人。
20代まで日本で修行し(瀬越門下)、日本とも関わりは深い。

囲碁の中心が日本から、
中韓に移っていったプロセスを俯瞰する意味でも、
囲碁ファンなら一度は目を通しておきたい一冊だと思う。

カフェ棋戦

2008-10-07 06:25:06 | 雑談
ずっと知らなかったのだけれど、
9/27の女流9路盤棋戦「妙花」は、
日本棋院でなく日本棋院の近くのカフェで行われたのですな。

こういうのっていいですね。

勿論、地方遠征して
由緒ある場所で一局というのも大事なのですが
「プロは観てもらってなんぼ」
という観点からなら、
こういう洒落たところで一局というのも十分アリだと思うのです。

今回だけでなくまた別の機会で
こういう公開対局がないかなぁ。
例えばイケメン棋士が進出した、
今度の阿含桐山杯決勝とかどうだ(笑)?

「ガリレオ」

2008-10-06 06:33:20 | 雑談
土曜日の夜は「ガリレオ」のスペシャル番組を観ました。
でもあれは「0」じゃなくて「シータ」ですよね?

連続ドラマの時も気になっていたのだけれど、
何となく観る機会を逸してしまって。
「ガリレオ」の登場人物がベストセラーにして映画公開されている、
「容疑者Xの献身」と一緒ということを初めて知った次第。
つまり読んでいないのです。
すまん。
今度読んでみます。

さてドラマですが、大体スタートで大まかなトリックやオチは
読めてしまったので専ら世間一般が「理系」というものをどうみているのか、
それを中心に楽しみました。
一応自分もカテゴリーは理系ですから。

随分と格好良く描かれていましたが、あれはやっぱり
「福山雅治やっているから」
格好良いんでしょう。
仮に私が同じことをやっても、失笑を買うのがオチになるのは見えています。
いわずもがな?

ただその思考回路とかは、極理でない私にも結構通じるところがあって、
理系的行動パターンというのは、確かにある。
そこは可笑しく観ていました。

一方、同じく理系学生を演じた長澤まさみは、
あんまりそれっぽくなかったですね。
長澤まさみ自体は嫌いではないのですが、
あんまり役者としては上手ではないような気がします。

新刊棋書情報「覚えておきたい基本戦法」

2008-10-04 23:36:04 | 将棋
平野正明の碁スクールの11冊目「覚えておきたい基本戦法」。

タイトルからすると「三連星」や「中国流」といった、
布石を解説しているのかと思ったが、さにあらず。
「攻め」や「攻め合い」といった戦略の「コツ」と解説した本だ。

「攻め」の本は数多く出版されているが、
どうも特殊なケースだったり、難解だったりして、
なかなか応用が難しい本が多い。

一方本書はシンプルに「幹」の部分をクローズアップし、
細かい手順などはあまり気にしていないので、
分量は少ないものの応用がよくきく本だと思う。

以前も書いた通り、
このシリーズはコストパフォーマンスが高いとは言えないのだが、
どこかで手にする機会があれば、
一度目を通してみる価値は十分あると思う。
繰り返しになるが、着実に上達したい級位者に特にオススメだ。

新刊棋書情報「宇宙流武宮正樹快局選」

2008-10-03 06:28:14 | 棋書
「快局」というネーミングがいかにも「らしい」、
武宮正樹プロの打碁集「宇宙流武宮正樹快局選」が木本書店から。
編集は中山典之プロ。

構成としては冒頭に「一手ご指南」というテーマ図。
譜は大体6譜前後に分けられている。

あまり手についての細かい解説はなく、
テンコレ節にのせて武宮プロの、
プロとしての履歴を振り返るといった内容。
hexagobanさんによると上下で122局とのこと。

武宮プロはかなり打碁集が多く出版されている。
それだけ人気があるともいえるが、
本書も過去に発表された棋譜が大分載っているようなので、
どちらかというとあまり武宮プロの打碁を買っていない人向けかと思う。

もっともパラパラっとめくっただけでも、
「ををっ!」
という一手が散見され、その辺りはさすが武宮プロという気がした。