対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

10/30の「囲碁将棋フォーカス」と「カズアキの1000人斬り」

2011-10-30 22:15:15 | 雑談
囲碁将棋フォーカス」は囲碁新人王戦に優勝した村川プロ特集。
以前、一番初めに雑誌か何かで村川プロを見たときは
「垢抜けない感じだなぁ(失礼)」
と思っていたけれど、世界予選突破や今回の新人王獲得。
そして関西棋院第一位にもなったことで自信をつけたからだろうか?
中々に格好良い、引き締まった顔立ちになっていた。
井山プロもそうだったけれど囲碁に限らず、
やはり何かしら自分に自信や自負のある人は格好良く、
そして大人びてみえるものだ。

まぁ、さすがに解説の際に梢恵ちゃんと並んだときは、
梢恵ちゃんが「お姉さん」という感じはしたが…。
というか梢恵ちゃんが「お姉さん」と感じたのは初めて(笑)。

ところで番組中で子どもの頃の井山プロとの
ツーショット写真が登場していたが、
そこで井山プロが持っていたのは多分、
新しい方のゴ・スーパーブックス。
ただタイトルの字が小さくてよく読めなかったのだけれど、
何だったのだろうか少し気になる。
5文字ぐらいのタイトルにみえたが「五道盤上達法」か「奇妙な死活」!?

その後、サッカー観戦に出かけ、
途中でわざわざ回り道して寄った古書店が休みやら、
雨に降られるやら、キックオフに遅刻しそうになるやら、
挙句の果てに…な夕方を過ごし、
急ぎ帰宅して戸島花さんと藤澤一就プロが
ニコニコ生放送でやっている「カズアキの1000人斬り」という
囲碁の番組を初視聴。

モデルのカズアキさんという方が、
毎月1回、対局をして藤澤プロが解説するとは知っていたが、
いざ、ログインしてみると…9路なのね。

で、ゲストの人の着手をゲストが示す3つの選択肢から、
視聴者が選ぶという趣向…は今回だけなのかな?

ログインした段階ではゲストが優勢みえたけれど、
そこから少しして「ゲストの示す3つの選択肢が全部悪手」という
とんでもない惨事になって碁が崩壊
何だか最後の方はみているのが辛くなってしまった。
今回ならではということを祈って、次回に期待。

しかしそれにしても番組中に流れる、
視聴者のつぶやき(?)が凄まじい。
確かにある程度碁を打っている人は
考えられない崩壊ぶりだったけれど
あんな風にボロボロに言われたら打っている人も見ている人も、
囲碁初心者は萎縮しちゃうんじゃないかなぁ…(汗)。

テーマとしては面白い番組だと思うのだけれど…。
囲碁を広めるというのも難しいものです。

チャリティー囲碁イベント「こころの碁」ふたたび

2011-10-27 23:15:55 | 雑談
5月に開催された東日本大震災のチャリティーイベント
「こころの碁」が12/11に再び日本棋院市谷本院で
開催
されるという告知が日本棋院からありました。

こういうチャリティーは続けることに意味があるという声もありましたし、
良い方向なのではないでしょうか。

入場料1800円(2000円)
指導碁付き4800円(5000円)
タイトルクラス指導碁付7800円
カッコ内は当日価格。

慌しい時期ではありますが、
今週末にでも棋院にいって詳細を聞いてこようかと思います。

今回の目玉は謝プロと一力プロの対局。
一力プロは将来を嘱望される去年入段の棋士です。

指導対局の方も前回と同じく100面打ちで開催。
前回の経験を踏まえると恐らく対局の棋士は選べず、
誰に当たるかはお楽しみということになるのではないかと。
また参加棋士も直前まで決まらなさそう。
相手を絞りたい方はタイトルクラスを選ぶのがいいと思います。

新刊棋書情報「石のハサミ方 集中講義」

2011-10-26 22:55:55 | 棋書
棋歴6年、幽玄の間3段の私だけれど、
実は未だハサむのもハサまれるのも苦手。



ジョバンニだからこういう場面では、
「ハサマなきゃ男じゃない」
というのはわかっているのだけれど、
こと最近は、それを承知で黒Gとか受けてしまう。

まぁ、尤も最近は左上は黒Hのケイマにシマるし、
右下は星ですがね。



例えばこういう進行になった時に、
黒白どちらも持ってもあまり自信がない。
こういう競り合いのコツというのが未だわからないのだ。

というわけで今月MYCOMから
石のハサミ方 集中講義」という本が出ると聞いて
もしやこの悩みが解消されるかも…と少し期待していたが…。

実際に手に取った感触は半分期待はずれ半分、
思ったより良かったところ半分というところ。
著者は小林覚プロ、構成は朴道純。

期待はずれは上記のようなケースに対して、
大体、上記の場面で打ち切って、
「白石は弱い石が2つもあるので大変」
という結論で締めくくっている点。
「それはわかっているんだけれど、
 打ちこなせないんだよぉ(涙)!」

思ったより良かったのは、
狭いハサミ、広いハサミに関して、
大雑把ながら使い分けの指針が書かれている点。

ちょっとマユツバな理由付けのような気もしないではないが、
一応、一つの指針として参考になるのではないかと思う。

本書は他にも「ハサミで注意する7つのポイント」として、

ハサむべきか否かを見極める
狭くハサむか広くハサむか
一石二鳥のハサミを逃さない
迷った場合は、高いハサミ
援軍がいない場合は要注意
受けたあとは、広めにハサむ
反撃が怖い場合は、狭くハサむ

といったことが例題つきで取り上げられている。

最後の章では小林プロ愛用の
「(星にケイマでかかってきた時に)一間高バサミ」を詳解。
本当のことをいうとこの部分を、
小目や他のハサミ方にまで広げて
解説してくれるのを期待していたのだが…。
その点も不満といえば不満。

ただ「ハサミへの苦手意識」を少しは解消してくれそうなので、
一度、通して読んでみたいとは思う。

新刊棋書情報「ひと目の詰碁 レベルアップ編」

2011-10-25 22:15:15 | 棋書
久々の「ひと目」シリーズ、
ひと目の詰碁 レベルアップ編」が発売された。
構成はいつものように朴道純。

第1章 生き PART1(50問)
第1章 死に PART2(40問)
第1章 生き PART2(52問)
第1章 死に PART3(38問)

1ページ1題、計180題。
黒先統一で、解説は2図と、
ひと目の詰碁」と基本構成は一緒。

レベルアップ編ということで、
ひと目の詰碁」「もっとひと目の詰碁」より、
難易度は若干上がっており、
特にちょっと難しい問題やヒッカケのある問題は、
「答えを見よう」「ヒッカケの手筋」とマーキングされて、
あまり考えずにドンドン解くことを促している。

が、どれも基本死活ばかりなので、
有段者ならばマークに関係なく「ひと目」といきたい。

私も勿論、ほとんど悩むことなく…、
解いていたら、ちょっと間違えちゃった♪
てへ♪

大体、「第一感の死活」と同レベルか若干やさしい程度か。
ちょっと難易度に対して解説が2図では足りないかも。

ネット碁入段を目の前にした級位者や、
有段者のウォーミングアップに好適。
まぁ、これは外しようのない内容と思う。

ただこのレベルの問題集は出揃っている感じもするし、
実際、問題も他の本でよくみる問題が多いので、
むしろ書店で見かけなくなった「ひと目の詰碁」を
再々版した方が喜ばれたかも知れないと、
ちょっと思ってしまった。
でもまだAMAZONで「ひと目の詰碁」買えるのね。

新刊棋書情報「李昌鎬囲碁マニュアル1」

2011-10-24 21:55:15 | 棋書
ここのところ韓国の本しか出していない棋苑図書。
その最新棋書は「李昌鎬囲碁マニュアル」と銘打った一冊だが、
普通の基礎定石・布石・基礎死活・基礎手筋の総合だ。

それぞれについてカタログが4、5型最初に並べられ、
続いて例題、そして練習問題という流れは、
なんら今までの本と比べて目新しいところはない。

いきなり李昌鎬の実戦総譜が2譜割で掲載されているのが、
他と違うといえば違うが、対戦相手の名前がないし、
本のレベルと不釣合いでかえって悪印象。



また定石のカタログの中の最初で、
上の白4の単ビラキが「白Aと打たなくてはダメです」と
バッサリ切り捨てられていたのには苦笑してしまった。

そもそも黒Bを嫌って白4と打つ手法は、
韓国が流行らせたんじゃなかったですか(笑)?
まぁ、確かに最近はあまりみないし、
初級者には「スベリが正解」と言い切った方がわかりやすいとは思うけれど。

基礎は大事。
特に死活や手筋の基礎が大事。
それに関しては全く異論はないけれど、
毎月毎月金太郎飴みたいな本が出されるのをみると
ホント、ウンザリしてしまう。

10/23の「囲碁将棋フォーカス」と「囲碁講座」

2011-10-23 22:15:55 | 雑談
今日の「囲碁将棋フォーカス」は将棋の回で、
特集は「プロの頓死」。

2番目に登場した2001年の竜王戦挑戦者決定戦第1局の
羽生プロの1手詰頓死は
先週の予告で「頓死がテーマ」と聞いてから、
多分、まず入ってくるだろうとは思っていました。

当時の将棋世界だかの記事に、
「羽生が指した手をみて、(対戦相手の)木村一基が『ちゅ、ちゅみぃ』」
と思わず叫んだとか叫ばなかったとか、
そういった描写があったのを覚えています。
当時は将棋をリアルタイムで追っかけていたので、尚更印象深い。

第1局目のNHK杯での加藤プロの頓死も有名なんでしょうけれど、
私は知らなかったですね。
多分、角の利きをウッカリしたのでしょうが、
確かに思わず笑ってしまうような一手バッタリでした。

第3局目に取り上げれていた名人戦での頓死は
先の2局とはちょっとニュアンスが違って、
プロ的には頓死には違いないのでしょうが、
ちょっとパッと見ではアマには理解できない形。
こちらもリアルタイムでみていたはずですが、
「頓死」という意味ではそんなに大きな話題にはならなかった記憶が。

実際、大盤解説で解説されたのですが、
セッティングした時に持ち駒を間違えたらしく、
用意された盤面では詰まない形。
しかし解説した先崎プロは配置ちょっと見て詰まないと気づき、
間違っていた持ち駒をすぐ修正したのはさすがと思いました。

最後に高野山の決戦での頓死の際に、升田先生が残した
「錯覚いけない良く見るよろし」
が紹介されていましたが
木村名人への挑戦権を掛けた大決戦に破れた升田先生の
自嘲に包まれた悲痛な叫びだったのにも関わらず、
それが最後のオチみたいに使われていたのは、ちょっと違うような…。

それにしても先崎プロ、太ったというか表情が乏しくなったような…。
週刊文春のエッセイでも「太った」といっていましたが、ちょっと心配。
テレビでは必然的に太って見えちゃうのかな?

囲碁講座」の方は我々の対局にも良く出てくる、
三間高バサミに三々に入るメジャーな定石が題材でしたが、
メジャーでありながら自分の知らない考え方を提示されて、
自分がいかに「知識」に縛られているのか痛感しました。
この講座、前期の講座とは逆であまり見るつもりはなかったのですが、
何となく毎回みちゃいますね。

やっぱりジョバンニゆえか…?!

囲碁トーナメント」では河野臨プロが坂井プロに
スモールじゃない方の中国流で挑み敗戦。
リンリンももっと頑張ってくれないと…。

新刊棋書情報「山下敬吾 自戦細解」

2011-10-22 23:55:15 | 棋書
月刊「囲碁」に毎号付録としてついている、
「名局細解」を棋士別まとめた「自戦細解」シリーズの新刊
山下敬吾 自戦細解」が発売されている。
タイトルの通り、山下敬吾プロの対局を収録。

今回の本に収録されているのは、
棋聖戦防衛局から2局
vs 趙治勲(第32期棋聖戦)
vs 依田紀基(第33期棋聖戦第6局)
本因坊位奪取までの道のりから2局
vs 井山裕太(第65期本因坊戦プレーオフ)
vs 羽根直樹(第65期本因坊戦第2局)
の計4局。

タイトル戦や節目の一局が中心で
「名局」の範疇からはやや外れているし、
山下プロの碁を堪能するには局数が足りないが、
一局一局をしっかりと理解したい人には、
形式としては今のところこれ以上は望むべくもない。

…理解できるかどうかは別だけれど…。

新刊棋書情報「囲碁ビギナーズ 13路盤で最速上達」

2011-10-21 19:55:15 | 棋書
NHK放送出版から「囲碁ビギナーズ 13路盤で最速上達」という本が出ている。
2009年から10年2010年から11年にかけて、NHK囲碁講座テキスト付録で展開された
「囲碁ビギナーズ」をまとめたもの。

吉原(梅沢)由香里プロ、王唯任プロ、万波佳奈プロの共著。
編集協力は畠山泰英。

序章 はじめの一歩
第1章 陣地を作ろう
第2章 「布石」の原則
第3章 「戦い」のコツ
第4章 「ヨセ」の基本


序章と第1章は9路で解説。
13路になるのは第3章から。
第4章の後に19路を打つコツも簡単に記載されている。

序章は囲碁ルールの再確認。
第1章は死活、連絡に関する基礎知識。
第2章は「序盤は3・4線から」という19路にも通じる布石の原則。
第3章は自分が「確定地」と思っているような区間に、
石が入ってきたときにどう攻め立てて、取るかというような話。
第4章は「決め打ち碁」を使ってヨセの見本を鑑賞する。
※「決め打ち碁」…既に中終盤まで打ってある碁を打ち継ぐことで、
初心者には難しい中終盤を集中的に学ぶという学習法。

13路を題材にして19路へのステップアップを図るというのは良いと思うが、
かなり駆け足で解説する一方で、序章でルールを確認していたり、
最近の初級者本と同じくバランスがちょっと悪い感じがする。

第3章などは私も初級者時代に知りたかったことだし、
ポイントとしては面白いのだが、
この解説だけで実行できるようになるかは心元ない。
もうちょっと絞って2分冊ぐらいにしても良さそうな気もするが、
それだと売れないのかなぁ?

まぁあまり突っ込んだノウハウというよりも
9路で打っている人の不安を取り除き、
19路を打つためのキッカケとするのが狙いのようなので、
9路から19路に移る段階で足踏みしているような人や、
19路でどうも上手く碁の形にならないような人は
手にとってみるといいかもしれない。

「IGO FESTIVAL 2011」概要発表

2011-10-20 05:55:55 | 雑談
IGO FESTIVAL 2011 in 目白」の概要が発表されましたね。

目立った変化としては3回続いてきた
プロ棋士の9路盤トーナメント「妙花」が今年はなし。
アユミサマ成分ガ足リナイ…。

その代わりといってはなんですが、
他のワークショップ系のイベントが充実していて、

「囲碁×習い」(事前予約制)
こないだ私も参加した「囲碁×ボードゲームカフェ」でも
「上手に教えていてるなぁ」と感心した「石音」代表の根本さんが、
その教授法の秘訣を伝授してくださるそうです。

「囲碁×ビジネス」(事前予約制)
ビジネスウーマンを対象にした、
囲碁を使ったビジネスモデルの討論会とのこと。

「囲碁×落語」(当日予約制)
囲碁を題材にした落語会のようです。
南沢奈央さんもくるかな(笑)?

「囲碁×アート」(事前予約制)
囲碁入門講座とアートセラピー(臨床芸術)のコラボイベントとのこと。
ちょっと概要だけでは中身がわからないですね。

「囲碁×音楽」
プロの音楽家とミュージシャンによる演奏会のようです。

「囲碁×フレンチ」(事前予約制)
囲碁をイメージしたフレンチを堪能。

といったラインナップが追加。
事前予約制のものが多く、予約フォームは
既に一昨昨日公開されています
そんなにすぐには埋まらないと思いますが、お早めに。

勿論、これまでもあったの「囲碁カフェ」や「入門教室」もあるようです。

「プレミアム9路」はこれまでのプロ棋士との対局ではなく、
プロ棋士による9路盤を用いた女性・ペア向けの入門教室(事前予約制)に衣替え。
ただし「プロ棋士との9路」対局は別枠で今回もありますので、
私はこれがメインとなるかな?
一瞬ないのかと思ってしまった…。

これまでの経験から「何か自分が参加する」イベントがないと、
あまり楽しめないと思うので、興味がある方は、
どれか自分が気になったイベントに参加されることをオススメします。

参加棋士では去年も対局した大澤プロをはじめ
nagoya amigoの皆さんにお会いできるのが楽しみです。

女流本因坊戦第3局

2011-10-18 22:15:15 | 雑談
昨日、女流本因坊戦第3局を観戦して、
ちょっとわからないところがあった。



この場面で向井プロは黒1と打ち、
2眼の生きに甘んじたのだけれど、
小さく生かされた上に先手を取られ
白8に回られては黒がひどいように見える。

どうして黒1でAと打たなかったのか?
これで白2子を取れているように思えた私には、
黒1の着手が不思議だった。
確かに何かキナクサイ感じはするのだけれど具体的な手が読めず。。



今日改めて考えてみれば、何のことはない。
白2・4と打って黒のツガせ白6、
これでどちらかの黒石が落ちる。

無論、ここの石を捨てるわけにはいかないので、
泣く泣く2眼生きに甘んじた…ということなのだろう。
となるとこれ以前の打ち方に問題があったということか?
序盤は向井プロがアシバヤに打って面白いかと思ったのだけれど。
全くヘボの大局観は当てになりませんな。

…この程度の棋力の私でも昨日、幽玄の間3段に昇段しました(汗)。
でも「もうすぐ3段」といっていた春の宝酒造杯から半年もかかっているし、
こんな読みの力では先が思いやられる…かな?
3段でも負ける気はしないんだけれどねぇ。
気持ちだけは一丁前(苦笑)。