「う、上手はあれほどの手筋を、か、開発したのか!」(ガデム)
<原作>
「あああっ、れ、連邦軍はあれほどのモビルスーツを、か、開発したのか!」
<使用側>
黒番用。
<使用法>
勿論、下手をもって負けてしまった時に♪
<解説>
ガデム少佐の断末魔の叫び。
黒で負けたときは、セリフに事欠かない。
前掲のセリフで相手を挑発した後、負けた場合に使うと効果的。
<使用例>
上手の手筋の妙と言うより、本局は私が「やっちゃった」のだと思う。
その頭をカッさせられたのが白5。
「こなくそっ!」
とばかりに、黒6だがつきあう必要はない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/c2/91dd9e53ee4a194185c18e159757beae.jpg)
上段黒1と打つのがこういう形で間違いのない対処法で、白2と戻るくらいだからこの交換は黒が得。
後は予定通りに、通常の定石を打てば良かった。
あるいは黒1を打たなくてもどうということはない。
実戦は上辺中央の石がやや重くなって、捨てにくくなっているのが難。
実戦の黒10では下段のように、競っていく方が方針に一貫性があるか?
上辺中央の石が不安だが、場合によっては黒Aからの切断も考えられる。
何はともあれ、ここは深く付き合いは避けるところだったと思う。
白19も上手らしい手だが、やはりごまかされた感じがする。
「何をっ!」
もう我慢できないとばかり兼ねてからの狙い通り、黒は猛然と白の一団をブッタ切っていった。
ワカレの損得は判断できないが、ややこしくなって白の注文という気もしないではない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/23/9613bb6479158f6d68d036f5f4a4cc7c.jpg)
ここはやはり図のように利きを行使して、一子をモチコミにするのが大人の対応だったろうか?
上辺中央の黒の一団が不安だが、今みればまぁ何とかなりそうな気もする。
(3/14追記:
そもそも白17に対して、B18に押さえる手もあったか。
普通は「序盤では小さい」手だけど、白の根拠を奪いつつ、黒の根拠を万全にするという意味で。
状況に応じて着手を変えなければなるまい。)
左上に出来た白の浮き石を攻めて、局面は進む。
もっと広く打ちたい自分としては、どことなく相手の土俵で打っている感じで不本意だが。
白49と再び変化球。
形になずんで黒50-54は不適切だろうか?
63のところとかを裂いて打っていく方が勝りそうですな。
「活かすのは癪だと」黒62と切っていったがヨミが入っていない。
相手の弱石を切り離すことには成功したが、同時に自分の弱い石を作っただけでもある。
もうこの辺は方針を転換して、右辺に三連星でも布いた方がよかったろうか?
黒90となると、もうどちらが攻めているのかわけがわからなくて泣きたくなった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/c4/b070dcdd4b031dc0984083e307128d9f.jpg)
必死に黒100から106と利きっぽいことをやって、形を整えようとするが、黒108では図の方が良かったろうか?
当初はこちらのつもりでそれまでの利きを打っていたのだが…。
あまり変わりませんかね?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/3f/fb97682cbe5ad0b8b3612c7d1e970135.jpg)
黒114も図のようにジックリ下がる。
こういうのが「厚い打ち方」?
二子を捨てるつもりがなかったのだが甘い。
しかしながら白131に黒132が狙っていた手で、チャンスが出てきた気がした。
けれども最後まで付き合う私。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/3e/7130662def8b6d8349d7e6b3e490ecfc.jpg)
白143の最後の変化球に、144が性急で転落が始まった。
ここはメイエン先生風にいうならば「己を充実させる」時。
図は勝手読みの気もするが、こうして中央を取る。
これが正しいエンディングだったと思う。
また上辺がこのままでしっかりしているなら下段黒1と打って、AやBのエグリをみる順もあったと思うのだが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/d9/e49313af689ea2a44edf9fe01d0c9599.jpg)
白150辺りが多分最後のチャンスで、図のように打ってどうか?
中央は取れそうにないが、18のところを黒が先に打てば白A黒Bが後手だし、生きぐらいはありそうである。
生きても地が足りなくて負けかもしれないが。
最後にしても黒170で163の一路上、参考図のCにコウダテするのが正しかったかもしれない。
タケフが多いから結局は負けでしょうが。
いろいろ上手のテクニックをみせられて勉強になった。
気持ちよく対局できたことは満足。
しかしやはり4子も置いて負けるのは、相当に落ち込んで未だ立ち直れていない…。
「いつか追い越してやる」
そう思って、また棋書を紐解くぐらいしか今の私に出来ることはないが…。
(;GM[1]HA[4]KM[3.5]
RE[W+R]SZ[19]FF[4]
AB[dd][dp][pd][pp];W[fc];B[hd];W[fe];B[df];W[db];B[cc];W[ib];B[hb];W[ic];B[hc]
;W[kc];B[id];W[nc];B[qf];W[fg];B[hg];W[cb];B[dh];W[ce];B[ec]
;W[eb];B[fd];W[gd];B[ed];W[bc];B[fb];W[de];B[ee];W[ef];B[cf]
;W[cd];B[gc];W[ge];B[gf];W[dc];B[fc];W[gg];B[eg];W[ff];B[hf]
;W[fi];B[hh];W[eh];B[di];W[dg];B[cg];W[fk];B[dk];W[cn];B[dn]
;W[dm];B[en];W[em];B[co];W[cl];B[ck];W[bm];B[bk];W[bo];B[bp]
;W[ap];B[fm];W[el];B[ek];W[fl];B[fj];W[gj];B[ej];W[gi];B[gk]
;W[ij];B[gl];W[gm];B[il];W[ik];B[hl];W[fn];B[fo];W[go];B[fp]
;W[ji];B[kg];W[gp];B[aq];W[ao];B[cq];W[fq];B[ep];W[iq];B[in]
;W[kl];B[hn];W[gn];B[kn];W[jl];B[eq];W[fr];B[er];W[lp];B[mn]
;W[oo];B[kp];W[kq];B[jp];W[jq];B[mp];W[lo];B[ln];W[mo];B[np]
;W[no];B[qn];W[op];B[oq];W[pq];B[qq];W[pr];B[qr];W[or];B[pn]
;W[nm];B[ll];W[lk];B[ml];W[om];B[mk];W[lj];B[hp];W[hq];B[mj]
;W[mi];B[li];W[ki];B[lh];W[ni];B[ok];W[jg];B[jf];W[pk];B[oj]
;W[pl];B[pj];W[nf];B[ne];W[me];B[mf];W[lf];B[mg];W[kf];B[jh]
;W[lg];B[ig];W[kh];B[ng];W[mh];B[hi];W[hj];B[je];W[he];B[ie]
;W[jg];B[le];W[ke];B[kg];W[ga];B[ii];W[jg];B[fa];W[kg];B[ia]
;W[jc];B[ka];W[lb];B[la];W[mb])
ガンダムセリフ参照サイト
<原作>
「あああっ、れ、連邦軍はあれほどのモビルスーツを、か、開発したのか!」
<使用側>
黒番用。
<使用法>
勿論、下手をもって負けてしまった時に♪
<解説>
ガデム少佐の断末魔の叫び。
黒で負けたときは、セリフに事欠かない。
前掲のセリフで相手を挑発した後、負けた場合に使うと効果的。
<使用例>
上手の手筋の妙と言うより、本局は私が「やっちゃった」のだと思う。
その頭をカッさせられたのが白5。
「こなくそっ!」
とばかりに、黒6だがつきあう必要はない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/c2/91dd9e53ee4a194185c18e159757beae.jpg)
上段黒1と打つのがこういう形で間違いのない対処法で、白2と戻るくらいだからこの交換は黒が得。
後は予定通りに、通常の定石を打てば良かった。
あるいは黒1を打たなくてもどうということはない。
実戦は上辺中央の石がやや重くなって、捨てにくくなっているのが難。
実戦の黒10では下段のように、競っていく方が方針に一貫性があるか?
上辺中央の石が不安だが、場合によっては黒Aからの切断も考えられる。
何はともあれ、ここは深く付き合いは避けるところだったと思う。
白19も上手らしい手だが、やはりごまかされた感じがする。
「何をっ!」
もう我慢できないとばかり兼ねてからの狙い通り、黒は猛然と白の一団をブッタ切っていった。
ワカレの損得は判断できないが、ややこしくなって白の注文という気もしないではない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/23/9613bb6479158f6d68d036f5f4a4cc7c.jpg)
ここはやはり図のように利きを行使して、一子をモチコミにするのが大人の対応だったろうか?
上辺中央の黒の一団が不安だが、今みればまぁ何とかなりそうな気もする。
(3/14追記:
そもそも白17に対して、B18に押さえる手もあったか。
普通は「序盤では小さい」手だけど、白の根拠を奪いつつ、黒の根拠を万全にするという意味で。
状況に応じて着手を変えなければなるまい。)
左上に出来た白の浮き石を攻めて、局面は進む。
もっと広く打ちたい自分としては、どことなく相手の土俵で打っている感じで不本意だが。
白49と再び変化球。
形になずんで黒50-54は不適切だろうか?
63のところとかを裂いて打っていく方が勝りそうですな。
「活かすのは癪だと」黒62と切っていったがヨミが入っていない。
相手の弱石を切り離すことには成功したが、同時に自分の弱い石を作っただけでもある。
もうこの辺は方針を転換して、右辺に三連星でも布いた方がよかったろうか?
黒90となると、もうどちらが攻めているのかわけがわからなくて泣きたくなった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/c4/b070dcdd4b031dc0984083e307128d9f.jpg)
必死に黒100から106と利きっぽいことをやって、形を整えようとするが、黒108では図の方が良かったろうか?
当初はこちらのつもりでそれまでの利きを打っていたのだが…。
あまり変わりませんかね?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/3f/fb97682cbe5ad0b8b3612c7d1e970135.jpg)
黒114も図のようにジックリ下がる。
こういうのが「厚い打ち方」?
二子を捨てるつもりがなかったのだが甘い。
しかしながら白131に黒132が狙っていた手で、チャンスが出てきた気がした。
けれども最後まで付き合う私。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/3e/7130662def8b6d8349d7e6b3e490ecfc.jpg)
白143の最後の変化球に、144が性急で転落が始まった。
ここはメイエン先生風にいうならば「己を充実させる」時。
図は勝手読みの気もするが、こうして中央を取る。
これが正しいエンディングだったと思う。
また上辺がこのままでしっかりしているなら下段黒1と打って、AやBのエグリをみる順もあったと思うのだが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/d9/e49313af689ea2a44edf9fe01d0c9599.jpg)
白150辺りが多分最後のチャンスで、図のように打ってどうか?
中央は取れそうにないが、18のところを黒が先に打てば白A黒Bが後手だし、生きぐらいはありそうである。
生きても地が足りなくて負けかもしれないが。
最後にしても黒170で163の一路上、参考図のCにコウダテするのが正しかったかもしれない。
タケフが多いから結局は負けでしょうが。
いろいろ上手のテクニックをみせられて勉強になった。
気持ちよく対局できたことは満足。
しかしやはり4子も置いて負けるのは、相当に落ち込んで未だ立ち直れていない…。
「いつか追い越してやる」
そう思って、また棋書を紐解くぐらいしか今の私に出来ることはないが…。
(;GM[1]HA[4]KM[3.5]
RE[W+R]SZ[19]FF[4]
AB[dd][dp][pd][pp];W[fc];B[hd];W[fe];B[df];W[db];B[cc];W[ib];B[hb];W[ic];B[hc]
;W[kc];B[id];W[nc];B[qf];W[fg];B[hg];W[cb];B[dh];W[ce];B[ec]
;W[eb];B[fd];W[gd];B[ed];W[bc];B[fb];W[de];B[ee];W[ef];B[cf]
;W[cd];B[gc];W[ge];B[gf];W[dc];B[fc];W[gg];B[eg];W[ff];B[hf]
;W[fi];B[hh];W[eh];B[di];W[dg];B[cg];W[fk];B[dk];W[cn];B[dn]
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;W[ap];B[fm];W[el];B[ek];W[fl];B[fj];W[gj];B[ej];W[gi];B[gk]
;W[ij];B[gl];W[gm];B[il];W[ik];B[hl];W[fn];B[fo];W[go];B[fp]
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;W[oo];B[kp];W[kq];B[jp];W[jq];B[mp];W[lo];B[ln];W[mo];B[np]
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;W[nm];B[ll];W[lk];B[ml];W[om];B[mk];W[lj];B[hp];W[hq];B[mj]
;W[mi];B[li];W[ki];B[lh];W[ni];B[ok];W[jg];B[jf];W[pk];B[oj]
;W[pl];B[pj];W[nf];B[ne];W[me];B[mf];W[lf];B[mg];W[kf];B[jh]
;W[lg];B[ig];W[kh];B[ng];W[mh];B[hi];W[hj];B[je];W[he];B[ie]
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ガンダムセリフ参照サイト