対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

「至高の決断」総括

2007-03-31 01:15:16 | 雑談
(続き)

紹介と言い状、難癖ばかりつけてしまったが、問題の題材となった対局の総譜を、を4譜程度に分けて掲載したのは予想外で良かった。
選者の小松プロが思い入れがあるという、隠れた名局ばかりなので並べ甲斐もあろう。
やや解説がまだるっこしくも感じたが、許容範囲内。

総じてプラスマイナス、大体想像の範囲内の出来。
しかしまだまだ改善の余地がある。
やはり問題数が少なく感じ、少々ガッカリもしているが、しかし何と言っても他に類書がないことだし、貴重な本ではあるだろう。

尚、ライターは松浦孝仁氏。

「至高の決断」の難点

2007-03-30 05:56:29 | 雑談
(続き)

これは好みの範疇かもしれないが、山下プロの見解に、読者のレベルを意識した想定図がある。
私はこれも不要だったと思う。
もっとスマートにプロが何を読み何を読まないのかを、生のまま提供してくれたほうが、より締まった本になったのではないだろうか?

また今回の問題は、布石に限定されていたのも残念。
確かにヨセは結論が一緒かもしれないが、そのアプローチに差があるかも知れない。
ましてや形勢がやや傾いた中盤に、各プロがどう考え、どう勝負手を放つのかなら、個性が出てくると思うのだが…。

(続く)

新刊棋書情報「至高の決断」

2007-03-29 17:55:38 | 雑談
期待の新刊「至高の決断」が、店頭に並んでいた。
コンセプトと期待の理由は、月初の記事を参照の事。
いずれしっかりレビューしたいが、今回はザッとみた感想を書く。

先ず表紙はなかなか格好良く、好みである。
しかしページをくって「アレ?」。
いきなり山下プロの見解から始まっている。

これでは読者が白紙の状態で問題に取り組み、プロの見解とと比較する楽しみがやりにくく、マイナス。
逆に他のプロの見解の前にも、課題図が再掲されるのだが、こちらは蛇足。
先頭に問題図が一つだけあった方が良かった。

(続く)

今季女子フィギュア感想

2007-03-28 23:00:52 | 雑談
(続き)

金選手はコンディションが良好ならば、やはり日本人選手の高い壁となることを証明した。
真央選手と共に、中心を今後も担うだろう。
そしてこの二人に安藤選手、マイズナー選手が絡む形か。

ただこの4選手以外は、勝つためにはトップ4のキャンセル待ちという状態に見える。

中野選手がベストなのに、SP7位だったのが一例。
選手権後、早期引退の可能性を語ったのも、その辺りのジレンマもあるのではなかろうか?

アジア勢の天下が長く続いて欲しいが、そうなると欧州が露骨なルール変更をしてきそうなのも不安だ。

浅田真央選手

2007-03-27 08:25:44 | 雑談
浅田選手は今季、思うような結果が出なかったが、これはいうなれば、彼女も人の子だったということだろう。
今までが些か「妖精」じみて(?)いた。
寧ろ驚嘆すべきは、身長がどんどん伸びたに関わらずそれを感じさせず、相変わらず去年のレベルを維持したことである。
これはコーチをして「クレイジー」といわしめる、彼女のウェイトトレなどの努力の賜物であることを、ファンは忘れてはならない。

金選手も転倒するまでは憎らしいまでの安定感があったし、コンディション不良で明らかに後半失速していた。

(続く)

シンクロ

2007-03-25 23:57:21 | 雑談
ここ数日はシンクロナイズドスイミングも連日放送していました。

この競技は失敗が素人には判りにくいので、フィギュアよりは落ち着いて観ていられるのですが、凄みという面ではフィギュアを遥かに凌ぎます。
何でも一日の練習がフルマラソンに匹敵するとか。
そのダイナミックさに加え、爪先一つまで揃えるなんて神業としか言いようがない。

その上でストーリーを水上に表現してしまう、ソロ金メダルのデデュー選手は何と表現したらいいのやら。
体操と並んで、同じ人間のやることとは思えないスポーツの一つです。

フィギュア世界選手権2007

2007-03-24 23:32:38 | 雑談
美しくも罪な競技ですな。
フィギュアスケートって。

「ほぼ日刊イトイ新聞」の名ゼリフ
「ちょっとだけ気を抜いて下されば…」
という気持ちすら憚られる、選手達への過酷なプレッシャー。
ファンとしては全選手に満足のいく演技をして貰った上で、日本選手に勝って欲しいのだけれど、そうも言っていられず…。
心臓に良くありません。

真央選手の演技後の涙に、彼女に掛かっていた負担を感じ、切なくなって貰い泣きしそうになりましたよ。

何はともあれ安藤選手おめでとうございます!
これで憧れの荒川選手と同じ道に!?

初手右上以外

2007-03-23 23:55:21 | 雑談
碁ワールド連載「囲碁史探偵が行く」の中で、
「初手を右上に打つのは慣習であり、これといった理由はない」
「右上に打たなかった棋譜を右上に修正するのは、寄付の改ざんに当たる」
という一文があった。

もっともこの慣習はプロが主張するところに、アマが従っているものなので、プロ全体による統一見解が欲しいところ。
また後者は言わずもがなだが、プロの出す本にそういうものや棋譜の誤記があるのを、コラムに書く以前にまずは何とかしてほしいものである。

福井プロが右上以外の着手を強く擁護していたのが、些か意外。

世界選手権日和

2007-03-22 23:32:20 | スポーツ
不幸のブログの本領を発揮して、女子カーリング世界選手権で日本代表は4
勝7敗で予選リーグ敗退。
ロシアにまさかの逆転負けしたのがずっと尾を引いた印象。
同じアジアの中国に負けてはいけない。
スキップの目黒選手の好不調が激しく、周りもそれをカバーできるまでは至らないようだ。

まだマリリンを中心に取り上げられているが、目立った成績がないと、やがて忘れられてしまうだろう。
厳しいが来期は正念場といえる。

一方世界フィギュアは、高橋大輔選手が日本人初の銀メダル!
おめでとうございます!

世界水泳もね。

2の一は急所

2007-03-21 23:55:20 | 雑談
今月の碁ワールドといえば、山田規プロの「詰碁のエッセンス」巻頭で、「何故、死活で2の一が急所になることが多いか」という話題があった。

そこで触れられていた考察も中々興味深かったが、そんなに難しく考えなくても、「2の一は盤上で最も効率良く、眼の形を作れるところだから」では駄目だろうか?

2手で欠け眼ながら眼形が出来、もう一つの急所でもある2の二に石がくれば、完全な一眼。
眼という事に関しては、これほど美味しいポイントもないと思う。

そこから更に飛躍して、球状の盤で碁を打つのを夢想してみたりした。