近況の夏、日本の夏

これだけ長らく更新を怠っていたのは、
このブログでは最長かもしれない。

過去に更新が滞った時は、一応の私的な理由はあるのだけれど、
今回は単純にオリンピックに疲れてちょっとサボったら
外出やら何やらでペースが更に狂い、そのままズルズルと夏の終わり…
というのだからタチが悪い。

今月の対局数は今日まで2局！
しかも月初に打ったキリなので1ヶ月も対局していない。
ハッキリと碁から関心が離れているのを実感。
といっても囲碁の碁の字ぐらいは毎日思い出しているし、
まぁ、ブログをはじめてから7、8年になるのだから、
よくここまで興味をつなげたと自分で自分をほめちゃってもいいのかもしれないが…。

よくないな…。

とりあえず9/9の宝酒造杯東京大会が直近の囲碁イベント。

何だか参加者が少ないのか申込期間を昨日まで延長していたけれど、
そういう延長って「延長しました」っていう告知がないと意味ないような…。
また要らざることを言ってしまった…。

9/15には碁的vol.5が刊行。
そこでまた情熱に火がつくのだろうか？
火をつけてくれるのだろうか？

名人戦が昨日から開幕。
山下名人が先勝。
羽根プロも調子は悪くはなさそうだけれど、
ストレートで碁聖失冠するなど絶好調というわけでもなく、
微好調といった按配だから、山下プロがアッサリ防衛しそうな予感。

昨日は指導碁があったので会社をサボって教えを請いにいこうかと一瞬思ったけれど、
一瞬だけ。

うーん、重症だ。

でもそんなこと気にせずボツボツ、チマチマ、マイペースに。
ただコメントに長らくレスしていないのは申し訳ないです。
それだけは気がかり。

スポーツマン

ボクシングミドル級で村田選手が金メダル。
おめでとうございます。

48年ぶりの金というのも凄いが、
階級がミドル級（75kg級）というのも凄い。

プロボクシングでもこの階級以上の世界チャンピオンは
同じミドル級の竹原選手しか確かいなかったと思う。
要するに日本最強の拳?!

その分迫力も半端ではなく、
村田選手1ポイントリードで迎えた決勝第3ラウンドも
相手のブラジルの選手が、太い腕でドンドンパンチを飛ばしてくるので、
「下手に当たったらノックアウトされちゃう」
と気が気ではなかった。

尤もアマチュアボクシングは3ラウンドしかなく、
また相手にどれだけ「触れるか」というのがポイントとなるので、
どちらかというと判定競技の色合いが強い。
だからその判定が試合の見た目と必ずしも一致しないことも。

そういった中でも変に判定に不満を漏らしたりすることなく
試合終了後、選手の多くが自然とお互いの健闘を讃え合い
握手を交わしていたのが印象に残った。

これぞ正にスポーツマン！

戦いが終わった後はさわやかさは
試合以上に見ていて気持ちが良かった。
全てのスポーツでこうだといいね。

吉田選手と女子バレー

女子レスリングの吉田選手は世界選手権とオリンピック、
12大会連続金メダルということで、
かの「霊長類最強の男」と言われた
アレクサンダー・カレリンと並んだそうで。

女子だし重量級じゃないから「霊長類最強」とはいかないけれど、
「最強女子」の有力候補とは言えるかも。
ホント尊敬。

そして女子バレー。
最終予選の出来がひどかったので
男子サッカーと同程度しか期待していなかったのだけれど、
見事に銅メダル。
おめでとうございます。
完全に鼻を空かされましたわ。

男子サッカーと違ってエースの木村選手が今ひとつでも、
迫田選手というラッキーガールがいたのが大きい、

溜飲が下がって男子サッカーの傷口がほんの少し癒えたけれど、
同時に「日本男子がんばれ」！

自分も含めて、ね。

それにしても今オリンピックはこれで
大会2日目から明日の最終日まで毎日メダル獲得ということが確定
…ということでいいのかな？
あ、ボクシング決勝は今日だから違うのか。
残念。

それでも金メダルが少ないので順位には反映されないけれど、
メダルフィーバーといっていいかと思う。

勿論、予想外のメダルもあったけれど、
概ね実力が発揮されてのメダルというのが実に素晴らしい。

鼻の穴が…

オリンピックもあと3日。

北京オリンピックの時は、もうこの時期は、
熱狂できる競技もあまりなかったように記憶しているから、
この時期になって2日目からメダルが途切れることなく、
ワクワクできる状況に感謝すべきなのだろう。
しかしそう言い聞かせながらも今日の男子サッカー3位決定戦は失望した。

一番負けたくない相手に一番負けたくない状況で
一番負けたくない競技で、よりによってこういう終わり方をするかねぇ。
女子サッカーに比べて清々しさもなく苛立ち、怒り、失望だけが充満している。

元々このチームには「期待していない」といっていた手前、
おおっぴらに失望するのははばかれるけれど、
準決勝の大津選手のゴールまでで半分あいていた鼻がふさがってしまった。

たとえ海外から賞賛を受けたとしてオリンピックで4位のチームが
どんなサッカーをしていたかなんて記憶して貰えない。
メダルをとってようやく自国の人に記憶されるかどうか。

そういう意味で全部が無に帰した…とは言わないけれど、、それに近い。
選手や監督の頑張りには拍手を送りたいが、
完璧にサポートしなかった協会には何かを投げつけたい気分だ。
もうヤケで自分自身にも…。

せめて相手監督が日本にもなじみの深い洪ミョンボであることに
慰めを…見出せないなぁ（汗）。

澤選手とツートップ

今オリンピックの澤選手は不調だったように思う。
決勝も含めて好アシストはあったけれど得点はなく、
少なくともワールドカップの時のような
圧倒的存在感は感じられず。
やはりワールドカップ後の病気から回復しきれなかったか？

どちらかというと決勝まではイタリアのような
守備的なサッカーになったのも、
中盤が不調だったからではなかろうか。
しかし裏返すとワールドカップの時の長所を失っても、
決勝まで勝ち上がったことに価値がある。
日本女子サッカー全体がレベルアップしたということ。

今大会で再認識したのは大儀見選手と大野選手の
ツートップの能力の高さ。
特に大儀見選手はワールドカップでは不振で、
起用に疑問を感じることも多かったが、
今大会ではその日本随一のフィジカルの高さをみせ、
見事に前線の起点と得点源なっていた。

あのツートップがいなければ決勝までの戦い方は成立せず、
勝ちあがるのはより困難を極めたはず。

脱帽。

ラッキーチャーム

オリンピック女子サッカー決勝。

戦前の私の見立てでは、
7:3でアメリカ有利とみていた。
先のワールドカップの時は
実際に決勝をみた後での感触が
10回に1回勝てるかどうかというものだったから、
これでも相当差が縮まっているのだけれど、
オリンピック決勝は更に縮まり、
どちらにも勝機のある、ほぼ互角の内容だった。

ワールドカップの成功による自信を、
実力に変えて決勝まで勝ち上がったのは立派。
確実に世界のトップクラス入りしたのを実感した。

となると、そのトップクラスから頭一つ抜け出すには、
ワールドカップの時の川澄選手のような、
いわゆるラッキーガールが欲しいところ。
田中選手や岩渕選手にその可能性はあったけれど、
チャンスを掴みきれなかったのが残念である。

結果は1-2。

しかしアメリカの2得点はクリーンなゴールだったし、
PKを見逃された場面もあったけれど、
清々しい良い決勝だったように思う。

ディーン

オリンピック陸上男子やり投げ予選で、
ディーン元気選手が予選通過したのを受けて、
「このまま金メダルを奪い去りたい」
という応援コメントが。

「予選通過しただけなのに、
さすがに気が早すぎるだろう」
と最初は真面目に受け取ってしまったが、
よくよくみればディーン繋がりの洒落と気づいた。
ニヤリ。
あったねぇ。
ビーイング系だったっけ？

テラ懐カシス。

やっぱり日本女子は強い？

旅行中の家族にオリンピックのニュースを教えてと言われたので、

卓球女子団体銀
女子バレー準決勝へ
なでしこ決勝へ
男子サッカー3位決定戦へ

と伝えたのだけれど、何気に女子ばっかり?!

いやいや伝え忘れたけれど、男子だって

フェンシング団体銀

そして何より

体操男子個人総合内村選手金

じゃないか！

と思っていたら今朝は、

女子レスリング48kg級小原選手金
女子レスリング63kg級伊調選手3連覇！

…やっぱり女子が強いか（笑）。

悔しさは喜びを容易に凌駕する

未だ今日（今日なんだ）の敗戦が尾を引いている。

そもそもこのチームには期待していないと公言している手前、
ここまで勝ち進んできたこと自体が鼻の穴を半分ぐらい明かされているのだけれど、
出来ればここで勝って、本当に明かして欲しかった。

それにしてもGKという最も経験を必要とするポジションで、あのミスは痛恨。
やっぱりオーバーエイジをフルに活用しなかったのが響いている。
だから言ったじゃん!!
外れて欲しかったのに…。
やっぱりこれは協会の陰謀か!?

それと采配。
永井選手を強行出場させて最後まで引っ張ったのは頷けないし、
清武選手を下げて宇佐美選手を投入したのも疑問。
清武選手が一番可能性を感じるプレーをしていたのに…。
両者の共存はなかったのかなぁ。

五輪サッカーのプレイバックでシドニー大会の
準々決勝が非常にもったいない試合だったのを思い出した。
今回はそれ以上にもったいない。

メキシコが上だったといえばその通りだし、
日本チームのピークが予選リーグにあったことを考えると、
よく頑張った方なのだろうけれど、
その中で勝機がかなりあったのもまた事実。
最近のユース層の活躍は芳しくないし、
なかなか近いうちに、これだけの層をもった世代が出てくるとも考えにくい。
組み合わせとかツキも含めて
こういうチャンスはあと50年は巡ってこないぞぉ。

ワールドカップドイツ大会同様、
もったいない大魔王が出てきそうだ。

…さて今日は久々にガッツリ寝ようかな。

山を越えたとき

オリンピックに日本チームに予想外のメダルが相次いでいる。

それはそれで素晴らしいことだけれど、
メダル確定という段階は予想外であろうとも通過点。
選手も周り（特にメディア）も喜びすぎてはダメだね。

バドミントンもフェンシングも卓球も、
本当にメダル確定の時の熱気は凄かったけれど、
決勝の方は蚊帳の外といった感じ。

実力差があるのだからしょうがないとも言えるけれど、
決勝に至るチャンスなんてそんなにないのだし、
なでしこの活躍を見ていると、やはり頂点に立つことで、
自身からか不思議と実力や安定も伴ってくるという気がする。

決まった瞬間喜びを爆発させるのは当然として、
そこでスパッと切り替えられるかどうか。
そしてメディアも仕事だから仕方ないけれど、
出来るだけその先のある選手を試合に集中させて欲しいと思う。

…それにしてもあの失点と清武選手の交代はないよなぁ（独り言）。