対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

やっぱり野球が好きだった

2006-03-21 21:20:03 | スポーツ
野球日本代表、

ワールドベースボールクラシック優勝おめでとう!

ここであまりにもこの話題に触れなかったので、私がこの大会に興味がないと思われていたかもしれない。
実際、観戦したのは今日だけ。
あまり祝福する資格はないかも。
しかしそれは
「私が観ると、負けるんじゃないか」
という思いもあったから。
このブログで取り上げなかったのも、このブログがUnfortune Blogであるという懸念からであった。

確かにアジアラウンドまでは、あまり関心がなかったのも事実。
しかし2次リーグの審判問題ではやはり憤慨したし、韓国に負けて準決勝進出が難しくなった瞬間は、自分でもビックリするくらい落ち込んだ。
そしてメキシコが勝ち、日本が奇跡的に準決勝に進出したときは
「ああ、良かった」
と心から思ったものである。
本当に結果を知るまでは気が気ではなかった。

2次リーグの後、押入れから王監督のホームランサインボールが出てきたときは
「これで日本の流れが良くなるかも」
なんて考えも。

今日の試合でも、川選手のエラーから1点差に詰め寄られた時はドキドキ。
2回途中からの観戦だったので、私が観ている間に入った得点は6-5だったし。
「やっぱり観ちゃいけなかったのか」と思ったり。
流れを変えようと、台所で洗い物をしてみたり。

最後、あと一人という場面になって、イチロー選手は無意識に
「あと一人」
という意味か、右手の少し人差し指を伸ばしていたとみえたのは、私だけだろうか?
そういえば親父が、
「今まで凄いと思ったプロ野球選手は王監督とイチローだけだ」
と言っていたっけ。
イチローのプレーする姿だけは生で観なくてはと、球場に足を運んでいたことを思い出す。

何だかんだいっても、一番子どもの頃から親しんできたスポーツ。
アテネ五輪の成績を
「それみたことか」
「(監督抜きなんて)野球を舐めてないか?」
と思っても、
日本のペナントレースをほとんど観なくなっても、
大リーグに関心が移っても、
「やっぱり野球が好きだった」。
少なくとも日本の「野球」のプライドがズタズタにされるのは見たくない。

ともあれ今大会は、日本にとってこの上ない展開だったのではなかろうか?
韓国に2回負けたことで
「このままではいけない」
という意識を持つことができた。
シドニー、アテネの教訓はまるで活かされていないようにも見えたけど、もう一度アジアの覇権を持ち続けるチャンス、教訓を与えられたと思う。
これを活かさなかったら、野球の神様(?)に見放されるでしょう。

しかもその上で奇跡的に勝ち上がることで、世間の注目も集まった。
そして最後は優勝というこの上ない結果。
日本代表で活躍した選手の知名度は上がるだろうし、今年のペナントレースは例年以上に盛り上がりそうである。
特にロッテの選手が目立っていた。
さすが日本一のチームというところか。

囲碁ファンも韓国にボロボロにされそうな展開からの復活優勝に、強いシンパシーを感じた人が多かったのではなかろうか?
こちらでも某ボードゲームのような境遇が生じたら、やっぱりツライですよね。

敢えて囲碁棋士にエールは送らない。
だってUnfortune Blogだもの。
黙って書かずにいるのが、私なりの「愛」だと思って欲しい。

原田雅彦選手引退

2006-03-21 12:32:54 | スポーツ
ノルディックスキージャンプの原田雅彦選手が引退した。

私にとって長野五輪の時のヒーロー。
団体金メダルを取った瞬間の
「ヤッラー、ヤッラー」
という泣き顔が有名だけれど、私にとってその後の
「お父さん、やったよー」
だったかな?
家族へのメッセージの方が強烈で、貰い泣きした印象が強く残っている。
今、こうして書いていてもちょっと目頭が熱くなるくらい。
私はこういう台詞に弱いらしい。

ラージヒル銅メダルの時の141mの大ジャンプも、まるで魔法を見ているかのような爽快な飛行。
テレマークを入れられなかったことも含めて良く覚えている。
夜、寝付かれない時にベッドにうつ伏せになり、彼のV字ジャンプのポーズを真似したりもした。
それで眠れるわけでもないのだけど(笑)。

「K点まで飛べてもHS(ヒルサイズ=ジャンプ台の大きさ)には到達できなかった」
「ジャンプ技術は日々進歩しており、ここ数年は自分の技術が追いつかなくなった」

という部分にアスリートとしての苦悩、凄まじさを感じる。
願わくば先のトリノ五輪で、もう一花咲かせてあげたかったが、
「ボロボロになるまで競技を続けて、やめたかった」
という会見の言葉を聞くと、あるいはトリノがどういう結果だったとしても、原田選手の引き際はこういう感じになったのだろうとも思える。
これはこれで原田選手らしいのだと。

何はともあれ
「おつかれさまでした」

今後は雪印のコーチを務めるとのこと。
是非原田スマイル、魂を受け継いだ選手を育て、再びジャンプの爽快さを味わわせてくれることを願ってやまない。