対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

新刊棋書情報「必勝の石運び」

2011-08-31 19:55:55 | 棋書
囲碁の本を読んでいて
「以下の手順は必然」
というような記述をみて、
「どう必然なのだろう?」
と感じたことはないだろうか?

東京創元社から出た「必勝の石運び」は
その疑問に答えてくれる本。
著者は徐奉洙。

プロやアマ高段者ならば、
「こう打たれたならば、こう打つ」
と条件反射的に繰り出せる基本的な石運びを、
敢えて解剖して解説を試みたのが本書の特色だ。

本書を読めばいわゆる「定石」も
基本の石運び(手筋)を組み合わせたものだということがよくわかる。

第1章 石運びの格言(30形)
第2章 基本の石運び(70形)
第3章 石運びの急所(80形)
第4章 プロの実戦の石運び(30形)

第1~3章は基本1ページ3図で解説。
第4章はタイトルの通りプロの実戦が題材だが、
テーマ図までの手順はないのがちょっと残念。

第1~3章で解説されるのは手筋の一種ではあり、
一応、問題形式にはなっている。
しかし収録されている手筋は、石取りの手筋などと違い、
棋力が低いと効果が実感できないものが多く、
また索引も充実しているので、
むしろ似たような局面に出くわした時に、
辞典、教科書的に使うのが良いと思う。
あまり文章に面白みはないので、一気に読むのには不適。

無駄な読みを積み重ねてしまい、
どうしても着手が停滞してしまうような低段の人には、
特に有益と感じた。
タイトルはイマイチだが、
碁楽選書の中では比較的オススメと思う。

尚、碁楽選書恒例の余ったページ埋め草は
今回は碁罫紙ではなく、
一応「次の一手」問題になっている(笑)。

新刊棋書情報「サバキの急所」

2011-08-30 21:55:55 | 棋書
MYCOMから出た今月の新刊のもう一冊は、
王立誠プロの「サバキの急所」。
構成は永代和盛。

永代さんはアマ強豪。
スターナインでの活躍でもあるし、
アマ棋界では割と有名な人だけれど、
本の構成で名前が登場したのは初めてな気がする。

本書はニーズがありながら、
あまり類書がない「サバキ」を取り上げているという
企画面だけでもポイントが高い。

序章でサバキに関するコツを6つにまとめ解説し、
第1章から第3章で具体的な局面を解説しながら、
サバキの実際を見ていくという内容。
章ごとに6テーマが収録されている。
また最初にテーマ図までの手順も掲載されているので、
碁盤に並べて学習することも可能。

第4章はそこまでの解説を踏まえての問題集。
もっとも全部で4題と少なめだが。

テーマごとの解説には全局図を
20図以上費やすものもあるなど、
相当丁寧に作られていると思う。

ただ一方で棋書で定番のケーススタディで、
ほとんどが終わっているのが少々残念。
個人的には第3章の終わりに掲載されている、
サバキの手筋や定型をまとめた小節、
「覚えておきたいテクニック」を膨らませて、
もう1章設けて欲しかったかなという気がする。

尤もサバキという非常に関心のあるテーマを扱った本なので、
いずれじっくり読んでみたい本だ。

新刊棋書情報「読みを鍛える 究極の絵詰碁」

2011-08-29 22:15:15 | 棋書
MYCOMの今月の新刊はちょっと異色。

まず1冊目は「読みを鍛える 究極の絵詰碁」。
著者の長谷泉さんはアマチュアの方。
何だか名前に聞き覚えがあるけれど、
全国大会の常連さん?
山田規三生プロが監修。

内容はタイトルの通り詰碁集だが、
詰碁の形が「どうぶつの顔」や「地図記号」から、
「顔文字」まで図柄が見た目に楽しいのが特色。

冒頭にもかかれていてるが、
難易度は順不同でバラつきがあるので、
一応S(難)からD(易)までランクが表記されている。

見た目が楽しいからといって、
楽しく解けるかどうかは個人的には「うーん」。
特に地図記号は「うーん」(笑)。
ただ普通の詰碁集としても、しっかりした問題だと思う。
1題につき3図程度(難問には19図を用いたものも)で解説。

敢えてこの本ならではの使い道を妄想するならば、
囲碁が強いけれど、あまり棋書を読まない彼女に、
「プレゼント」として出題してみるなんてどうだろう?
…って、張栩夫妻のエピソードのパクリだけれど(汗)。
…かなり限定されたシチュエーションですな…(涙)。

楽しい図柄が「良い」と感じやすいのは女性や子どもだと思うので、
その対象に合わせて淡路先生のヨセの本のように、
思い切って表装も可愛い感じにしても良かったかもしれない。

IGOJIN

2011-08-29 12:35:21 | 雑談
25日にMYCOMから電子フリーペーパー
IGOJIN」(囲碁人)が創刊された。

基本は先に紹介した「IGOJIN Beginners」と同じく
主にMYCOMの書籍から講座やコラムを抜粋、まとめたもの。
レベルはネット碁初段を目指す人向けに設定。

書き下ろしもあるが依田プロのインタビューや、
木谷道場の話が「Beginners」と同じなのは残念。

一方、「東洋囲碁」とタイアップした
「小林流」の書き下ろし講座は
無料とは思えないほど充実していて必見である。

コバコウ先生のNHK囲碁講座と何か関連あるのかな?
もしかしてMYCOMからまとめが出版されるとか?

8/22の囲碁将棋フォーカスと朝日新聞に登場した福山さん

2011-08-28 15:15:15 | 雑談


タイトルなげーよ。

昨日(8/27)の朝日新聞夕刊に
「旬の人」ということで
取り上げられていた福山さん。
囲碁将棋関連のコーナーかと思ったら、
夕刊とはいえ3面の一般文化欄でしたね。

前橋放送局時代は自分で取材ネタを探して、
番組を作っていたとのこと。
囲碁将棋フォーカスも似たようなところがあるので、
ともすれば毎週の勝負の繰り返しになる囲碁将棋界に、
新しい視点を提供して欲しいです。

ちなみに福山さんの記事の隣は
将棋好きの松山ケンイチの映画紹介。
何気に将棋つながり♪

さて今日の囲碁将棋フォーカス
将棋の「奨励会」が話題。
プロになるまでのプロセスや、
途中で狭き門のために弾かれてしまった人中心の特集のため、
ともすれば重苦しくなりがちな話題ですが、
豊川プロが雰囲気を和らげてくれました。

豊川プロは解説でのダジャレが有名なので、
囲碁ボケで「ダジャレ棋聖」異名をとる私としては、
同タイプということで、ちょっと親しみを感じます。

元奨励会の人がやっている浅草橋のつけ麺屋をみて、
つけ麺が食べたくなりました。
繁盛していましたねぇ。

また放送中にちょっと映っていた2次試験の筆記問題なら、
オイラ通過する自信あるかも(笑)?

第16回ねこまど将棋カフェに参加した人々【2人目】

2011-08-27 17:15:15 | 雑談
ねこまど将棋カフェで、
「どうぶつしょうぎ」を指していたら、
横からルールとかを教えてくださるお兄さんが。

ありがたいのだけれど、正直なことを言うと最初、
「妙に馴れ馴れしいお兄さんだな…」
と、ちょっと思ってしまった…。

申し訳ない。

その後、他のお客さんと対局しているのを
ちょっと観戦したのだけれど、
ネット中継カメラの堂々と座って、
駒を落として指している(2枚落ちと8枚落ち)し、
しかも早指しで相当なれている感じ。
「えっ?プロ?」

私の脳内データベースは8年前のものだからなぁ…。

と、しばらくデータベースを探索していたのだけれど、
奥で長岡プロと談笑している福山さんをみて、
「ピーン!」
と、認証が照会した。

「もしかして福山さんのブログに登場した、田中誠さん?」

加えてご本人とその棋力を目の当たりにして
ブログで拝見したときには
「同姓同名のサッカー選手がいる」
としか思わなかった所から、
さらに思考が進み、ある記憶とマッチング。

「もしかして奨励会に在籍していた田中寅彦プロのご子息?」

かなり似ている。
違っていたらごめんなさい。



奨励会員は修行の身なので当然、
写真などはみたことはないのだけれど、
本ブログのタイトルの由来にもなっている、
河口俊彦さんの「対局日誌」にも度々登場していたので、
文章の上ではお馴染みの存在だったのだ。

控え室に頻繁に出入りしていたらしく、
田中プロがある対局で優勢な将棋の終盤に
秒読みに追われて、急に崩れた時に、
「『何やってんだ、親父』と叫んだ…」
というシーンが何故か印象に残っている。

確認はしていないけれど、もしご本人だとすると、
指導棋士をやっているとは知らなかったなぁ…。

「やっときゃ良かった公文式」(謎)

第16回ねこまど将棋カフェにいらした人々【1人目】

2011-08-26 00:15:15 | 将棋
ねこまど将棋カフェに突然、
モデルみたいな美女が登場。

「…絶対カタギ普通の人じゃない…」

せまい業界ですから、
こんな美女は限られています(失礼。ごめんなさい)。
脳内コンピューターが「カタカタ」と動き出し
すぐに「将棋ドル」の
梨沙帆さんとデータを弾き出しました。
…あ、「棋士ドル」なのね。

それにしても写真とか、
BIGLOBEで「ご主人様王手です」をやっているのを
チラッと見た時より、凄いインパクト。
ベックラこいた。
「ご主人様」も違った意味でインパクトあるけれど…。
やっぱり実物は違うのね。

こんなに綺麗でも、ただ綺麗なだけじゃ足りないなんて、
…アイドルって、大変だ。

第16回ねこまど将棋カフェなう

2011-08-25 19:17:11 | 雑談
ねこまど株式会社がプロデュースして、
新しく出来たばかりの
「Leave a Nest cafe&dining」で
将棋カフェが開催されるというのでのぞいてみました。

ボードゲームを楽しみながら
くつろげるというコンセプトのカフェで、
まだプレオープン。

新しもの好きとしては興味津々です。