表題の通り、3子局、コミ3目半。
こないだの3子局での勝利に味をしめて、黒2の石を囮に黒4、6と大場先行作戦だが、黒8、14ですぐにヘボの馬脚が。
黒8はより軽くするために、もう一路上か、あるいは7の石をボウシするところだろう。
黒14などはセンスの悪さここに極まれりといった観。
あるいはこれで全部シノげるなど考えたのは、相手に失礼も甚だしい気がする。
もう一路右、あるいは二路右、あるいは三路右のボウシでとにかくどこかを捨て石にサバくところ。
黒22も14からの方針に「全部助ける」という「とんでもない」一貫性はあるけれど、思想がそもそも間違っている。
黒22なんてやるから、黒42に白43と返されて困るのだ。
遡って黒40では左辺がちょっと怖いけど、41と打って8の石を助け、とりあえず下辺中央の石を不安定にしたかった?
黒46から隅で図々しく生きをはかる。
精算はない。
しかし運良くこの部分がコウみたいな形になり、コウ立てで黒78と連絡することになった。
このワカレが得しているのかはよくわからない。
それにそもそも黒62で図のように変化すれば、隅の黒は無条件生きである。
白にも問題の手順があったと思うのだけど、それにしても「読めないものだなぁ」と思う。
白81・83のような手は前局でも登場した。
私のレベルでは、三連星に対しての内からのカカりとしてよく見かけるが、未だもって対処法の考え方がわからない。
理屈では「低位に貼ってくれてありがたい」のだろうけど、それを体現する打ち方が出来ている感じはしない。
知識でいえば、黒82は81の石に響かずよろしくないようだ。
コスムか、もっと厳しく迫るなら81のカドに一間トビするくらいらしい。
最大のピンチは黒114の時点。
やはりここまでの対処法に問題があったのだろう。
こうなっては私としてはシボラれるくらいなら、仕方ないぐらいの気分。
白に最善に対応されたら、ここをボロボロにされそうな心配があった。
そういう意味で白117で押さえてくれたのはありがたく、一番怖かったのは抱えた一子に単純に動き出されることだった。
黒128で愚形のところもあるが、一安心。
黒146はノビて右と繋がる方が良かった。
五子が取り残されて、また形勢に不安が。
どこかで156にノゾいて利かせておけば、また違ったのかもしれない。
とりあえず右上一帯を囲うことに成功したものの、形勢はよくわからないままヨセに入ったところで事件が起きる。
黒220に白221と右下を気にしたのが敗着。
「スワッ!廃物処理班出動!」
と前から狙っていた黒222の引っぱり出しが、芋蔓式にワタリ、そして白の大石の眼を奪うことに。
そして結果、黒212と打った時点では考えもしなかった大虐殺が成立してしまった。
これだから囲碁は恐ろしい。
(;GM[1]HA[3]KM[0.5]
RE[]SZ[19]FF[4]
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