「意地になって日本代表のこと触れないの?」
というコメントをいただきましたが、
別に意地とかそういうものは全くなく、
普通にテレビに齧りついて近所迷惑も顧みず、
日本代表を応援していました。
書かなかった自分が理由は変に騒ぐと、
贔屓にはあまり良い結果をもたらさないという、
思い込みみたいなものがあるから。
言霊信仰…とはちょっと違うけれど、そんな感じ。
イタリアには「結果の予想を口に出すと良くない」
というような慣わし…というんでしょうか?
そんなものがあるらしいが、それに近い。
ほら、私イタリア人だから(ぇ)。
だから日本代表の冒険が終わるまで努めて触れるまいとしていました。
テレビで「日本が2-0で勝つ」とか無邪気に叫んでいるサポータがいると
思わずひっぱたきたくなりましたね(笑)。
「うかつに口にするな、ハシャグな」って。
イングランドvsドイツのところに書いた、
イングランドの記者の話にその念がちょっと滲み出ていますが…、
それすらも今となっては「書かなきゃ良かった」と思うくらいです。
さて今回の日本代表の決勝トーナメント進出は正直、
全く予想していませんでした。
それはワールドカップ前の文章からも察していただけると思います。
まぁドイツの時と同じく1分2敗ぐらいかなと。
それだけにデンマーク戦で快勝したときは嬉しかった。
大会前から「期待してない分だけ勝ち進めば嬉しいでしょうね」という話はしていたのですが、
結城プロが決勝に進出した時以来の嬉しさでしたね。
…って、結構近いな。
じゃあ日本代表の評価が変わったのかというと、
日本代表はともかく岡田監督の評価は世間のように無節操には変わりませんでした。
それは今回の快進撃が多分に運が良かったからと思っているからです。
もちろん選手・監督の努力・団結の下地があってこそですが。
具体的には
1.大会前テストマッチで4連敗したことで、
岡田監督が理想とする布陣を捨てて、守備重視(0トップ)にシフトチェンジした。
2.カメルーン代表の状態が日本以上に悪く、加えて初戦にソングが出場しなかった。
実際デンマーク戦、オランダ戦のカメルーンは初戦よりずっと良かったです。
3.カメルーン戦に「これしかない」という形で勝利したことで
選手に苦肉の策だったはずの0トップの布陣への信頼感が生まれた。
4.オランダ戦でリードされてからの交代(岡田監督の理想により近い)が機能しなかったことで、
「0トップ布陣で戦うしかない」とチームが腹をくくった。
5.デンマーク戦の2本の見事なFKで0トップの最大の懸案点、「得点」が解消された。
ざっとこの5つの「幸運」があげられます。
これらのどれか一つでも欠けたら決勝トーナメントには進めなかったでしょう。
だから日本代表の戦果を評価しつつ、
それは本当に奇跡に近い偶発的なものであって、
監督の理想とは違うのだから、監督の手腕によるものではないというのが私の評価です。
これらについてはまた明日、時間があれば。
スペインvsポルトガルは両国の実力が反映されたとはいえないので、
名勝負ではありませんが手に汗を握るハードな展開で、面白かったです。
巨漢FWジョレンテの投入でターゲットが出来てガラッと変わりましたね。
準々決勝は彼が先発するのではないでしょうか?
昨日で決勝トーナメント1回戦が終わり、
2日から「大会で一番面白い」準々決勝が始まりますが、
カード的に申し分ないし、また面白いゲームを期待したいと思います。
少なくともドイツ大会よりは楽しんでます!
というコメントをいただきましたが、
別に意地とかそういうものは全くなく、
普通にテレビに齧りついて近所迷惑も顧みず、
日本代表を応援していました。
書かなかった自分が理由は変に騒ぐと、
贔屓にはあまり良い結果をもたらさないという、
思い込みみたいなものがあるから。
言霊信仰…とはちょっと違うけれど、そんな感じ。
イタリアには「結果の予想を口に出すと良くない」
というような慣わし…というんでしょうか?
そんなものがあるらしいが、それに近い。
ほら、私イタリア人だから(ぇ)。
だから日本代表の冒険が終わるまで努めて触れるまいとしていました。
テレビで「日本が2-0で勝つ」とか無邪気に叫んでいるサポータがいると
思わずひっぱたきたくなりましたね(笑)。
「うかつに口にするな、ハシャグな」って。
イングランドvsドイツのところに書いた、
イングランドの記者の話にその念がちょっと滲み出ていますが…、
それすらも今となっては「書かなきゃ良かった」と思うくらいです。
さて今回の日本代表の決勝トーナメント進出は正直、
全く予想していませんでした。
それはワールドカップ前の文章からも察していただけると思います。
まぁドイツの時と同じく1分2敗ぐらいかなと。
それだけにデンマーク戦で快勝したときは嬉しかった。
大会前から「期待してない分だけ勝ち進めば嬉しいでしょうね」という話はしていたのですが、
結城プロが決勝に進出した時以来の嬉しさでしたね。
…って、結構近いな。
じゃあ日本代表の評価が変わったのかというと、
日本代表はともかく岡田監督の評価は世間のように無節操には変わりませんでした。
それは今回の快進撃が多分に運が良かったからと思っているからです。
もちろん選手・監督の努力・団結の下地があってこそですが。
具体的には
1.大会前テストマッチで4連敗したことで、
岡田監督が理想とする布陣を捨てて、守備重視(0トップ)にシフトチェンジした。
2.カメルーン代表の状態が日本以上に悪く、加えて初戦にソングが出場しなかった。
実際デンマーク戦、オランダ戦のカメルーンは初戦よりずっと良かったです。
3.カメルーン戦に「これしかない」という形で勝利したことで
選手に苦肉の策だったはずの0トップの布陣への信頼感が生まれた。
4.オランダ戦でリードされてからの交代(岡田監督の理想により近い)が機能しなかったことで、
「0トップ布陣で戦うしかない」とチームが腹をくくった。
5.デンマーク戦の2本の見事なFKで0トップの最大の懸案点、「得点」が解消された。
ざっとこの5つの「幸運」があげられます。
これらのどれか一つでも欠けたら決勝トーナメントには進めなかったでしょう。
だから日本代表の戦果を評価しつつ、
それは本当に奇跡に近い偶発的なものであって、
監督の理想とは違うのだから、監督の手腕によるものではないというのが私の評価です。
これらについてはまた明日、時間があれば。
スペインvsポルトガルは両国の実力が反映されたとはいえないので、
名勝負ではありませんが手に汗を握るハードな展開で、面白かったです。
巨漢FWジョレンテの投入でターゲットが出来てガラッと変わりましたね。
準々決勝は彼が先発するのではないでしょうか?
昨日で決勝トーナメント1回戦が終わり、
2日から「大会で一番面白い」準々決勝が始まりますが、
カード的に申し分ないし、また面白いゲームを期待したいと思います。
少なくともドイツ大会よりは楽しんでます!