対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

ワールドカップ19日目

2010-06-30 22:51:35 | スポーツ
「意地になって日本代表のこと触れないの?」
というコメントをいただきましたが、
別に意地とかそういうものは全くなく、
普通にテレビに齧りついて近所迷惑も顧みず、
日本代表を応援していました。

書かなかった自分が理由は変に騒ぐと、
贔屓にはあまり良い結果をもたらさないという、
思い込み
みたいなものがあるから。
言霊信仰…とはちょっと違うけれど、そんな感じ。
イタリアには「結果の予想を口に出すと良くない」
というような慣わし…というんでしょうか?
そんなものがあるらしいが、それに近い。
ほら、私イタリア人だから(ぇ)。

だから日本代表の冒険が終わるまで努めて触れるまいとしていました。
テレビで「日本が2-0で勝つ」とか無邪気に叫んでいるサポータがいると
思わずひっぱたきたくなりましたね(笑)。
「うかつに口にするな、ハシャグな」って。

イングランドvsドイツのところに書いた、
イングランドの記者の話にその念がちょっと滲み出ていますが…、
それすらも今となっては「書かなきゃ良かった」と思うくらいです。

さて今回の日本代表の決勝トーナメント進出は正直、
全く予想していませんでした。
それはワールドカップ前の文章からも察していただけると思います。
まぁドイツの時と同じく1分2敗ぐらいかなと。

それだけにデンマーク戦で快勝したときは嬉しかった。
大会前から「期待してない分だけ勝ち進めば嬉しいでしょうね」という話はしていたのですが、
結城プロが決勝に進出した時以来の嬉しさでしたね。
…って、結構近いな。

じゃあ日本代表の評価が変わったのかというと、
日本代表はともかく岡田監督の評価は世間のように無節操には変わりませんでした。
それは今回の快進撃が多分に運が良かったからと思っているからです。
もちろん選手・監督の努力・団結の下地があってこそですが。

具体的には
1.大会前テストマッチで4連敗したことで、
 岡田監督が理想とする布陣を捨てて、守備重視(0トップ)にシフトチェンジした。
2.カメルーン代表の状態が日本以上に悪く、加えて初戦にソングが出場しなかった。
 実際デンマーク戦、オランダ戦のカメルーンは初戦よりずっと良かったです。
3.カメルーン戦に「これしかない」という形で勝利したことで
 選手に苦肉の策だったはずの0トップの布陣への信頼感が生まれた。
4.オランダ戦でリードされてからの交代(岡田監督の理想により近い)が機能しなかったことで、
 「0トップ布陣で戦うしかない」とチームが腹をくくった。
5.デンマーク戦の2本の見事なFKで0トップの最大の懸案点、「得点」が解消された。

ざっとこの5つの「幸運」があげられます。
これらのどれか一つでも欠けたら決勝トーナメントには進めなかったでしょう。
だから日本代表の戦果を評価しつつ、
それは本当に奇跡に近い偶発的なものであって、
監督の理想とは違うのだから、監督の手腕によるものではないというのが私の評価です。

これらについてはまた明日、時間があれば。

スペインvsポルトガルは両国の実力が反映されたとはいえないので、
名勝負ではありませんが手に汗を握るハードな展開で、面白かったです。
巨漢FWジョレンテの投入でターゲットが出来てガラッと変わりましたね。
準々決勝は彼が先発するのではないでしょうか?

昨日で決勝トーナメント1回戦が終わり、
2日から「大会で一番面白い」準々決勝が始まりますが、
カード的に申し分ないし、また面白いゲームを期待したいと思います。
少なくともドイツ大会よりは楽しんでます

新刊棋書情報「李昌鎬の新手・新定石が10倍わかる本」

2010-06-30 02:23:01 | 棋書
イ・チャンホの新刊は定石の本だが、
収録定石が「新手・新定石」と呼ぶにはやや古い感じ。
チャンホの他の本や、
大矢プロ、結城プロの本、
そして「新版基本定石事典」で既に取り上げられているため、
「いまさら」感が漂う。

また1ページに全局図2図という構成が続くので、
ページ当たりの情報量が少ないのが不満。

おそらく「全体とマッチしなければ定石と呼べない」
というメッセージを込めたためと思われる。
それはわからないではないのだけれど…。

解説はチャンホらしく丁寧だが、
購入の優先順位が下がるのは否定できない。

ワールドカップ17日目【2】

2010-06-28 20:29:57 | 雑談
旅先でワールドカップを観るつもりでしたが、
恐るべきことに、○○県の地上波では
放送がありませんでした!

慌てて未明の街を徘徊したりしましたが、
なんとか今日明日はNHKのお陰で見られることがわかり、
一安心。

よってアルゼンチンvsメキシコは悔しいけれど、
アルゼンチンが3-1で勝ったとしか知りません。
ごめんねジョバンニ。
さよならジョバンニ。

さて今夜の試合。
オランダvsスロバキアは3-0でオランダ、
ブラジルvsチリは3-1でブラジルと予想して寝ます。

ワールドカップ17日目【1】

2010-06-28 05:50:15 | 雑談
ちょっとしたサッカーファンとドイツ人、
そしてイングランド人は昨日の試合をみて、
「ハースト」の名前を連想したでしょうね。

時は1966年イングランド大会決勝(でしたっけ?)。
カードは昨日の23時からの試合と同じく、
イングランドvsドイツ。

イングランドのハースト選手が放ったシュートはクロスバーを叩き、
ゴールラインの上で跳ね返ってフィールドに戻る。
主審はゴールと認め、結局これが
決勝点となりイングランドが3-1で優勝。

未だにこのゴールの是非は両国で
議論のネタになっているらしいですが、
昨日の試合でイングランドのランパードが放った
あわや同点というシュートは、
まさにハーストと同じシチュエーションでした。

違うのはこちらはゴールが認められなかったこと。
そしてそれが明らかに誤審だということです。

しかし文句も言わず、
それからドイツに3点目を決められるまで、
気迫のこもった攻撃をみせたのは立派。
結果は4-1という意外なものでしたが、
あの時間帯だけはイングランドの人は誇っていいと思います。

ただ前にも書いたようにイングランドは勝ち進むには力不足でした。
大会が始まる少し前に
イングランドの記者がスポーツナビで、
「(他に比べて問題点が少ない)イングランド優勝じゃない?」
と書いているのを読んで、
「馬鹿なことを」と思ったのですが、
その後、問題点が続出。
大会を去ることになりました。
うかつに大事なことの予想を無責任に立てることは、
私には出来ません。
口は災いのモト…とは少し違いますが。

ジェラード、ランパード、ファーディナント、テリーらがいる、
イングランドの充実した時期に
何も収穫がなさそうなのはとても残念です。

ワールドカップ16日目

2010-06-27 20:06:34 | 雑談
宇都宮さんが
「ザク美、ザク美」
とツイッターで呟いているので、
検索のため余所見していたら、ギャンが決めたのを見逃しましたよ。
って、ガンダムの話じゃないっす!

でもスアレスのスーパー決勝点は
生でみたので、よしとするかな。
ビッグプレイヤー候補生スアレスの名前は覚えておいたほうが良さそうです。
結局、韓国vsウルグアイは2-1でウルグアイが、
ガーナvsアメリカは延長戦の末、
同じく2-1でした。

アメリカと韓国は主導権を握っていましたが、
ツキがなかったですね。
でも熱い試合を見せてくれました。

さて今夜の予想ですが、
23:00からのドイツvsイングランドは
2-1でドイツ。
3:00からのメキシコvsアルゼンチンは3-1で、
アルゼンチンと予想します。
今夜も頑張ります!

新刊棋書情報「世界一わかりやすい打碁シリーズ 羽根直樹の碁」

2010-06-27 02:09:22 | 棋書
MYCOMからの新しい棋書「世界一わかりやすい打碁シリーズ 羽根直樹の碁」は、
平たく言えばMYCOM版「名局細解」。

1ページ上段に実戦の進行、下段に参考図というのが基本構成で、
1局を40譜から70譜程度に分けて解説している。
実戦図は当然として、参考図も全局図を用いているので、
1ページ2図は年配の方にはちょっと見づらいかも。
dasさんの言葉を借りるとレイアウトにメリハリがない…か?
構成は朴道純。

対戦相手は高尾プロ、張栩プロ、井山プロが2局ずつ、
三村先生とメーエン先生が1局ずつ、計8局となっている。
世界戦の碁がないのは残念?
立て続けに出たことで結果的に羽根直樹プロは四天王の中で打碁集が充実している。



同様のコンセプトの本としては先に挙げた名局細解の他、
同じ文庫では日本棋院の「打碁鑑賞シリーズ」があるが、
あちらは20譜から40譜程度で6局収録と考えると、
譜の数からするとこちらのほうがコストパフォーマンスが高いか?
【追記】ただし1局当たりは「打碁鑑賞」133円、「世界一わかりやすい」が150円。

私のように名局細解が好きな人は買ってしまうだろう。

「世界一わかりやすい打碁シリーズ」というタイトルはアレだが、
シリーズということで今後、誰が登場するのか期待される。

それにしても何故、今、羽根プロの打碁が2冊立て続けに発売されたのか、ちょっと疑問。
本因坊戦を見込んでのことなのだろうが、こちらは残念ながらカド番だし…。
もう1ヶ月遅くないか?

前にも詰碁集が同時期に沢山出たり、
ヨセの本が沢山出たりした時があったけれど、
本当にマーケティング的にどうなのだろう?
…効果的…なのだろうか?

ワールドカップ15日目

2010-06-26 17:57:58 | スポーツ
ワールドカップも2週間かけて、
予選リーグが終わりました。

昨日の結果はブラジルvsポルトガルがスコアレスドロー。
コートジボワールvs北朝鮮が3-0でコートジボワールが勝ち。
スペインvsチリが2-1でスペイン。
スイスvsホンジュラスがスコアレスドロー。

よって決勝トーナメントには
G組が1位ブラジル、2位ポルトガル。
H組が1位スペイン、2位チリということになった「らしい」です。

「らしい」というのは私は試合を観ていないから。
一応、ブラジルvsポルトガルを観戦していたのですが、
あまりの凡戦っぷりに睡魔に大敗を喫してしまいました。
特に「2位でよし」としたポルトガルが腹立たしい。
こんなことならG組はスルーして早く寝て、
どこかのスポーツバーに繰り出しスペインvsチリを観戦するのだった…。
なまじっか名前をアテにして観戦したのが失敗でした。

F組はありがたいことに希望通りの結果に。
スイスには申し訳ないですが、ホンジュラスに感謝。
スイスはスペインに勝ったときは「アッ」と言わせましたが、
結局得点力不足でしたね。
得点1失点1の1勝1敗1分。
ちょっと厳しいけれど敗退しても仕方ない…かな。
チリとブラジルの決勝トーナメント1回戦が楽しみです。

結局、決勝トーナメントはイタリアがスロバキアに退けられた以外は、
ほぼ希望通りの結果になりました。
欲をいえば大会をより盛り上げるため
南アフリカ、アルジェリア、コートジボワール辺りが
勝ち上がってきてくれれば文句なかったのですが…。
まぁ、そこまで上手くいかないか。

そして早速今夜から、決勝トーナメント1回戦が始まります。
試合間隔が短く、どのチームもコンディショニングがより大変になってきますね。

23:00からの第1試合はウルグアイvs韓国。
中々に面白い。
韓国に対しては
「同じアジア勢として頑張って欲しい」
という気持ちと、
「日韓大会でベスト4の経験があるんだからもうええやん」
という二律背反な感情(もっとも負けたくない国ですからね)があって複雑なのですが、
客観的にみれば勝機は十分ある。
ポイントはウルグアイに対して「劣等感」を感じないことでしょう。
長らくワールドカップで勝てない過去があったのは、
そういった「劣等感」が原因ではないかと思います。
最近では朴智星、朴モンド…もとい朴主水の活躍もありますし、
日韓大会ベスト4の実績、そして今大会でギリシャを圧倒した成功体験をベースに、
とにかく自信をもってプレーして欲しい。
ちょっと組織的ディフェンスに難があり、
フォルランスアレスロデイロを抑えきれるか不安が残りますが、
韓国が2-1で勝利と予想しましょう。
ウルグアイも好きなんだけれどねぇ。
攻撃陣対決が見所です。

第2試合はガーナvsアメリカですか。
ここまで過小評価しているアメリカ。
アフリカ勢唯一の勝ち上がりガーナ。
感情をおさえきれねぇ(笑)。
元々分からないカードですしガーナが3-1で勝つと予想します。
決勝トーナメント以降はすべて地上波でも放送されるようですし、
何とか起きて見届けたいですね。

ワールドカップ14日目【予想編】

2010-06-25 22:09:53 | スポーツ
今日で予選リーグも終わり。
長かったような…早かったような…。
いくつか観られない試合があったのは残念ですが、
それはこちらのサイト辺りでダイジェストを。

さて今日の試合。
地上波では23:00からポルトガルvsブラジルが放送されますが、
確かに予選リーグ屈指の好カードながら、
残念ながらG組は得失点差を考えると、
ほぼポルトガルとブラジルの勝ちあがりが決まっています…。
厳密にはコートジボワールが北朝鮮に大勝し、
かつポルトガルがブラジルに大敗することが条件となりますが、
さすがに北朝鮮も意地をみせるだろうし、
あまり望めそうにないでしょう。

よって見所はどちらが1位通過するかということになります。
仮に2位通過となった場合、
準決勝でドイツ、イングランド、アルゼンチン、メキシコといったチームが来る山に。
そこまで見据えるとブラジルは「負けないように」、
ポルトガルは「勝つように」、怪我やカードを貰わない範囲で
ある程度必死(謎)の戦いをすることになるでしょうか?
が、やはりここ数日の「dead or alive」の熱い戦いと比べると、
若干トーンが落ちるのは否めません。
結局ブラジルが3-1ぐらいで勝つのではないでしょうか?

一方のコートジボワールvs北朝鮮は、
先にも書いたように北朝鮮が意地を見せて欲しいなぁ。
よって2-2のドローと予想。

むしろ興味深いのは3:30からのH組。
スペインvsチリ、ホンジュラスvsスイスですが、
結果次第ではスペイン、チリ、スイスのいずれかがもう見られなくなることになります。
それが非常に残念…ですが、2チームしか勝ちあがれないのだから仕方ない。
中でもスペイン、チリに勝ちあがって欲しいので
スペインvsチリは2-0でスペイン。
スイスvsホンジュラスは1-1のドローとさせてください。

ワールドカップ14日目【感想編】

2010-06-25 13:30:22 | スポーツ
F組、スロバキアvsイタリアは3-2でスロバキア。
レベルはともかく、眠気を吹き飛ばすような行き着かせぬ最終盤でした。
40分過ぎてから1点ずつ入ったし。

パラグアイvsニュージーランドはスコアレスドロー。
よって1位でパラグアイが、2位でスロバキアが予選を突破し、
イタリアは36年ぶりの予選リーグ敗退となりました。

イタリア敗退は本当に驚きました。
ニュージーランド戦で相当にチーム状態が良くないことはわかっていましたが、
スロバキアも全然良いように思えなかったし、
それを差し引きしてイタリアが勝ち抜くと思っていたのですが。
自分で言っておきながらなんですが、
「ワールドカップは3引き分けで勝ち上がりを狙えるほど甘くはなかった」ですね。

このF組の予想がずっと外れてしまったのははひとえに、
ニュージーランドとイタリアの力量を見誤ったことですね。
というかニュージーランドは本当にイタリア、スロバキア、パラグアイに
全部引き分けるほどの強さがあったのか?
何ていったってアマチュアのチームですぞ。
残念ながら大会を去ってしまったので、それを検証することはもう出来ませんが、
本当にこのチームは「謎」です。

そしてイタリア。
この結果は国民は到底受けいられない「屈辱」でしょう。
何せ1勝もしていないのですから。

リッピは良い監督と思っていますが、
あくまで「良い選手を揃えた」上での「良い監督」…ということがハッキリした…かな?
高齢化が進んだことで元々ギリギリのところでやりくりしているところを、
ブッフォン、ピルロが離脱したことが結果的に致命的だったようです。

次回のブラジル大会に残りそうな現メンバーで、
ワールドクラスというとブッフォンデ・ロッシぐらいしかいないところを考えても、病根は深い。
クアリアレッラも4年後はもう30歳。
そもそも今期のチャンピオンズリーグではイタリアのインテルが優勝したわけですが、
その中にイタリア人選手はいなかったはず。
実質チャンピオンズリーグ決勝トーナメントで、
主力としてプレーしたイタリア人はいなかったんですね。

次代をみてもジュゼッペ・ロッシ、サントンなど期待のプレイヤーはいますが、
ワールドトップクラスとしてチームを支えるようになるかは未知数。
いや支える選手をもう一度、国挙げて発掘しなおさないといけないのでしょう。

2年後の欧州選手権までにどう立て直してくるのか注目されます。

E組、オランダvsカメルーンは予想通り2-1。
ただオランダが主力を休ませなかったのは全然違いましたね。
温存していたロッベンまで試合観慣らしのためか起用してきたましたし。
イタリアとはまた違った意味でビックリ。
そこまでして勝つ必要もなかったと思うのですが、
メンバーチェンジすることで勢いを殺がれるのを恐れたのでしょうか?

その判断が吉と出るかですが…スロバキア相手では同じかな?
とかいうとスロバキアがジャイアントキリングを起こすかもしれませんね。
クワバラクワバラ。
くれぐれも「ワールドカップは何が起こるかわからない」ともう一度キモに銘じましょう。