対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

新刊棋書情報06-03-26

2006-03-26 21:23:39 | 棋書
棋苑図書から「打ち込みと消しの基本」、日本棋院から「なるほど!ひかる手筋」が刊行。

前者は「韓国棋院」シリーズの第6巻だが、何故か今回は棋苑双書でなく棋苑図書ブックス第27巻の形で刊行。
ほとんど表紙や背表紙ぐらいしか変わりませんけどね。
イー・チャンホの「私の中盤戦略」(誠文堂新光社)、「イー・チャンホの中盤戦略1 打ち込みとエグリ」(棋苑図書)で見たような筋が載っていった。
あるいは従来の打ち込み本より、より新しい打ち込みの手法が紹介されている「かも」しれない。

後者は一瞬「ヒカルの碁」関連かと思ったが、無関係(笑)。
週間碁に連載していた講座をまとめたものらしい。
チラッとみたところ、攻め合いの面白そうな問題がならんでいた。
特筆すべきはB6版にもかかわらず、1000円というリーズナブルな価格。
棋苑図書も真っ青!

副題に「再現!人気連載シリーズ1」とあるので、今後も同様の企画か続きそう。
要注目のシリーズが始まったといえるかもしれない。
結局内容次第だが、こういう意欲は実れば評価したいと思う。

棋道戦士0034

2006-03-26 11:42:33 | 棋道戦士
「どうせ白のあてずっぽうの攻撃だろう」
「敵の薄みに近づいてしまえ、捕まりはせん」
(シャア)

<使用側>
黒番用。

<使用法>
戦況に自信がある時に。

<解説>
第7話より。
特に解説を必要とするセリフではない。
というかマイナーな場面でのマイナーなセリフなので、どう解説したら良いやら…。
とにかく上手が完全包囲するのって大変なんですよ、本当に。

<使用例>
白11は初めてみた。
黒16はハッキリいって急ぐところではないのだけど、後手とはいえ右下の黒が万全になる反面、白は目形が乏しい。
元々後手だったのだから構わないだろうという考えだった。
三子局ならではだろうか?

黒20のハサミから黒26のツケオサエとは、威勢が良いのやら悪いのやら。
どことなくチグハグな感触も。

白35と大きく構えてこられたが、さすがにこの大きさは許せない。
右下に取り残されている石も含みにここもハサミ、三隅で二間高バサミが出るという珍しい進行に。

黒42の追求はちゃんとチェック済み。
ただ単に「知識」に過ぎなかったのが、黒50のヒヨりで暴かれる。

ここはサガればモチコミで、以下白がどう動こうとも多分図のように取れるだろう。
取れればAやBの断点が大きいし、実戦以上に温泉気分で打ち進められたはず。

小さくとはいえ、右上を生きられては何をかいわんや。
黒58からの流れも、何だか蛇足な感じもする。

黒78は先手でN16のアテを防いだ「つもり」

黒80は右辺脱出の心配をなくしたつもりだったが、81にカケて攻めるような順もあったか?
左下からノビている白石にも断点は多いので。

白87は封鎖の意味だろうか?
しかしさすがに薄くて…

「どうせ白のあてずっぽうの包囲だろう」
「敵の薄みに近づいてしまえ、捕まりはせん」


実際黒98まで捕まらない。

黒112は113がアタりなのをうっかりした。
にしても、小さいところを打っているか…。
113を黒が打てば、左辺の白もまだ不安定だろう。

白115には驚いた。
ここを固めては、白の勝機はない。
あるいは何かあるのかと思って、手堅く打ち進めたけれど…。

黒124はソッポ。

当然黒1辺りにヒラいておけばいいわけで、ただその具体的位置に迷っているうちに
「こちらを追求してから考えるか」
と黒124と打ってしまった。
打ってみれば、全然白に響いていない…。

こんなことをやっているのも、
「もうウッカリしなければ、勝ちだ」
という緩い空気があったからだろうか?

黒132も
「白126を認めるのも癪だし、とりあえずやってみよう」
的で誉められた打ち方ではない。
実際、この部分は攻め合い負け。
黒144-146は攻め合いを誤解している。

黒172は当然ハサミツケでもっと大きく荒らせる…。

黒174は右上177に単サガリだったか。

黒198は単に二目損をしているのだから、端から見ると気が狂ったとしか思えないだろう。
ずっとウッテガエと勘違いしていたのでした。

三子に甘えて、全局を通して緩みっぱなしの一局だった。
これでは厳しい戦いは勝ち抜けない。

(;GM[1]HA[3]KM[2.5]
RE[B+34.5]SZ[19]FF[4]
AB[dd][dp][pd];W[pp];B[nq];W[kp];B[pn];W[np];B[mp];W[no];B[oq];W[po];B[qr]
;W[qq];B[rq];W[rp];B[pq];W[qp];B[rr];W[fq];B[mo];W[mn];B[ip]
;W[lo];B[lq];W[kq];B[fp];W[gp];B[eq];W[fo];B[ep];W[gq];B[go]
;W[ho];B[gn];W[io];B[fn];W[qf];B[pi];W[of];B[nd];W[rd];B[qc]
;W[pk];B[pg];W[pf];B[qg];W[rg];B[rh];W[rf];B[qk];W[ri];B[qi]
;W[sh];B[rj];W[qh];B[ph];W[qm];B[pl];W[ok];B[ql];W[pm];B[ol]
;W[nk];B[om];W[qn];B[on];W[nn];B[mh];W[mf];B[ld];W[ni];B[nh]
;W[kf];B[kh];W[jd];B[jc];W[kd];B[kc];W[le];B[ne];W[nf];B[lk]
;W[ml];B[id];W[ie];B[hd];W[ih];B[jk];W[hk];B[jg];W[jf];B[ig]
;W[hg];B[if];W[hf];B[he];W[je];B[hh];W[gh];B[hi];W[ki];B[ji]
;W[li];B[lh];W[jj];B[ij];W[oi];B[oh];W[gi];B[mk];W[nl];B[hj]
;W[gj];B[mi];W[ik];B[kj];W[de];B[cd];W[ce];B[ee];W[ef];B[ff]
;W[fg];B[fe];W[dg];B[rc];W[dm];B[em];W[dn];B[eo];W[el];B[fl]
;W[fk];B[dl];W[ek];B[cl];W[bm];B[bl];W[bo];B[cn];W[cm];B[co]
;W[bn];B[bp];W[cj];B[am];W[bk];B[ak];W[aj];B[ao];W[dk];B[en]
;W[ck];B[gl];W[gk];B[kr];W[jr];B[lr];W[lp];B[fr];W[gr];B[er]
;W[mq];B[mr];W[iq];B[be];W[bf];B[bd];W[md];B[lc];W[me];B[mc]
;W[qd];B[af];W[bg];B[rm];W[rn];B[rl];W[sc];B[ra];W[sb];B[pc]
;W[rb];B[qb];W[ag];B[rh];W[si];B[sj];W[sg];B[jn];W[jl];B[kl]
;W[km];B[jm];W[il];B[hn];W[jo];B[kn];W[lm];B[gg];W[gf];B[ge]
;W[gg];B[ks];W[ll];B[kk];W[ae];B[ad];W[al];B[gs];W[hs];B[fs]
;W[js];B[ap];W[do];B[cp];W[mp];B[pe];W[oe];B[od];W[kg];B[jh]
;W[pj];B[qj];W[sq];B[sr];W[sp];B[an];W[mj];B[qe];W[re];B[hm]
;W[nj];B[lj];W[nm];B[sn];W[so];B[sm];W[lg];B[af];W[qh];B[ae]
;W[rh];B[ko];W[jp];B[qa];W[sd];B[tt];W[tt];B[tt])

ガンダムセリフ参照サイト