対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

こども囲碁名人戦

2010-08-31 22:25:40 | 雑談
金曜日には「アマ本因坊戦にいくかも」なんて書きながら、
ずっと悪かった体調が更に悪化してダウン
総裁は2日目まで奮闘していたらしい)。
日が射している日は表に出るのが私の基本だが
日曜日にNHKで放送された「こども囲碁名人戦」を観るのがやっとだった。

「こども囲碁名人戦」も特に興味があったわけではないのだが、
番組欄に「シマウマくんが形勢を解説」とかいうのがあったので
その新機軸を見てみる気になったのだ。

その新機軸は結局、アニメーションを使って1局で3、4回、
白と黒の確定地を図示するというもの。
これはまぁ、予想通りだったけれど、やはり知識のない人には
ある程度勝負の流れというのが感じて貰えたと思う。
極端にこども向けにキャラクタライズされている問題点を何とかすれば、
NHK杯の方でもニーズはあるのでは?

それだけではなく前にも書いたような気がするが、
サッカーの解説みたいに実際にリプレーの画面に解説者が、
いろいろペンタブレットで書き込んで解説するなんていう放送技術も、
もっと使ってもいいと改めて感じた。

個人的にはそこまで最先端でなくてもいいから、
まずは「字幕放送」…お願いします。
しつこいですがホント。
視聴者層を考えれば、このニーズは高いって。

実戦の方は
ちょっと盤面で切った張ったの緊迫感がなかったのは残念。
正月だかに登場したお子さんたちもそうだったけれど。

これは好みの問題ではなくて
今、プロで活躍している人たちの子どもの頃の棋譜をみると
どんな棋風の人も子どもの頃はチャンチャンバラバラだった。

大成するにはまず根底に競り合いの強さがあると個人的に思っているので、
子どもの囲い合いの碁を決勝で見せられると不安になってしまう…。

まぁ、私よりずっと強いのだけれど。

アジア大会囲碁代表愛称募集

2010-08-30 21:26:00 | 雑談
「囲碁」という文字を思わぬところで目にすると、
日常余りないことなのでドキリとしてしまう。

今日も電光掲示板に
「囲碁代表は何ジャパン?」
という一文を見つけてドキリ
「スワ、何事か!?
と思ったらアジア大会に出場する、
囲碁日本代表の愛称を公募する
というニュースだった。
正式には9月1日から全日本囲碁連合HPで募集するとのこと。

「まずはしっかりと結果を残してからにしてください」
という言葉はグッと呑み込んで、
何にせよニュースに取り上げて貰えるのはありがたいことである。

と同時に囲碁ボケラーとしては「次のお題はこれで決まり」。

早速、いろいろ考えたがどれもブラックなものばかり。
一応、歩様も代表なのであまりブラックすぎるのも気が引ける…(汗)。

尚、ボケの参考までに代表メンバーを記すと…

男子 山下敬吾 井山裕太 高尾紳路 山田規三生 結城聡 秋山次郎 首藤瞬
女子 梅沢由香里 吉田美香 鈴木歩 向井千瑛 大沢奈留美

シンディをもってくるなら「馬主ジャパン」。
首藤先生と歩様をもってくるなら「岩田ジャパン」…。
結構、オイラの好みの棋士が揃っているので「オイラジャパン」でもいいかも(笑)!?

尚、監督は大竹先生…。
「大竹ジャパン」…う、うーん(失礼)。

ちなみに元祖ジャパンの新監督はザッケローニに決まったそうです。
こちらは「ザックジャパン」で決まりですな。
…って、スペインと全然関係ないやん!
…などと語りだすと止まらないので、この辺で。
しかし意外なところを持ってきたなぁ。

全日本アマチュア本因坊戦全国大会

2010-08-26 22:01:50 | 雑談
明日から全日本アマチュア本因坊戦の全国大会が、
東京市谷、日本棋院本院で開催されるそうだ。

それにしても「アマチュア本因坊戦」で検索しても、
なかなか日程とか出場者の情報が出てこない。
特に日本棋院は全くアナウンスしてくれないのは道吾(涙)。
まぁ、観戦するではなく出場するものというのはその通りだけれど…。

今回もたきぼりさんの記事がなければ気づかなかっただろう。
似たような状況でいつも出雲屋さんにお目にかかれなかったので、
今度こそ!と思ったけれど、
この大会は出場されていない…(涙)?

ただ総裁やアフロ先生はいつものように(というのも凄いが)出場。
初日を突破したらお会いできるかもしれない。

新刊棋書情報「捨て石集中講義」

2010-08-25 22:32:10 | 棋書
ミムー先生の新刊捨て石集中講義」。

この手の本は捨て石の「手筋」問題集になりがちだが、
本書は全局図を用いたテーマを主に扱い、手筋より
「どの石」を「どういう理由」で「どう捨てるか」に
主眼が置かれている。

構成は伊瀬英介。

序章
第1章 いらない石1 強い石にくっついている石(9テーマ)
第2章 いらない石2 利かした石(3テーマ)
第3章 石数に惑わされない(5テーマ)
第4章 捨ててはいけない石1 相手を切っている石(5テーマ)
第5章 捨ててはいけない石2 根拠を脅かす石(7テーマ)
第6章 捨ててはいけない石3 ねらいを残す石(4テーマ)
第7章 捨ててはいけない石4 取られると大きな石(3テーマ)
第8章 シメツケと、その他の手筋(9テーマ)
第9章 捨てるか、助けるか (練習問題12題)

テーマ図はアマの実戦、プロの実戦から取材している。
解説は他の伊瀬さんの本(「モタレ攻め指南」など)と同様、
丁寧すぎるほど丁寧。

私の感触ではネット碁初段でも、
「上手く捨てられたな」と感じることは極々まれ。
なので本書の前書きに
「アマの実戦を題材にしてものは級位者向け、
 プロの実戦を題材にしたものは有段者向け」
とあるのを読んで、「対象を広げすぎではないか」と懸念したが、
大体初段前後ぐらい向けのレベルに解説が統一されており
第一印象ほど難易度のばらつきはなかった。
プロの実戦は鑑賞目的で取り組むのがいいだろう。

一方その分、サラッと読むことが出来るため、
本の分厚さの割には分量はそれほどと感じない難点も。
立ち読みで全部読み終えそうになってしまった。
高段者にはプロの実戦は面白いと思うが、
若干物足りないか?

また本書のターゲット層も
ちょっと書かれていることを実戦にそのまま応用して、
効果をあげるのは難しいかもしれない。
テーマ図までの手順も掲載されているので
細かい手順よりも、「碁に対する見方や考え方を広げる」目的で
碁盤に並べながらジックリ読むのがオススメだ。
本書の中にもあるが、最終的には
「自分で考えて」応用して打つしかない。

まえがきにある「私なりに分かって貰えるよう一生懸命書いた」
というのは伝わってくる。
私も一回ジックリ読んでみたい。

新刊棋書情報「ひと目の攻めと守り」

2010-08-24 22:50:50 | 棋書
パラパラっとみた感じではイマイチ
全175問。
MYCOMから刊行で、構成はいつものように朴道純。

最近、いわゆる手筋問題集ばかり解いていて食傷気味。
そんな時期に出た趙治勲先生の「ひと目」シリーズ最新刊、
「ひと目の攻めと守り」はタイミングが悪かった(笑)。
ちょっとそこは割り引いて貰いたい。

一言でいうと「ひと目の手筋」に「石の形」に関する問題を加えたものなのだが、
個人的にこの手の題材は問題集向きでないと思っている。

答えが単純なヨミで導き出されるものではないし、
また答えをみても「あぁ、そうか」とピンとくるまで経験がいる。
結果、経験がない人が答えをみてもカタルシスを感じない。
これは問題(パズル)として致命的だと思う。

何故、囲碁の本は何でもかんでも
問題集にしようとするのか良くわからない。
確かにそういうスタイルが広く普及していて書きやすいということはあるのだろうが、
それにしては構成の引き出しが少なすぎやしないか?

ましてや少ないスペースで
「石の形」という概念を説明しようというのは無理があり、
一歩譲っても「ひと目」シリーズには向かない。
それとも「ここはそういうものだ」と割り切って
反復するのがいいのかなぁ?
私はそういうのは辛くてやってられないのだけれど。

第4章、第5章は全局図を用いて、
攻めの方向や構想、急所を問う問題だが、
これも何だかなぁ…。
ガッツリ解いてみればまた印象が違うかもしれないが、
全体として広く薄くという現時点での印象。

この本が評価できないというより、
このテーマをこういう調理の仕方をすることに賛成できない。
私はもっといろんなスタイルの本が読みたいです。

本因坊道吾

2010-08-21 10:29:33 | 雑談
さんさんのブログによると、
山下プロが本因坊就位を機に
「本因坊道吾」の号を名乗ることを発表したそうです。
「どうご」ではなく「どうわ」と読むそうな。

そういえば高尾プロ、羽根プロの時は号で囲碁ボケのネタになったり、
話題になったけれど、山下プロはノーマークだったなぁ。
まだ1期目ということもあるけれど。

ただ「道吾」っていう号はいいね!
「秀紳」より好き。
やっぱり「秀」より「道」だよね。

名を変えただけで、碁が強くなるなら苦労しないけど、
この号が「国際戦に強くなる」キッカケになって欲しいです。
多分、ファンのほとんどがそう考えているはず。

山下ファンではない(すまん)けれど、
「本因坊道吾」は応援したいと思います。

棋書評「ポケット手筋180」

2010-08-20 23:52:50 | 棋書


ポケット手筋180」(日本棋院)

出題は「ポケット詰碁180」と同じ左達康浩。

第1章 攻めの手筋(90題)
第2章 守りの手筋(90題)
第3章 古今妙手・名手15題

その他ミニコラムが3ページ。

章の中でも「石を取る手筋」「ヨセ」「先手を取る」など分類されている。

ポケット詰碁180」と同様、「やさしい」とは言えない。
第1章・第2章の現在の私の正答率は45%。
「正確に全ての変化を読めた」
「手筋の目的を把握した」問題のみ
「正解」としているとはいえ、
あまりの解けなさに
「オレって本当に手筋を知らないな」
と悲しくなってしまった。
5年前に「ポケット手筋200」を解いたときの再現(汗)。

これを理由にするのもどうかと思うが、
レベル的にはネット碁有段者以上でないと楽しめないと思う。
ポケット手筋200」より更に正確な読みと判断力が必要。

また問題も私が「ひと目」で解けるレベルから、
解答をみても「ピンとこない」レベルまでかなりバラついている。
ただ「ポケット手筋200」に比べると問題に無理がなく、
問題、解答をみても「うーん」と考え込んむ問題少ない。
問題の性質か、あるいは多少は成長しているのか?

第3章は当然鑑賞用。
「耳赤」「坂田のツケの妙手」など有名な妙手の他に、
「本因坊の無コウ」など見損じ、珍手も含まれており、
題材のセレクトには多少、注文がある。