dasさんに倣って、今年発売された棋書の中で面白かったものをまとめたい。
しかし5冊も挙げるのは私には難しいので、「今年の3冊」という形で。
まずは「韓流 囲碁が驚くほど強くなる本」(MYCOM:薫鉉著)。
1997年頃の日韓囲碁界の対局を、プロが斬るという内容だが、良くも悪くも忌憚なく、率直にプロ囲碁観、人生観を聞けるのが面白い。
翻訳がおかしかったり、タイトルがイマイチだったりという面もあるが、それを補って余りある痛快さだ。
巻末に全ての対局の、総譜が掲載されているのもポイントが高い。
読み応え抜群!
2冊目は「王銘エンの囲碁ミステリーツアー」(MYCOM:王銘エン著)。
メーエン先生のエンターティナーぶりが、今年も炸裂!
直接的には棋力向上には繋がらないかもしれないが、「囲碁の魅力」を伝える一冊として高く評価。
何かを楽しく伝えようという姿勢が、変わらないところが素晴らしい。
3冊目には先日発売したばかりの、「詰碁の達人」(MYCOM:塚本惠一著)を挙げたい。
去年の「至高の詰碁」辺りから、詰碁の本が次々と出版されているが、どれも問題の良し悪し以外は似たり寄ったり。
本書は必ずしも成功しているとはいえないが、「実戦死活百型」をつけるなど、少しでも内容を充実させようと工夫しているのが評価できる。
また問題も面白く、特に第1問は秀逸。
答えに詰まった人ほど、楽しめるところがユニーク。
こうして挙げてみて思うのは、全部MYCOMの本ばかりだということ。
日本棋院からも「碁界黄金の19世紀」、「規三生の突進」といった良い本もあったが、もう一つ従来の本と変わり映えのしない内容が、選考外とした理由。
奇抜ならいいというものでもないけれど、もう少し柔軟に、本を出すからには「今までにない」という部分を出して欲しいのが、来年へのお願いである。
個人的には「プロでも読みたくなる内容」の本を、もっともっと出して欲しい。
また全体的に問題集やノウハウ本ばかりで、囲碁に理論的に迫った本は相変わらず少ない。
読み応えや新鮮な発見が乏しい面で、ずっと不満が続いているので、これを打破するような濃い本の登場を願っている。
とりあえずNHK囲碁講座テキスト、結城聡プロの「これが世界の新感覚」と、河野天元の講座の書籍化を希望。
しかし5冊も挙げるのは私には難しいので、「今年の3冊」という形で。
まずは「韓流 囲碁が驚くほど強くなる本」(MYCOM:薫鉉著)。
1997年頃の日韓囲碁界の対局を、プロが斬るという内容だが、良くも悪くも忌憚なく、率直にプロ囲碁観、人生観を聞けるのが面白い。
翻訳がおかしかったり、タイトルがイマイチだったりという面もあるが、それを補って余りある痛快さだ。
巻末に全ての対局の、総譜が掲載されているのもポイントが高い。
読み応え抜群!
2冊目は「王銘エンの囲碁ミステリーツアー」(MYCOM:王銘エン著)。
メーエン先生のエンターティナーぶりが、今年も炸裂!
直接的には棋力向上には繋がらないかもしれないが、「囲碁の魅力」を伝える一冊として高く評価。
何かを楽しく伝えようという姿勢が、変わらないところが素晴らしい。
3冊目には先日発売したばかりの、「詰碁の達人」(MYCOM:塚本惠一著)を挙げたい。
去年の「至高の詰碁」辺りから、詰碁の本が次々と出版されているが、どれも問題の良し悪し以外は似たり寄ったり。
本書は必ずしも成功しているとはいえないが、「実戦死活百型」をつけるなど、少しでも内容を充実させようと工夫しているのが評価できる。
また問題も面白く、特に第1問は秀逸。
答えに詰まった人ほど、楽しめるところがユニーク。
こうして挙げてみて思うのは、全部MYCOMの本ばかりだということ。
日本棋院からも「碁界黄金の19世紀」、「規三生の突進」といった良い本もあったが、もう一つ従来の本と変わり映えのしない内容が、選考外とした理由。
奇抜ならいいというものでもないけれど、もう少し柔軟に、本を出すからには「今までにない」という部分を出して欲しいのが、来年へのお願いである。
個人的には「プロでも読みたくなる内容」の本を、もっともっと出して欲しい。
また全体的に問題集やノウハウ本ばかりで、囲碁に理論的に迫った本は相変わらず少ない。
読み応えや新鮮な発見が乏しい面で、ずっと不満が続いているので、これを打破するような濃い本の登場を願っている。
とりあえずNHK囲碁講座テキスト、結城聡プロの「これが世界の新感覚」と、河野天元の講座の書籍化を希望。