昨日なかったMYCOMの新刊、呉清源師による「玄妙」が今日は入荷していた。
本書は「昭和の碁聖」呉清源師オリジナル詰碁を、122題収録した詰碁集である。
【追記】完全オリジナルではないらしい?
まぁ小振りの詰碁で完全オリジナルは難しく、どこか焼き増しの筋になるのは仕方ないが…。
しかし前書きに「創作した」と明記してしまっているので、問題もありそうだ。
詰碁鑑賞能力のない私には、立ち読み程度ではそうとしか言いようがない(汗)。
難しい順にそれぞれA、B、Cとランク分けしまとめられているが、それ以外、特に工夫は見当たらなかった。
平凡に問題が提示され、そのすぐ裏に解答という形式である。
簡単なヒント付き。
各ランクごとの問題数は、上記リンク先、「目次」を参照のこと。
前書きには、
「呉師が今まで創作してきた詰碁から、比較的スッキリしたものを選んだ」
とある。
確かに1問目、2問目を試しに解いてみたところ小さめの図で、直ぐに解答することが出来た。
もっともBクラス以降は呉師らしい、やや大きめの図が増えて、詰碁嫌いの私はちょっと敬遠気味。
尚、ライターはいつものように牛力力プロ。
「呉清源の名を冠した本は、値段が2割増しになる」
という法則がある(?)。
本書もその法則通り?
A4版という体裁で、一応値段とのバランスを取っているが、1題につき1ページ費やしている割には、解答の図は3つほど(場合によって4つ)
解説も簡潔であり、量としては四六版で十分。
もっと値段を抑えられたのではないか、という念が残った。
言ってしまえば既刊の「呉清源詰碁道場(上)(下)」を、そのままA4版にしたというイメージである。
もちろん収録問題は違うわけだが、A4版にするならそこに必然性か工夫が欲しい。
問題図が大きいので見やすいという、メリットはあろうが。
ランクはMYCOMからの既刊、郭求真プロの「求真詰碁」「至高の詰碁」に則した印象を受けたが、これも立ち読みだからアテにしないで欲しい。
ただそのランク分け形式や選題の基準に、「至高の詰碁」「張栩の詰碁」の売れ行きからの「3匹目のドジョウ」を狙った感じがして、あまり良い印象を受けなかった。
カラい評価なのは、私が最近詰碁ばかり解いていて食傷気味でありながら、成績が急降下中という、腹いせもあるかもしれない(汗)。
詰碁を全部解いて、その問題の質まで吟味出来れば、また評価が変わってくる可能性もある。
総じて詰碁嫌いの人には薦めないが、詰碁が好きな人には書いたほど問題はないとは思う。
本書は「昭和の碁聖」呉清源師
【追記】完全オリジナルではないらしい?
まぁ小振りの詰碁で完全オリジナルは難しく、どこか焼き増しの筋になるのは仕方ないが…。
しかし前書きに「創作した」と明記してしまっているので、問題もありそうだ。
詰碁鑑賞能力のない私には、立ち読み程度ではそうとしか言いようがない(汗)。
難しい順にそれぞれA、B、Cとランク分けしまとめられているが、それ以外、特に工夫は見当たらなかった。
平凡に問題が提示され、そのすぐ裏に解答という形式である。
簡単なヒント付き。
各ランクごとの問題数は、上記リンク先、「目次」を参照のこと。
前書きには、
「呉師が今まで創作してきた詰碁から、比較的スッキリしたものを選んだ」
とある。
確かに1問目、2問目を試しに解いてみたところ小さめの図で、直ぐに解答することが出来た。
もっともBクラス以降は呉師らしい、やや大きめの図が増えて、詰碁嫌いの私はちょっと敬遠気味。
尚、ライターはいつものように牛力力プロ。
「呉清源の名を冠した本は、値段が2割増しになる」
という法則がある(?)。
本書もその法則通り?
A4版という体裁で、一応値段とのバランスを取っているが、1題につき1ページ費やしている割には、解答の図は3つほど(場合によって4つ)
解説も簡潔であり、量としては四六版で十分。
もっと値段を抑えられたのではないか、という念が残った。
言ってしまえば既刊の「呉清源詰碁道場(上)(下)」を、そのままA4版にしたというイメージである。
もちろん収録問題は違うわけだが、A4版にするならそこに必然性か工夫が欲しい。
問題図が大きいので見やすいという、メリットはあろうが。
ランクはMYCOMからの既刊、郭求真プロの「求真詰碁」「至高の詰碁」に則した印象を受けたが、これも立ち読みだからアテにしないで欲しい。
ただそのランク分け形式や選題の基準に、「至高の詰碁」「張栩の詰碁」の売れ行きからの「3匹目のドジョウ」を狙った感じがして、あまり良い印象を受けなかった。
カラい評価なのは、私が最近詰碁ばかり解いていて食傷気味でありながら、成績が急降下中という、腹いせもあるかもしれない(汗)。
詰碁を全部解いて、その問題の質まで吟味出来れば、また評価が変わってくる可能性もある。
総じて詰碁嫌いの人には薦めないが、詰碁が好きな人には書いたほど問題はないとは思う。