対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

棋道戦士0105「猿十番碁第3局」

2008-04-05 23:55:55 | 棋道戦士
つづき

この局面まで進んで気になるところが2点あった。



一つはAのハネを打たれると、中央の白が息苦しく感じること。
地としても癪である。

となれば白Bと打って、黒を下辺に押し付けるのが普通なのだが、その場合にCのキリが気になっていた。

実はこの対局では
「本手を打って、じっくり攻める」
をテーマに取り組んでおり、それ以前からCのポイントがずっと気になっていたのだ。

となれば白44でじっくり構えれば良さそうだが、白44も味よく見えて…。
その辺りがまだまだ「本手がなんなのか」がわかっていないところ。

アムロ 「自分でもどうしようもないんだ」



で、白46と伸びれば眼形的にも、厚み的にも大きいと見たのだが、これがどうだったか。

更に白48は白Bとカケツイで、自分の眼形の足しとすると同時に、中央の黒にプレッシャーをかけるのが、それこそ「本手」だったか?
ここから雲行きが怪しくなる。

(つづく)

棋道戦士0104「猿十番碁第3局」

2008-04-04 23:55:55 | 棋道戦士
つづき

黒29は先手でキカしているようで、一瞬上手い手に見えたが、自分のダメも詰めているので、そうでもなかったようだ。



白36から黒をペチャペチャに押しつぶし、白の優勢は続く。
余裕が出てきたのか、ここで一言。

hexagoban「つらいっす」
GO!「まだだ、まだおわらんよ(ま・くべ)」

優勢な方が使うセリフじゃないですね。
これじゃあただのイヤミ。
いや、そういう意味も込めていますけれど(笑)。

…更にこのセリフの元ネタは、ま・くべさんでなくクワトロ=シャア(Zガンダム)でした…(汗)。
ファースト以外は全然知らないなぁ…。

正しい使い方の一例を、以下に示す。

カミュ「先輩、仕事が終わったなら飲みにいきません?」
シャアまだだ、まだ終わらんよ!

(つづく)

棋道戦士0103「猿十番碁第3局」

2008-04-02 22:26:29 | 棋道戦士
3/29に打たれた猿十番碁第3局を、棋道戦士にのせてマッタリと振り返ってみよう。

はじめ画伯から戴いた、このケィヒンをアパターに登録して出陣。



ちなみにこれは画伯が、ワザワザトリミングしてくださったもの。
ところが寸法だけしかお伝えしなかったので、縦横の比率が逆になっていた(笑)。
ウカツ孔明
しかしこれもまた、「ノゾキに津軽海峡冬景色」らしいといえなくもない。

季節柄、桜の話など少しして対局開始である。



相手の二連星を想定して事前に作戦を練っていたが、のっけからタスキ星で水の泡
もっとも前から書いているように、白の立場でタスキはのぞむところ。

4手目で少々迷ったが、相タスキ星も味気ないかと思い、大好きな高目に構える。
そして入ってきた黒をケイマで圧迫して、以下適不適を無視して好みの定石に。



そしてアラよっと白有利に。

hexagobanさんにしてみれば、
「その定石の性能のおかげだという事を忘れるな」(髯ランバ・ラル=hexagoban)
「負け惜しみを!」(アムロ・レイ=GO!)
といった心境ではなかったろうか?

次もまたハマってください♪

(つづく)

棋道戦士番外002

2007-06-23 01:55:11 | 棋道戦士
「真っ黒クロスケ出ておいで」(サツキ&メイ)

<解説>
宮崎駿アニメ「となりのトトロ」より。
実は私はガンダムボケより、宮崎駿ボケの方が得意である(意味不明)。

<今日の一局>
続き



白83のところはずっと前から、ハネツギを狙っていたところなので、先に打たれたショックが大きかった。
ただ白83(だったと思う)で下辺Aと引っ張りだして、黒をボロボロにする手があったと、観戦者の方から指摘された。



多分こんな感じの順(烏鷺覚え)。
nipparatさんも、みえていなかったそうだ。

黒84は今見ると意味が今ひとつ不明瞭だが、左辺の一団をいじめと、下辺に抱えた石の動き出しを牽制したつもり。

黒85のノゾキに対して手抜きも考えたが、ツガないことを考えると後で
「天下のパンダの虎が、覗いたのだぞ」(元ネタは秀甫)
とか言われそうな気がして、素直にツギ。

白87は見えていなかった。
ここら辺が実力の差。
にも拘らず黒90でまたサービス精神が出て、
「二目の頭ミズ羽根(しげ子初段)
と秒ボケを炸裂。

ただこれで集中力が切れたのが致命的で、黒92の敗着を打ってしまった。
ここで93にツゲばまだ黒も望みあり、とはnipparatさんの言
私も第一感だったのだが、秒に追われて変に格好をつけて、勝手に転んでしまった。

ここらで観戦者もゾロゾロと引き上げ始め、裏番組の「天空の城ラピュタ」に流れていったようである。
そうとわかっていたら、得意の宮崎駿ボケをカマしたのに…。

黒106以下守っても上辺は、後にみられるように地にならない。

白115に対して狭窄視野に陥り、ついに黒116と病気が発動。
ついで左下隅に残っている、一手ヨセコウを頼りに頑張ってみる手はあったらしいが、ここはもう諦めて、そんな利用法は浮かばなかった。

黒138にnipparatさんは一瞬、上辺の手を見破ったのかと思ったらしいが、そうでないことは黒140とオサえたことで露呈。
白163と打たれ上辺の地は0。

遅まきながらやけのヤンパチで、
「♪真っ黒クロスケ出ておいで~、出ないと…眼がない!」
なんて絶叫して特攻。

しかしもはや誰も、私のボケなど聞いてはいなかった…(涙)。

「パルス!」

棋道戦士0102

2007-06-22 01:55:55 | 棋道戦士
「やらせはせんぞーっ」(ドズル・ザビ)

<解説>
第36話「恐怖!機動ビグ・ザム」より。
「やられはせんぞ、やられはせんぞ、貴様ごときに。やられはせん」
「ジオンの栄光、この俺のプライド、やらせはせん、やらせはせん、やらせはせんぞーっ」
の全文を言えれば完璧。

<今日の一局>
続き



決して楽観したわけではないが、それでも気分良く打っている時が一番危ない。
好事魔多し。

黒66は67を嫌って棒ツギも考えたが、nipparatさん曰く66にオサえる一手だそうである。
白69などを利かされるのも、癪な気がしたが…。
ただ黒70では、一度Aの辺りに利かすのはあったかも?

白71に黒72と、ほとんどノータイムで受けたのが安直。
局後nipparatさんに72の逆、上にハネて追い出した後、右下の地化すれば黒優勢と指摘されたがその通り。
この時の落手は、
「下辺を全部地化すれば勝てる」
という心理と、そして右下への手段白75が成立するのを、ウッカリしていたことに端を発する。

♪足~元に~絡みぃ~つく~♪
♪白い~石をぉ~蹴ぇって~♪
(ルパン三世主題歌Ⅱ)

なんて余裕をかましてみたが、激しい動揺は隠し切れない。



黒76は筋は良いけれど、その後の進行を考えれば図のような形で根拠を持つのが先決か?
変化がありそうだが…。



黒78では79にはオサえたかったが、図のような進行でツブレ。
泣く泣く78から80に引き、同時に敗戦も覚悟。

この辺でBGMが終了。
しかし時間も秒読みに突入し、BGMをかけなおす余裕はない。

そのくせ、
「もう秒読みだから、対局に集中かな」
というギャラリーの声に持ち前の反発心が反応。
冒頭のセリフを叫ぶ。
(「来た来た北島三郎」だったかも…)

これが伝説と化した「秒ボケ」、そして転落の始まりであった…。

(続く)

ガンダムセリフ参照サイト

棋道戦士0101

2007-06-20 00:55:55 | 棋道戦士
「ザクとは違うのだよ、ザクとは」(ランバ・ラル)

<解説>
第12話「ジオンの脅威」より。
ガンダムのセリフの中で、もっとも有名なものの一つ。

<今日の一局>
続き



白の27に挨拶せず、黒28から黒30と殴りかかったのは本局で唯一、私が気概を示した局面。

ゴリゴリやられた時に成算があったわけではないが、そこは県代表。
私の棋力不足を見込んでの無茶をしたりもせず、局面は淡々と進み黒40となって少し安心した。
尚、その黒40では41にマガるのも考えたが、左辺は辺に星があるので価値が低いと判断。
上辺の繋がり具合を確かめるのを優先した次第。

黒44は49も打ちたくて迷ったが、左辺の星と連絡しつつ、左下の下辺一帯に地模様を作る方をとった。

黒46、48は利かされな感じで癪だったが、これも白を安定させないために仕方ないか。
この辺りは気分も大分落ち着いてきて、着手も慎重だった。

黒58と受けた時点で観戦者から
「強い」
という声援が。

「サルもおだてりゃ棋に上る」
お世辞とは承知していても確かに気分が良い局面だったので、ここは一つとばかり冒頭の名セリフ。
うーん、我輩感激。
このセリフを披露できただけでも、この対局を受けた甲斐があったというものである。
「ザク」を局面に対応させて、シャレる余裕はなかったですがね(汗)。

この一時が本局で、一番幸せな時間だったかもしれない。

(続く)

ガンダムセリフ参照サイト

棋道戦士0087

2007-06-19 01:55:55 | 棋道戦士
「私が観客の為に焦っているだと?」
「馬鹿な。私は冷静だ」
(ガルマ・ザビ)

<解説>
第10話「ガルマ散る」より。
尚、ナンバリングが戻っているがこれは欠番だった番号の穴埋めのため。

<今日の一局>
続き



局後、nipparatさんに最初に指摘されたのは黒12の動き出し。
「左下を黒Aとシマり、模様に芯を入れる方が大きいでしょう」
というのだ。

無論、私もそれを考えなかったわけではない。

しかしそれでも動き出したのは2つの理由がある。

一つは右上を手抜いたとして、仮に後でここに良いタイミングで戻って効果的なサバキ、あるいはシノギ、捨石を達成できる自信がなかったこと。
もう一つは右上の分をキチンと、左下の模様で取り返す自信がなかったことだ。
まとめると「自信がない」のだけれどね(汗)。

そもそも白11の着点が嫌らしく、ほぼ左右同型。
これは一種の「手渡し」みたいなもので、私に
「どう打つかお手並み拝見」
といっているようなものだ。
これでは迂闊な手は打てない。

という理由で、損かどうかは度外視して目標を一本化させる黒12の逃げ出しだった。

しかしそれにしても…それにしても黒22はなかった。



実は黒25にオサえると、参考図のような手順に白に眼を奪われると思ったのだが、今みれば攻め合いにもならない。
他に何かあるかなぁ?
ならば黒25(参考図黒1)サガって右上の黒をオサマりつつ、右下の根拠を脅かした方が良いに決まっている。
あるいは常形通り25の逆にタツのでも、やはり白は一子を見捨てるしかなさそう。

実戦黒8以降この辺まではまだ気分が落ち着かず、対局中でも
「弱気だな、混乱しているな」
と自覚しながら打っていた。
気分を奮い立たせるように冒頭のセリフを吐いてみたが、観戦者は良く観ている。
「逃げているだけでは?」
と鋭いツッコミが。
はい、その通りです(涙)。

ここは感想戦でも特には指摘されなかったが、1子分以上損したのではないだろうか?

(続く)

ガンダムセリフ参照サイト

棋道戦士0100

2007-06-18 01:15:55 | 棋道戦士
「フフフフフッ、圧倒的じゃないか、我が軍は」(ギレン・ザビ)

<解説>
第42話「宇宙要塞ア・バオア・クー」より。

<今日の一局>
これから数回に渡って、「囲碁ボケ記念対局」対nipparat戦時の対局心理を記す。

当日までは大矢浩一プロの「なぜそう打つ なぜそうなる」を、盤に並べながら読んで準備。
それ以外にも「秀格全集」を並べたり「詰碁の神様」を解いたりしていたが、これは対局決定以前からやっていたこと。
直接的には関係していない。

対局前日までは別に本対局を意識することはなかったが、開始6時間前ぐらいから落ち着かなくなってきた。
なぜそう打つ なぜそうなる」は最後の10ページほど余してしまい、その状況が何となしに「ヤマを張った」試験を彷彿させ、精神的にフワフワしてきたのだ

それでもしっかり食事を済ませてシャワーを浴び、髭を剃って歯も磨いた。
パソコンの脇には十分な飲料、そしてエネルギー補給のためのカステラも準備。
PCにはBGMも用意。
形だけは万全と言えば、万全。
それでも落ち着かなさは消えない。
私は昔から、本番に弱い子。

対局室に入室。
提示された対局条件の「秒読み30秒」に少し「グハッ」。
一瞬躊躇したが、あまりこちらの無理も言って長引くのも申し訳ないし、別条件を突き返すのも失礼と思い
「しゃーないね」
と、そのまま対局開始。
予想通りこの中途半端な妥協が、後に仇となったが…。



対局序盤は図のように進行した。
この黒の打ち方は、関西棋院の宮本直毅プロが提唱する「天下五目の布石」である。
この形で打てば「天下五目(5子)」を名乗れる「必勝布石」ということだが、詳しくは知らない。
興味ある方はリンク先をどうぞ。
しかし一応は5子だから、この進行も当然考えられるとして、「すべての囲碁ファンに捧げる本」で概要だけは確認しておいた。

2手目に三連星に構えるのはボケと関連して予定通りだったが、実は3手目は右下に右辺からカカられるような気がして、それを本線に考えていた。
だから準備していたボケもここまで。

8手目はハサむのも考えた。
しかし私はハサむのが好きなのだが、あまり良い思いをした記憶がない。
早くツブれてギャラリーをガッカリさせてもいけないと思い、ここは手堅く小ゲイマに受け。

11手目のブッカケは奇手のようではあるが、コスんだ瞬間に
「あるかも」
と考えていた。
天元との連絡を絶つ意味でも効果的だし、「王立誠の定石秘伝」という本に類型が載っているのは知っていたから。
だからといって対策を知ってるわけではないのだけれど…。

とりあえず冒頭のセリフを開帳して落ち着いて考えようとしたが、かえって思考の混乱に拍車がかかり…(笑)。
まぁ置碁ならではの一言なので、このセリフは外せない。

(続く)

ガンダムセリフ参照サイト

棋道戦士0098

2007-05-28 01:15:55 | 棋道戦士
「ま、間違いない」
「奴だ、奴が来たんだ」
(アムロ)

<解説>
というわけで予告通り棋道戦士」再開。
セリフも相応しいように決めてみました。

第29話。
「ジャブローに散る!」より。

ネット碁だと相手の打ち方から、こんな気分になることもあります…。
ほとんどがマイナスな印象なのが、ツライところですが…。
作品は違いますが、「ヒカルの碁」でsaiと対局した時のアキラの心境はまさしくこれだったでしょう。
良い記憶に残る、個性的で強い打ち手になりたいものです。

<今日の一局>
再開ということで、「ジェットストリームアタック」でいってみましたよ。
しかし気にしていた対策、白4を相手に打たれ
「コヤツやるなっ!」
の気分。
やっぱり高目の方向が、逆でないと使えないかな?

それでも白20や44、46、そして右辺を白が囲いにいった辺りは
「やれる」
気がしていたのですが、白56と微妙にハズされてここから転落。



黒57はAぐらいでしたか。
三子の強度を軽視していました。
それでなくても弱いほうに押し付けるのはなかった…。

捨てるのも狙ったのですが、ちょっと大きすぎかと。
この後の仕留め方は、タイゼムでの打ち手らしいです。

負けましたが相手の韓国の方も方も、対局前後にちゃんと挨拶してくださったし…。
案外終局後は、挨拶なしの人がほとんどなんですよ。
残念なことに。
そういう意味では気分良く、スタート出来たのは良かったです。
後は相手に惑わされず、慎重に棋道を貫くだけ。

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