対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

第1回囲碁マスターズカップ大盤解説会

2011-06-30 20:55:55 | 雑談
日本棋院から今日告知された、市ヶ谷で開催される
「エステー&フマキラー第1回囲碁マスターズカップ大盤解説会

おっさんに興味はねぇ!
(チクン先生、ピカイチ先生ごめんなさい)
と、思いつつ開催内容をよくみると、
解説がメーエン先生、聞き手が奈穂ちゃんの銘コンビではないか!
いやいや対局者も現代の元丈知得ですがね(いまさら…)。

しかも予約制ながら入場は無料

どうする?どうする!?

第4回宝酒造杯東京大会2告知

2011-06-29 23:15:15 | 雑談
早くも秋の宝酒造杯東京大会の告知がありました。
暑くて秋の大会のことなんて考えられねぇ(笑)!
まだ2ヶ月も先ですし。

今回は変則日程で初段から3段クラスが9/10(土)。
4段から6段クラス、名人戦クラスが9/11(日)の開催となります。
級位者はどちらかを選択可能。
ちなみに審判長は土曜日が小川誠子プロ、日曜日が林海峰プロです。

いつものように参加クラスを迷っていますが、
4段以上ということはないので、
今回はasutoronさんとは会えなさそうです。
hexaさんも難しいかな?
あっじょ
さんやしゃばさんはどうだろう?
とりあえず参加はよほどのことがない限り確定。
春からスケジュールに入れていますから(笑)。

asutoronさんと逆で、問題(詰碁)はそこそこ解いていますが、
実戦が圧倒的に少なく月10局に満たないことも。
今もその少ない対戦数で7連敗、5番負け越しという体たらくです。
まぁ、あまり気にしないですが、打っていてつまらないのは確かですね(汗)。

今はiPadとかイベントに出かけることが多し。
夏場はいつも調子を落としますし、ますます対局数が減るかも…。
どーしよ。



「ブクログ for iPad」バーコードリーダー対応

2011-06-29 13:15:18 | 雑談
一昨日、「バーコードリーダーつけて」と書いた、
「ブクログ for iPad」がアップグレードし、
バーコードリーダーに対応しました!

このブログのおかげ…じゃないけれど、
何てタイムリー!?

一方気になるのが、i碁booksの不都合。

既に先週、
「アップグレードの申請をAppleにした」
という告知があり、
毎日「まだか」と心配して
アップロードをチェックしているのだけれど、
審査に時間が掛かるのね。

良いアプリだけに、チャンスロスしているのが
もったいないです。

新刊棋書情報「究極の定石発想法 PART2・3」

2011-06-28 20:55:15 | 棋書
タイトルに淡い期待を抱いていた
薫鉉(チョ・フニョン)プロの「究極の定石発想法」だが、
PART2PART3になっても「発想法」らしいものは提示されず、
普通の定石本に終わってしまった。

PART2
第1章「複合型定石(2)」(7型)
第2章「定石後の打ち方(星編)」(14型)

PART3
第1章「定石後の打ち方(星編)(2)」(16型)
第2章「定石後の打ち方(小目・その他)」(13型)
第3章「定石途中」(5型)

その他、問題の合間に「定石テスト」や「思い出の対局」が
コラムの形で掲載されている。

勿論、上記のような内容を求めて買うならば問題ないが、
それ以外はわざわざ韓国の本を翻訳するような内容でもない。
PART1にも書いた通り、少し前の流行型だし…。

ここのところ棋苑図書や東京創元社から韓国の本が出ているが、
特に日本の本に比べて優れているというところはあまりない。

日本の棋士と変わらない内容の本を出すならば、
少ないパイを奪っているわけだし、
もうこのぐらいにしておいたらどうだろうか?
韓国も棋書事情はさほど変わらず、
いいライターは少ないということはよくわかりました。

勿論、日本の出版社が出していくれない、
中韓の棋士の打碁集とか斬新な企画なら歓迎しますがね。

新刊棋書情報「ひと目の攻め合い」

2011-06-27 23:55:15 | 棋書
ここのところ今ひとつの感がある「ひと目」シリーズだが、
今月出た最新刊「ひと目の攻め合い」は割と良さそうな感じ。

構成は朴道純。

序章で攻め合いの5つのポイントを挙げ、
基礎編(81題)、応用編(89題)の問題を解いて実践という、
昔ながらの「ひと目」シリーズの内容だ。
勿論、全問黒先統一。

問題のレベルも、基礎編はネット碁有段者なら「ひと目」。
応用編もちょっと詰まる時があるが
基本手筋一本で解けるものばかりで易しい。
解説も十分。

「攻め合い」に特化した本はいずれも難易度が高く、
重要な分野でありながら級位者には敷居が高かった。

その空白を埋める「攻め合い入門書」として
本書は評価できそうだ。
これまでなかったのが不思議なくらい。

ただ最近の「ひと目」シリーズは、
みな背表紙が同じように見えて、
新刊本と認識できないのが少々難ではある。

ブクログはじめました【夏】

2011-06-27 05:55:15 | 棋書
囲碁囲碁トレーニング」と仰るブログで、
「棋書をブクログというサイトに登録して管理している
という記事を発見。

そういうサイトがあるとは噂で聞いたことがありましたが、
「何か登録するのに手間がかかるのだろう」
と勝手に思い込んで、今まで流していました。

実際は無料で、しかもいちいち情報を入力したりする必要はなく、
携帯カメラを使って、本の背表紙にある
バーコードを読み取らせることで、
すぐに登録ができると聞いて
「なるほど、これは蔵書管理にいいかも」

ただ私の携帯はあまりネットに繋ぐことを想定していないので、
バーコードを読み込ませてたり、
ブクログのサイトにいちいち繋ぐにはコストがかかる。

そこであなた。
iPad2についているカメラですよ。
「これで棋書のバーコードを読み取らせよう!」
これもiPad2を購入した目的の一つでした。
iPad版もあるみたいだし…♪

と、思ったらiPad版は、まだバーコード未対応なんですね。
オーマイガッ!
しかぁし、iPhone版で代用することができることがわかり、
無事ブクログデビューを果たせました。

ただバーコードを読み取らせるには、
背面のカメラで撮る必要がありますが、
撮るためにiPad持ち続けなきゃいけないのが想定外。
お、重い…
早くiPad版の前面カメラに対応して欲しいものです。
本を翳せるように。

想定外と言えば、無事本棚はできたけれど、
gooブログがどうやらブクログのブログパーツに未対応のようで、
折角作った本棚を皆さんに披露できないという問題も。
ブクログ自体は結構前からあるようなので、
何かブログパーツとして問題があるのでしょうか?

また持っている棋書はどちらかというと、
バーコードがない方が多いですな。
バーコードは1990年代以降の本にしかついていないようです。
Amazonに画像のない本が大半なので、本棚が美しくないし…。

うーむ…。

とりあえずすぐ取り出せる棋書でバーコードについていて
Amazonに画像があるものの極一部
借りている棋書2冊、読みたい棋書(チェス小説)3冊を
コチラに公開してみましたが、どうでしょう?
実際はこれの数十倍の本が私の部屋に眠っております、ハイ(汗)。

6/26の「囲碁将棋フォーカス」

2011-06-26 15:55:55 | 雑談
今日の囲碁将棋フォーカス、解説は張栩プロ。
そして「フォーカス・オン」のコーナーは
張プロが考案した4路盤パズル特集でした。

先日開催された東京おもちゃショー
4路盤パズルが「よんろのご」として、
発表されたことを受けての特集のようです。

口数の少ない張プロでしたが特集がはじまると、
娘の心澄ちゃんのために作った、
自作の4路盤(お菓子の空き缶を利用)や
携帯用4路盤(これもドロップか何かの空き缶?)を披露したり、
終始微笑ましい雰囲気で番組は進行。
一瞬、携帯用4路盤がiPhoneにみえた(笑)。

トークでは司会の福山さんも2題問題に挑戦しました。
(記憶を頼りに再現しました)
両方とも黒先。



これは福山さんも正解。



こちらは結構難しい。
筋自体は詰碁の花形ではありますが、
4路盤ならではのド派手な変化でアッと驚かせます。
黒が「最終的に勝つ」というのがポイント。

もう1題、張プロが名刺に印刷している問題を、
福山さんがブログで公開しているので、こちらもどうぞ。

このようにパズルとして奥が深く、面白いと思いますが、
ただ上の2問は問題が実戦的ではない
(1問目は白石が多すぎるし、2問目は黒石が多すぎる)。
似たツールの「どうぶつしょうぎ」と比べると
あくまで現状では「パズル」というところが悩ましい。

どうやってこの後に、買った人が「よんろのご」を利用して、
実際に「囲碁を打つ、打ち続ける」ような流れにもっていくのか?
囲碁ファンからみると、その道筋のつけかたが本ツールの、
今後のポイントではないかと。

まぁそこまで考えすぎる必要もないかも知れませんが、
いじわるなことを言えば、問題だけなら書籍で十分ですし、
趙治勲プロによると4路盤を普通に打つと、
どちらが勝つか結論は出ているそうです。
敢えて碁盤の形で出したのは実際に盤に並べて解いて貰うことで、
囲碁に親しんで貰おうという意図があるのは承知していますが。

ただ囲碁のルールは全て入っているので
上手く活用できれば入門用としては良いツールだと思います。

新刊棋書情報「碁は殴るか構えるか」

2011-06-25 23:55:55 | 棋書
MYCOMから大好きな王銘エンプロの新刊
碁は殴るか構えるか」が出た。

メーエン先生の本にはハズレがない…わけではないが(笑)、
ハズレでも「これを書きたい、読者を楽しませたい」という意欲が
毎回本から滲み出ているので、それを感じさせない。

今回の本もオリジナリティ溢れるタイトルだし、期待していたが、
手にとってみた感じでは…うーん…残念ながら普通の本にみえる。
構成は川熊博行。

「「手の大きさ」で判断できないような局面において、
 どう『殴るか(どう戦うか)』、どう『構えるか(戦う準備をするか)』
 で着手の方針を決めている」
というメーエン先生の「碁の打ち方」を教授するのが本書の狙い。

メーエン先生の自戦解説(第2章・第3章)と
アマの碁の手直し(第4章)を題材に、
上記の打ち方の具体的運用方法をを示している。

「ゾーンプレス理論」をより簡明化した考え方ということだが、
「戦うか戦う準備をするか」と言い換えると、何だか普通の戦略に思える。
実際、私もその巧拙はあれ、私の着手の判断基準も同じだし…。

解説している実戦例は手順も掲載されているので、
メーエン先生が対局時に考えていることを記した
「打碁集」と思えればまだ良かったが、
そう割り切るには第3章の「アマの碁」の解説が余計。

第1章の序説は面白く読めたが
ちょっとすぐには「欲しい」という気持ちは涌いてこなかった。

第69期将棋名人戦第7局大盤解説会にいってきた

2011-06-24 22:55:55 | 将棋
というわけで一昨日は7年ぶりぐらいに、
2度目の将棋大盤解説を観にいってきたのでした。

奇しくも前回の観戦カードも羽生vs森内の名人戦。
第62期の第6局で、大盤解説会場は新宿の野外広場。
勝った森内プロが前年羽生プロに奪われた名人位を奪還すると共に、
永世名人への再スタートを切った節目の一局でした。

森内プロが特に贔屓というわけではない(すみません)のですが、
この二人のカードだと何故か羽生プロの応援が多いので、
義憤というか「俺が応援してあげなきゃ」という気持ちで、
いつも森内プロを応援してしまいます。
特に贔屓ではないと言いつつもこのブログに将棋棋士としては、
渡辺プロ、羽生プロと並んで、結構名前を出してますし

加えて今回は今名人戦の最中に
「ねこまど将棋カフェ」でお会いしたということも
応援する理由になりました。

ところがその後、調子を落としてしまわれたので、
「私に会ったことでミソがついたのでは?」
何故か責任を感じて、いてもたってもいられず。

ついにはフルセットに持ち込まれたと聞き、
時間ができたこともあり、リアルタイムで心の中で応援を送るため
築地は朝日新聞本社で行われた解説会に向かったのでした。

まぁ最悪、羽生プロの3連敗4連勝の大逆転劇が味わえるという、
腹黒い保険もありましたが…(ぼそ)。



会場について物凄い人の多さに絶句しましたね。
写真は終局後なので、まだハケている方です。
これで毎日新聞社でも解説会をやっているので、
全体の半分ぐらいというのだから、恐れ入ります。

2会場のうちこちらをセレクトしたのは解説が木村一基プロ、
そして聞き手が贔屓の中村桃子プロだから。

中村桃子プロはお世話になっている入間将棋センター出身らしく、
そのためにプロ入り前から注目していました。
プロ入り後は目だった活躍はないですが…(涙)。

一方、木村一基プロの解説も安定していて
わかりやすいので、観にいく大きな動機になりました。



本局でも解説会開始時の局面だった上の図に至るまでの進行を、
水面下の両者の駆け引きを踏まえて解説してくださり、とても理解が深まりました。
何といっても本格的に将棋を観戦するのは数年ぶりぐらいですから。
本局はどちらかというと、この水面下の駆け引きの方が最終盤より重要でしたね。



そして本解説会でのハイライトはここ。
会場のモニターに移されている名人戦速報によると、この△2七銀を
「控え室では誰も予想していなかった」
らしく、一時は
「後手が良くみえてきた」
なんていうコメントも掲載されました。



大盤解説では木村プロが割と早い段階から△2七銀を指摘。
そして上の▲3九銀までをしっかり示して、
会場の尊敬の眼差しを一身に受けていましたね。
「千駄ヶ谷の受け師△!」



しかしその木村プロも予想していなかったのが、再度の△2七銀!
これには会場も驚いていましたが、実は一人だけ予想していた人がいます。
それは…(笑)。

ただ明らかに飛車を取るのは間に合いそうもないし、
苦し紛れの手なので自慢にはなりませんが(汗)。



会場が一番「おおっ!」というどよめきに包まれたのは
最終盤の羽生プロのこの手。
これしかないとはいえ、いかにも「クソ粘り」(失礼)。
しかしこの後も全然見込みのない局面を指し続けたところに、
本対局に対する羽生プロの強い執念みたいなものを感じました。

煽るような意味もあったかもしれませんが、
控え室の形勢判断がブレまくりで、
森内プロを応援する身としてはハラハラしっぱなし。
しかし結果良ければそのハラハラも
刺激的に対局を観るいいスパイスだったと思います。

全体としては夕食休憩前に既に先手に形勢が傾いていて、
そのまま森内プロが羽生プロの勝負手をかわして
勝ちきったという一局だったようです。

森内先生おめでとうございます