対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

新刊棋書情報「6路盤囲碁パズル」

2008-03-31 22:55:55 | 棋書
急遽発売となった、MYCOMの「6路盤囲碁パズル」は、ユニークだがよくわからない本だ。
一応位置付けとしては、入門書と言うことになる。
著者は後藤俊午プロ。

単に6路盤を用いた入門書かといえば、そうではない。
いやそうなのだけれど、そこからさらに工夫がされている。

まず
「碁石は交点におく」
というルールだけ示す。
そこに偶数路盤の特徴をいかして
「黒と白は点対称に石を置くものとする」
というルールを加える。
そして黒の着手順をみて
「白はどこにどういう手順で打ったでしょう」
と問う。
これが「対称形パズル」。
タイトルの「パズル」の実像だ。

わからないというのは、これが本当に入門者に
「ウケる」
のか、面白いのかと言うこと。
いやこうしてプロが本を出すのだから、きっと長年の指導歴の中で編み出した手法なのだろう。
しかしこの辺が既にすれて(?)しまった、私にはピンとこないのだ。

もう一つ分からないのは第3章以降、これらに「アタリ(ヌキ)」「着手禁止点」や「地」のルールが加わってくるのだが、それが唐突な感じがすること。
ヌキアトが出来ることで、対称点を見つけにくくなるのはパズルの発展として少しは面白くなっていると思う。

しかし突然に対称形パズルから離れ
「ここで黒はどう打てばよいでしょう?」
という問題が出てくるのはいかがなものか。
そしてその答えが
「こう打てば白は全滅です」。
勝敗の概念が入ってきて、全くの白紙から始めた読者は面食らわないのだろうか?
何故に突然、取るのが目的になるのか?

地の概念が入るのは、その後の章である。
短路盤を用いることや、少しずつルールを加えるのは大賛成なのだけれど。

パラパラっとめくっただけの感想なので、じっくり読めばきちんとしたプロセスがなされているのかもしれない。
だから冒頭の通り、「わからなかった」とだけ報告しておくが、この作りはちょっと不思議だ。
その工夫への意欲は大いに評価したいが…。

どなたか初心者の方が、この本の手法を試す人柱になってくださらないかなぁ?

新刊棋書情報「新ポケットヨセ200」

2008-03-30 23:55:55 | 棋書
日本棋院から「新ポケットヨセ200」が出版されている。
構成は下田理加氏。
多分、「新ポケット詰碁200」「新ポケット手筋200」と、同じ構成の方と思う。

ちなみに元祖「ポケット詰碁200」「ポケット手筋200」「ポケットヨセ200」の構成は、白江治彦元プロ。

要するにヨセの手筋問題集である。
タイトルの通り200問。
内容も「新ポケット手筋200」の手筋を、ヨセの手筋に絞ったと考えればよい。

細かい数字はあまり出ておらず、解答では
「これがこの形で最善のヨセ方です」
というのを示している。
そのため大局的な理論的の部分は、「ヨセ・絶対計算」などを読む必要はある。

旧「ポケットヨセ200」は、コンパクトにヨセの手筋をまとめた棋書として、好評を得た。
その形をそのまま受け継いだ本書も、ほぼ同じ評価が得られるだろう。
生憎、構成の違いによる問題の良し悪しまでは、詳しく読んでいないので不明。
というか元祖の「ポケットヨセ200」も、持っていながら放置したままなのですがね(汗)。

2008女子カーリング世界選手権、日本4位

2008-03-29 23:55:55 | スポーツ
昨日、猿十番碁第3局があった。
詳しい感想などは明日以降にするとして、それからどうも運が回ってこない(汗)。

いや単に2008カーリング世界選手権で、チーム青森が4位になったということと、他の贔屓のチームが負けたというだけですが。

チーム青森の件は、
よくやった
という面と
惜しい、悔しい
というのがない交ぜになった微妙な順位だ。

そのプロセスを振り返ってみると、まず12カ国の代表で争われる予選で7勝4敗4位タイ。
7勝の中には明日の決勝に進んだ中国に、最終戦で勝って、プレーオフ圏内の4位に食い込んだというものもある。
中国は2敗しかしていないので、これは価値があるだろう。

その勢いをかって4位同士のタイブレークでドイツを破り、さらにプレーオフ1回戦で3位の強豪スイスを撃破
一気に優勝の可能性が出てきた。

これが昨日までの段階で、ここまでは良かった。

ところが今日の準決勝でカナダに敗れたことで勢いが止まり、再びスイスと争った3位決定戦でも敗戦。
メダルに惜しくも手に届かなかったという形なのだ。

最終戦はスキップの目黒選手のショットが乱れ、序盤から大量失点。
終盤追いすがっただけに、悔やまれる結果でもある。

しかし去年が確か8位でプレーオフにも進めなかったことを考えると、格段の進歩をしているともいえる。
予選の勝敗が逆転していますもの。
悔し涙を流す本橋選手の姿に、逆に表彰台が意識できるようになったという、感触も感じられた。

アジアのライバル、中国がメダルを獲得するので安穏とはしていられないが、着実に前進していけばバンクーバーでまた花を咲かせることが出来るだろう。
まずはコンスタントに、上位の結果を出していって欲しい。

猿十番碁第3局告知

2008-03-28 21:00:20 | 雑談
hexagobanさんとの猿十番碁3局。

明日(29日)21:00開催!

対局日は覚えていたものの、告知するのをスッカリ忘れていました。
対局場はいつもの通り、無料ネット碁会所KGS

今回はオレやるよ!
前2局に比べて心身落ち着いているので、内容のあるところをみせられればと。
一応、ウン連勝中
あまり打っていないのは相変わらずですがね。

奇をてらわず、自分が正しいと思うように打ってみたいと思っています。
とりあえず乞うご期待。

新刊棋書情報「ひと目のヨセ」

2008-03-27 21:32:49 | 棋書
ひと目の詰碁」「ひと目の手筋」がいずれも、囲碁オールタイムベスト10入り している。

当然「ひと目のヨセ」にも期待が集まったが………
いいんじゃないでしょうか?
著者は趙治勲プロ、構成は朴道純氏。

第1章は「先手ヨセ、逆ヨセ」。
9路盤の最後の小ヨセ38題を題材に、先手ヨセと後手ヨセ、逆ヨセの違いを学ぶ。
といっても、小難しい数字はかなり排除され、例えば先手ヨセと後手ヨセの区別は
「どちらを打てば、相手は手を抜けませんか=先手?」
と、かなり簡略化されている。
問題も大体2択。
このデフォルメはメリットデメリット両面あるとは思うが、「ひと目」というカテゴリからすると適切か。

第2章は「相手の弱点を狙う」。
要するにヨセの手筋問題集。
全93問
あまり難しい問題はなく、ヨセの手筋として必須のものが取り上げられているようだ。

第3章は「実戦問題」。
と大仰に銘打ってはいるが、ほとんど第1章と変わらない。
9路盤のヨセの、本当に最後の部分で
「ここでどう打つのが最善ですか」
というのを問うている問題が38題
どうせなら
「双方最善にヨセると、どちらが何目勝ちですか?」
ぐらいの問題でも良いように思ったが、これも「ひと目」のコンセプトゆえか。

全体の構成にメリハリが利いていて、フォントも読みやすい。

以前日本棋院の新書で発売されていた、同じ趙プロの著書、「ヨセの基本」を膨らませた印象。
ヨセを少しでも学んだ人には物足りないと思うが、有段者でもヨセに自信のない人は、基礎固めに読んでみるのがいいだろう。
繰り返しになるが、「ひと目」の看板に偽りない内容と思う。

以前発売した「李昌鎬のヨセ」も、こういう感じにすれば良かったのにねぇ。

哀しいこと

2008-03-26 23:50:53 | 雑談
日本棋院八重洲囲碁センターで、年度末謝恩ブックキャンペーン実施中…と書こうとして、ソースが削除されているのに気づきました。
リンク先にその残骸がみえますが。

日曜日にいったところ一般棋書1割引、日本棋院棋書2割引という話だったのですが、特にそれを告知するような張り紙もなく。
あるいはネットで公表したものの、取り止めたのかもしれません。
年鑑などを買うチャンスだっただけに、哀しい…。

といいつつ、ちゃっかり名局細解を2箱購入済みですが。
予定通り。

もう一つ哀しいのが、裸苦天。
いや楽天ブログ。

ここのところコメントを入力すると
「コメントが入力されました」
と景気のいい文章が出てくるようになった一方、エラーも増えた気がします。

もっと哀しいのは、「入力された」はずのコメントが、次に見に行くと消えていること。
あるブログで消えているのを見たときは
「何もつまらないからって、消すことないだろうに」
と心の中で憤慨したのですが、どうやら他の楽天ブログでも消えることが判明。
そちらは特に消されるような心当たりもないので、楽天に原因があると思うのです…。
いやそう思いたひ…。
どうやらコメントスパム対策などをとったついでに、コメントが消えてしまうようですが。

楽天囲碁ブロガーが他に移ってくれないかなぁと夢想する、今日この頃。
楽天ブロガーにとっても、いわれのないトラブルの種にもなりそうだと思います。
少なくも必要以上に楽天ブログに、コメントする意欲は減りました。

新刊棋書情報「カンタン!使い分けで接近戦に強くなる」

2008-03-25 20:55:55 | 棋書
新刊の「カンタン!使い分けで接近戦に強くなる」は何かを伝えたい意欲を、久々に感じる誠文堂新光社の本なのだが、やっぱりナンダカナ…。
タイトルや表紙、フォントに本としての「色気」を感じない。

著者は森野節男プロ、構成は北川史朗氏。

中はパッと見、「基本の××これだけは」シリーズと一緒。

第1章 ツケるということ(全10題)
第2章 広げるところ治まるところ(全6題)

の2章は次の一手形式で、接近戦におけるツケの意味、サバキとシノギの選択といったテーマを学ぶ。

第3章 定石から手の性質を知る

から工夫がみられ、この章は30Pを使って、小目への一間高ガカリにハサンだ定石を学ぶ。
タイトルの通りその諸変化を通じて、手の性質を知り接近戦に応用するのが狙いのよう。

第4章 ケイマとオシの使い分け(8題)
第5章 中盤の攻防 ツケるハネるヒク(4題)

は再び、次の一手。
「ツケにはヒケ」を提唱しているのが面白い。

第6章 プロ実践に見るツケの攻防

はタイトルの通り。
全3局の参考譜の、総譜が載っているのは評価したい。

こうして目次を並べてみれば、伝えたい意欲を感じると書いたのも、わかっていただけるかと思う
が、どうしても実物を手に取ると、薄っぺらい感じを禁じえないのは何故だろう?

あるいは各章ごとに工夫しているものの、各章の形式やテーマそのものは、どこかでみた感じがするからだろうか?
もうちょっと章を絞って、次の一手を削ればいい本になったかもしれない。

アーサー・C・クラーク

2008-03-24 23:55:55 | 雑談
今更かも知れませんが、作家のアーサー・C・クラークがお亡くなりになったんですね。
私はSFのビッグ3では、ミステリも書くアイザック・アシモフが好きなので、すぐに作品が出てきませんでした。
そうそう「2001年宇宙の旅」。
これは忘れてはいけません。

ただこの作品、映画は
「2001年に見よう」
と思って、そのままになっている気がするのです。
スタンリー・キューブリックは、「時計じかけのオレンジ」は観たんだけどなぁ。

小説は…読んだのかな?
あまり覚えていない…。

覚えていないといえば、もう一つの代表作「幼年期の終わり」も内容が思い出せないです。
大まかな話の流れと、竜みたいな宇宙人が出てくるような記憶はあるんですが。

なんでこんなに印象に残らないんだろう?
でも昔の読んだ本って、話の筋を忘れていることが多いですね。

昨日の結果

2008-03-23 21:51:56 | 雑談
昨日は久々に「不幸のブログ」が発動。
すみません。

今日も別件で発動しないかヒヤヒヤで、最後はみれませんでした。

カタリンプロvsスーパーコンピューターは、KGS上で第1戦で白番カタリンプロが優勢になっているのを、1時ぐらいに確認して就寝。
中国ルール互先コミ7目半という設定。
まだ事件が起きるのは先のよう。
KGSを介在して打っているのではなく、他で打ったものをKGS上で公開したという感じでした。

中島美絵子プロ婚約

2008-03-22 21:01:04 | 雑談
NHK杯の司会者、中島美絵子プロが婚約したそうである。
お相手は安藤和繁プロ。
こちらもNHK杯の、秒読みか何かされていましたっけ?
おめでとうございます。

ソースはgonaさんのブログから。
更にそのソースは、週刊新潮今週号。
何故に新潮が、記事として取り上げたのかは不明。
にしても記事中の、「今最も期待される若手」って初めて聞きましたよ(汗)。
更にgonaさんのブログによると、今夜(22日)24時から、
カタリンプロ対スーパーコンピューターの、9路盤対決があるという情報が。
対局場はKGS
さらに明日(23日)に19路対決もあるらしいが、9路の方が勝敗がわからないだろう。

時間的にはフィギュアスケート世界選手権、男子FS放送の後ですな。
今夜は徹夜?
早朝には日テレで、棋聖戦の放送もあるだろうし。