急遽発売となった、MYCOMの「6路盤囲碁パズル」は、ユニークだがよくわからない本だ。
一応位置付けとしては、入門書と言うことになる。
著者は後藤俊午プロ。
単に6路盤を用いた入門書かといえば、そうではない。
いやそうなのだけれど、そこからさらに工夫がされている。
まず
「碁石は交点におく」
というルールだけ示す。
そこに偶数路盤の特徴をいかして
「黒と白は点対称に石を置くものとする」
というルールを加える。
そして黒の着手順をみて
「白はどこにどういう手順で打ったでしょう」
と問う。
これが「対称形パズル」。
タイトルの「パズル」の実像だ。
わからないというのは、これが本当に入門者に
「ウケる」
のか、面白いのかと言うこと。
いやこうしてプロが本を出すのだから、きっと長年の指導歴の中で編み出した手法なのだろう。
しかしこの辺が既にすれて(?)しまった、私にはピンとこないのだ。
もう一つ分からないのは第3章以降、これらに「アタリ(ヌキ)」「着手禁止点」や「地」のルールが加わってくるのだが、それが唐突な感じがすること。
ヌキアトが出来ることで、対称点を見つけにくくなるのはパズルの発展として少しは面白くなっていると思う。
しかし突然に対称形パズルから離れ
「ここで黒はどう打てばよいでしょう?」
という問題が出てくるのはいかがなものか。
そしてその答えが
「こう打てば白は全滅です」。
勝敗の概念が入ってきて、全くの白紙から始めた読者は面食らわないのだろうか?
何故に突然、取るのが目的になるのか?
地の概念が入るのは、その後の章である。
短路盤を用いることや、少しずつルールを加えるのは大賛成なのだけれど。
パラパラっとめくっただけの感想なので、じっくり読めばきちんとしたプロセスがなされているのかもしれない。
だから冒頭の通り、「わからなかった」とだけ報告しておくが、この作りはちょっと不思議だ。
その工夫への意欲は大いに評価したいが…。
どなたか初心者の方が、この本の手法を試す人柱になってくださらないかなぁ?
一応位置付けとしては、入門書と言うことになる。
著者は後藤俊午プロ。
単に6路盤を用いた入門書かといえば、そうではない。
いやそうなのだけれど、そこからさらに工夫がされている。
まず
「碁石は交点におく」
というルールだけ示す。
そこに偶数路盤の特徴をいかして
「黒と白は点対称に石を置くものとする」
というルールを加える。
そして黒の着手順をみて
「白はどこにどういう手順で打ったでしょう」
と問う。
これが「対称形パズル」。
タイトルの「パズル」の実像だ。
わからないというのは、これが本当に入門者に
「ウケる」
のか、面白いのかと言うこと。
いやこうしてプロが本を出すのだから、きっと長年の指導歴の中で編み出した手法なのだろう。
しかしこの辺が既にすれて(?)しまった、私にはピンとこないのだ。
もう一つ分からないのは第3章以降、これらに「アタリ(ヌキ)」「着手禁止点」や「地」のルールが加わってくるのだが、それが唐突な感じがすること。
ヌキアトが出来ることで、対称点を見つけにくくなるのはパズルの発展として少しは面白くなっていると思う。
しかし突然に対称形パズルから離れ
「ここで黒はどう打てばよいでしょう?」
という問題が出てくるのはいかがなものか。
そしてその答えが
「こう打てば白は全滅です」。
勝敗の概念が入ってきて、全くの白紙から始めた読者は面食らわないのだろうか?
何故に突然、取るのが目的になるのか?
地の概念が入るのは、その後の章である。
短路盤を用いることや、少しずつルールを加えるのは大賛成なのだけれど。
パラパラっとめくっただけの感想なので、じっくり読めばきちんとしたプロセスがなされているのかもしれない。
だから冒頭の通り、「わからなかった」とだけ報告しておくが、この作りはちょっと不思議だ。
その工夫への意欲は大いに評価したいが…。
どなたか初心者の方が、この本の手法を試す人柱になってくださらないかなぁ?