対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

第3回宝酒造杯東京大会【2】 その3

2010-09-30 23:29:59 | 棋譜
前回まではコチラ

【実戦図3(1~72)】(99~161手まで)


右上の死活。
ザッと追っていただければ誤魔化しに誤魔化しているのが
お分かりになると思う。
ここは無条件で取られても文句は言えないところ。

ポーンと抜いて生きたが、
しかしそれでも白全然不利というのが哀しい。

気を取り直して(こればっかり)、
左下白32から壁を攻めながら黒地削減を狙う。

ここも黒の受け方は問題あると思うが、
そこで
♪ちょいと一本のつもりで利かし♪
と白44と打ったら、黒45と切られて絶句。
よくこの形でここを切られて困ることがあるので、
気を使っていたつもりだったのだが…。

それでも白46から白50の捨て石の手を文字通り捻り出して、
何とか黒45を無駄手にさせることに成功。

返す手で白72と中央をシノギにかかるが、
さてここで問題。

この後、この対局はどういう形で決着がついたでしょう?

ちょっとこれだと抽象的で当たらないと思うので、
左上がどうなったか当てていただきたい。
「どうなるべきか」ではなく「どうなったか」に注意(笑)。

新刊棋書情報「序盤で差をつける『場』の理論」

2010-09-29 21:26:22 | 棋書
苑田プロと言えば、
有名な「美人は追うな」などの格言や、
それら格言を駆使した布石構想を題材にした著作が、
何点か刊行されている。

MYCOMの新刊「序盤で差をつける『場』の理論」も、それに沿ったもの。
「理論」と呼ぶほどではないものの、
序中盤の「次の一手」問題を苑田格言に基づき、
解説していくという内容だ。

元々東洋囲碁(旧タイゼム)での音声講座として
公開していたものを書籍化したものらしく、
まえがきに問い合わせ先として東洋囲碁の電話番号も掲載。

音声講座をベースにしているため、
問題の多くはA、B、Cなどと選択肢があって、
この点は私の好みではない。
またもう10年以上前から説明してきた内容なので、
目新しいところが乏しく、正直今は興味が湧かない。

ただ苑田格言は中々良く出来ていて、
私も布石で迷ったときなど
「生きている石の近くは小さい」「シノギはナナメ」などの、
格言を思い出して着手することが時々ある。

全く苑田格言に触れたことがない人で、
特に布石構想が苦手と感じている人は
一つの指針となりうる有益な本かもしれない。

新刊棋書情報「世界一わかりやすい打碁シリーズ 結城聡の碁」

2010-09-28 21:39:39 | 棋書
MYCOMから「世界一わかりやすい打碁」シリーズの第2弾、
結城聡の碁」が発売された。

構成は朴道純。

コンセプトは当然「羽根直樹の碁」と同じだが、
今年6月に準優勝して日本碁界を沸かせた、
テレビアジア囲碁選手権の1回戦、準決勝
早くも収録されているのが嬉しい。
あの碁をみて、結城プロの「戦いに引きずり込む」上手さに感嘆したので、
一度はきちんと解説を聞いてみたいと思っていたところ。

決勝は収録されていないが、
1ページのコラムでこの時の心境などが綴られている。

対象は打碁を並べる機会の少ない有段者か、
級位者向けと思う。

というのは「羽根直樹の碁」を改めて手にとってみた時に感じたのだが、
細かく譜分けしている割には、
手どころの解説はこのシリーズ、あっさりしているから。
ある程度打碁慣れした人には「こんな参考図いらないよ」と思う部分も。

大局観よりも難解なヨミを起点とした作りの結城プロの碁には、
あるいはこのシリーズは合わないのではないかという気もするが、
ともあれきちんと一度並べて確認してみたい。

第3回宝酒造杯東京大会【2】 その2

2010-09-23 23:42:12 | 棋譜
その1はコチラ

【実戦図2(1~59)】(41~99手まで)


ツケオサエで相手を凝り形にするつもりで白2と打ったところ、
黒3とハネコマれて
ウッ」。
シチョウが悪いので上から押さえるよりなく、
注文を外された。

黒11の時、相手の方が最初一路隣に打った後、
時計を押す前に置き直し。
またまた
ウッ
となったが努めて気にしないことにした。

白4の石を捨てて、白24、28と外回りで形を整える。

白30で小考の結果
「右上は大丈夫」
と、判断して待望の打ち込みへ。

当然、利きがあるのを承知していたので、
白32は奥ゆかしく入ったつもりだったが、
これでも深入りしすぎだったとは…。
黒39と打たれて
ギャフン
さすがに負けが頭にチラつき始めた。

「我慢ガマン…」
と白40、42、46と相手の応手を見る。
特に左上の形は「何か怪しいな」と思っていたが、
取る形が見えないので、とりあえず放置。

白50にオサエの方向がコチラだったので、
またちょっとやる気になったが、
黒59と打たれて「ウゲゲ」。
一路右だとばかり思っていたというオソマツさ。

「囲碁関西」を探せ

2010-09-22 21:12:59 | 雑談
家族が大阪に用事で出かけていたので、
ついでとばかり、
「『囲碁関西』買ってきてくれない?」
とメール。

目的は画伯関西棋院暴走夢のタッグを確かめるため。

が、帰ってきたメールをみると
「(梅田の)大き目の書店を回ったけど見つからなかった」
との報告が。
関西地区では普通に買えると思っていただけに意外。
まぢで関西地区の「一部」での販売なのね。

先ほど帰宅したので詳しく聞いてみると
必ずしも売れるとは限らないので基本注文販売」
との店員さんの発言が(汗)。
それじゃ東京でも同じじゃーん。

大丈夫か囲碁関西(アーンド画伯)!?
(リンク先も9月号だし…)

ただ認知度はあるらしく、
家族が「囲碁関西」というと直ぐに
どの雑誌か店員さんは察してくれたらしいのがせめてもの救い?

ところでこのやり取りで気づいたのだけれど、
近所の書店(新しくまた出来た)に注文しても、
普通に取り寄せて貰えるのかなぁ?
明日聞いてこようか。

画伯の漫画以外では、全手マスターの題材が気になるのだけれど、
どなたか知りませんか?

竜王現る

2010-09-20 23:55:55 | 雑談


碁的
失笑(?)に包まれながら、職場で配りました。
ヤッチマッタナー
勿論、裏表紙を表にして。

おまけにテンパって滅茶苦茶なトークつきだったので、
逆効果になっても責任取りません
悪しからず。

そんなこんなで(?)ブルーな連休。

どこに遊びにいくということもなく、
韓国囲碁年鑑を詰めるダンボールを貰ってこようと、
久々に近所のドラッグストアにいったら、
ブルーのTシャツに短パンの若者と入り口で目が合う。

♪チャチャチャチャチャチャチャチャ♪
「お、お前は竜王!?」


じゃなくて、アキラ竜王でした。

よく会うねぇ(とはいえ3年ぶりぐらい)。
ご近所さんなのかな?
勿論、声は掛けずに素通りしましたが。
奥さんのお使いのようでした。

宝酒造杯の振り返りは気分が乗らず1週間。
棋譜起こすのが今回は何だか億劫で…。

第3回宝酒造杯東京大会【2】 その1

2010-09-14 23:33:29 | 棋譜
新ポケット詰碁200」を解いていて、ふと目を上げると
あっ
乗り換え予定の駅を電車が出たところだった。
日本棋院に向かう途中での出来事。

まぁ、集中していたと言えないこともないけれど、
さらに折り返しての乗り継ぎでは、
丁度電車が出発したところで
「何だかゲンが悪いな」

そんな気分を抱えながら、懲りずに参加してきましたよ
第3回宝酒造杯東京大会【2】

今回「」体調は不調で、やや風邪気味。
しかし前回ほど緊張しているいうこともなく、
本気で優勝狙い。
ちなみにテンションは特に高いということはなく、
いつも通りである。

受付を済ませ、自分に割り当てられた番号をみると「19」。
碁と縁のある数字で「ま、悪くないか」。
と、無理やり気分を盛り上げて、いざ1回戦。

相手の方は50前後とおぼしき方。
にぎって私の白番。



黒11で気分は一気に盛り下がる(笑)。
実は前日、この手をネットで相手に打たれて、
「ここは当然トガめるべきでしょ」
と敢然とAに打ち込んで上手くいかなかったばかり。
対局には勝ったけれど。

局後に一応、自分なりに
打ち込み後の正しい打ち方を整理はしていたのだが、
2手目の目はずしといい、
何だか「わかってやっている」感じもして、
「問題は先送り」
と、白12。

ところが黒13と大斜にカケられて、また「ギョッ」!
碁形的には不利になる形ではないので、
「お手並み拝見」と受けて立ったが、
黒23と打たれて「ゲゲゲッ」!
ハメ手たっぷりの難解コース。
しかもここまでノータイムというところがまた怖い。
「やめてよ、もう」
「マジで2段戦?」
もう退社したくなってしまった。

1回だけこれをくらってゴロニャンとなってしまったことがあるので、
とにかく「碁を続けさせてください」と
白40まで生きについたが、なまじっか知識があるだけに
「白損のワカレなんだろうなぁ」と感じる上に、
黒41に先行されたことで白Aも遠のき、早くも
「これは負けかもなぁ」

あ~ぁ、ぃやになっちゃった」。

新刊棋書情報「初段いただき総合問題160」

2010-09-11 09:50:00 | 棋書
日本棋院から「初段をめざす総合問題150」の続編、
初段いただき総合問題160」が出ている。
感想は前著と同じ。

シチョウ問題(10題)布石(20題)9路盤問題(10題)
定石(20題)手筋(40題)死活(40題)ヨセ(20題)

といった内容。

9路盤問題はヨセの総合問題かと思ったが、
置き去りの傷をさが」すのが主体のようだ。