呑んベエSTING

ロック、やきとん、丼、ERをこよなく愛するオヤジのたわ言

さようなら、ありがとう「いもや」

2020-07-01 00:07:06 | 丼・カレー・ラーメン・パスタ・そば


2018年3月

神田神保町を中心としてあった「いもや」直営店が全店閉店した。
(一部暖簾分け店は、今も営業中です)

本店の「天麩羅 いもや」「天丼 いもや」「とんかつ いもや」とあって、

安い値段で揚げたての天麩羅やとんかつを喰わせてくれる、

安サラリーマンと貧乏学生の味方のような店だった。

本店は2017年の3月にすでに閉店。

10店舗ほどあった暖簾分けの店も、店主の高齢化で次々と店を閉めていった。

3月中ごろだったかな、たまたま神保町にいて閉店を知っていたので「天丼 いもや」に行ってみた。



店主が淡々と天ぷらを揚げていき、テキパキと天丼が供される。



たっぷりの炊きたてごはんに目の前で揚げる海老、キス、イカ、かぼちゃ、海苔の天ぷらが乗せられて、

丼ツユをジュッとかけて出来上がり。

あ〜20代前半から馴染んだこの味。

名残惜しいのだけど、時代なんだろうなぁ。



淡々と天ぷらを揚げている店主だが、

喰い終わったお客が物言いたげに「ごちそうさま」と告げると、

お客の目をしっかり見て、深々と頭を下げながら

「ありがとうございました」と挨拶していたのがとても印象的だった。


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