MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.025 「ザ・ファイター」(2010年 116分 シネスコ)

2011-04-15 23:59:36 | 2011年劇場鑑賞
監督 デヴィッド・O・ラッセル
出演 マーク・ウォールバーグ
   クリスチャン・ベイル
   エイミー・アダムス



久しぶりの映画鑑賞です
いつもながらこの時期は仕事も忙しく休みもままならないです
少し一段落して本日の映画鑑賞・・・でもまだ25本目という大不調にこのままではワースト記録を作ってしまうのでは?
何とかここから頑張りたいもんです
地震の影響で延期になった映画もあり、意外とこれは見たいという映画が少ない目ではありますが、こう言う時に案外拾いものを見つけたりするもんですしね

(あらすじ)

地域の期待を一身に背負う名ボクサーだが、短気でだらしない性格から破綻した日々を送っている兄ディッキー(クリスチャン・ベイル)と、才能に恵まれていないボクサーの弟ミッキー(マーク・ウォールバーグ)。
過保護な母アリス(メリッサ・レオ)や兄に言われるがままに試合を重ねるが、一度も勝利を収められず……



久々のボクシング映画で、アメリカでは各賞受賞している作品。
こういう映画を見ると年代的に私は「ロッキー」重ねて見てしまうんですが、「ロッキー」の大hぃ洋されるようにボクシング映画の主人公と言えばみんな貧しい家庭に育ってる・・・
しかもこの映画の家庭は貧しいだけでなく妙にややこしい環境。
主人公のミッキーは真面目でいわば家族の中では一番まともだ。
彼のマネージャーである母と彼のトレーナーである兄がやたら干渉してきてミッキーの足を引っ張る。
しかしそれが今まで普通だったミッキーだが、バーで知り合った彼女との出会いが大きく彼の心境に変化をもたらして行く・・・

家族の崩壊のドラマにも見える中盤だが、映画が進むにつれこの映画は家族の深い絆のドラマである事に気づかされる。
一度は袂を分かった兄や母だが、ミッキーに取って何よりも必要な存在だったことに気が付いて行く。
なんとなく日本の某3兄弟ボクサーの一家を何となく思い浮かべて見ていた・・・あちらは父親が問題だが(笑)



で、この強烈な個性の母と兄を演じたクリスチャン・ベイルとメリッサ・レオはアカデミー助演部門W受賞しただけあって凄い迫力のある芝居を見せてくれます
この2人と対照的にミッキー演じるマーク・ウォールバーグの地味な雰囲気がまた対照的なコントラストを見せてくれ、この作品に大きなアクセントとなっています
ボクシングシーンもTV画像のような映像になったり、アングルもTV放送のように撮ってるので実話ベースらしいリアリティがあってよかった



★★★★ 2011.4.14(木) なんばパークスシネマ シアター3 17:35 C-4