MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.024「 トゥルー・グリット」(2010年 110分 シネスコ)

2011-04-05 00:32:14 | 2011年劇場鑑賞
監督 ジョエル、イーサン・コーエン
出演 ジェフ・ブリッジス
   マット・デイモン
   ヘイリー・スタインフェルド



なんばパークスシネマから千日前の敷島シネポップへ移動
こちらでは「トゥルーグリッド」を見ます
ここでは3月はジャッキー・チェンの映画祭をしてましてこちらもいよいよ終わりです
初期から90年代初めくらいまでの作品が中心でいわゆるジャッキー・チェンが最も動けてた時代の作品
古いジャッキー・チェンの映画を久々にスクリーンで見たかったけど今回は一度も叶わずでした

(あらすじ)

父親を殺された14歳の少女マティ(ヘイリー・スタインフェルド)は、真の勇気を持つといわれる保安官のコグバーン(ジェフ・ブリッジス)に犯人の追跡を依頼。
テキサス・レンジャーのラビーフ(マット・デイモン)も加わり、かたきのチェイニー(ジョシュ・ブローリン)を追うこととなる。



ジョン・ウェインの「勇気ある追跡」のリメイクとなる作品ですが、今回ジェフブリッジスがジョンウェインの演じてた荒くれ保安官演じてます
キャラクター的にはヒーロー的なジョンウェインよりジェフ・ブリッジスの方がガラが悪そうな風貌でいい感じです
大筋は「勇気ある追跡」と大きく変わる事なく描かかれますが、ジョエル、イーサン・コーエン監督にしては正統的な西部劇を撮ってますね~
原作が元々あるものなので当然かも知れないけどやや意外でした。
ま、コーエン兄弟らしいブラックなユーモアも随所に見られますがね(先住民族の子供をやたら蹴り飛ばすコグバーンに笑う)

ドラマとしても西部劇と言っても派手なガンファイトは抑え目で、父の復讐の為犯人を追跡する少女マティとそれに同行する保安官のコクバーンとテキサス・レンジャーのラビーフの3人のロードムービー風な展開がドラマの中心です
マティの父の仇の為に子供ながら勇気ある行動に最初は煙たがってた2人の西部の荒くれ男が、少しずつ彼女に心を開いて行きます。
そこまでの過程が見事に丁寧に描かれていきます
それだけに蛇に咬まれたマティを抱きかかえて深夜の荒野を走るコクバーンの姿は感動的すらある



西部劇とが苦手な人や復讐劇という殺伐なイメージで腰引ける人でも抵抗なく見れる佳作だと思います
この映画を見て改めて旧作の邦題「勇気ある追跡」は上手く付けたな~と思いました。



★★★ 2011.3.30(木) 敷島シネポップ2 20:00 J-9