MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.016「英国王のスピーチ」(2010年 118分 ビスタ)

2011-03-04 23:58:40 | 2011年劇場鑑賞
監督 トム・フーパー
出演 コリン・ファース
   ジェフリー・ラッシュ
   ヘレナ・ボナム=カーター



やっと春も近付き暖かくなったかと思いきや、またまた寒波がやってきて体調も今一つ・・・
そんな中見て来た映画がこの公開ほやほやの作品です
しかも先日行われたアカデミー賞で作品賞を含む4部門を受賞した作品です
このアカデミー賞の授賞式が先日放送されましたが、司会の若い2人(プリンセスとスパイダーマンの友達)の初々しさが新鮮だったけど、やはりビリークリスタルやヒュージャックマンのようなエンターティメントな演出が似合う司会者の方がショーとしても楽しいように思いましたが・・・何となく最近は地味ですね

(あらすじ)

幼いころから、ずっと吃音(きつおん)に悩んできたジョージ6世(コリン・ファース)。
そのため内気な性格だったが、厳格な英国王ジョージ5世(マイケル・ガンボン)はそんな息子を許さず、さまざまな式典でスピーチを命じる。
ジョージの妻エリザベス(ヘレナ・ボナム=カーター)は、スピーチ矯正の専門家ライオネル(ジェフリー・ラッシュ)のもとへ夫を連れていくが……



スピーチ矯正の専門家ライオネルのユニークな指導法でスピーチの特訓に励むジョージ6世。
その場面を見てると実にユーモラスで笑えそうなもんだが、意外とあまり笑えない・・・
そこにはやる方も必死なら教える方も必死という一種の悲壮感のようなものが感じれる。
ジョージ6世に取ってはまさに真剣勝負なレッスンなのです
ここにコメディとして見れそうな雰囲気もありながら立派な人間ドラマとして描いたトム・フーパー監督の手腕が秀逸です(この名前見るたびにトビーフーパーと読み違えそうになるのはホラーファンの性か?)



地味な役者のイメージのコリン・ファースだが、この映画ではその地味さがかえって成功していて、とてもいい芝居をしてます
ジェフリー・ラッシュは言うまでもなく名優だけどこの作品で、更にそれを認識させられました。
ラストのラジオ放送はまさにロッキーがリングに立つかのようなスリリングさを感じさせ、これまた地味ながらも見どころのあるクライマックスとなっています



★★★ 2011.3.3(木) TOHOシネマズなんば スクリーン1 18:10 N-25