MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.036 「ワルキューレ」 (2008年 122分 ビスタ)

2009-04-01 00:25:23 | 2009年劇場鑑賞
監督 ブライアン・シンガー
出演 トム・クルーズ
   ケネス・ブラナー
   ビル・ナイ



今日は久々のアポロシネマ8でのレイトショーでの鑑賞です。
もっとも近場のシネコンなのに最近はここに来る回数が減ってまして、ポイントも停滞しておりましたがこの映画で何故か2倍ポイントが付いて次回から1本無料で見れるわ・・・
今日の映画はこの春の期待作トム・クルーズ主演の「ワルキューレ」です。

(あらすじ)

第二次世界大戦下のドイツ。
戦地で左目を負傷した将校・シュタウフェンベルク大佐(トム・クルーズ)は、祖国の平和のためにヒトラー暗殺計画を思いつく。
過去に40回以上の暗殺計画をくぐり抜けてきたヒトラー(デヴィッド・バンバー)とその護衛たちを前に、大佐たちの計画は成功できるのか・・・



ワルキューレ・・・という言葉の響きは私にしたらワーグナーという作曲家というより先に思い浮かぶのは「地獄の黙示録」、ギルゴア中佐、ナパーム・・・「地獄の黙示録」の中での大きな見せ場であるべトコンの村空爆シーンで使われるこの勇壮な曲はクラシックに何の教養もなかった当時中学坊主だった私の頭の中にワーグナーという作曲家の名前がインプットされたもんでした。

この映画はヒトラー暗殺作戦を史実の元づいて映画化された作品ですが、冒頭に北アフリカ戦線での空爆シーンがあるぐらいで派出なシーンはほとんどなく、暗殺計画が計画されるところから実行され、その結末までをサスペンスタッチで描いた作品。
正直、トム・クルーズが主演でなくてもいいような映画なんだが、手首は片方は失い片目は終始眼帯してるという彼にしたら珍しい役どころ。
またその脇を固める豪華キャストも渋くてよかったですね。
ケネス・ブラナー、トム・ウィルキンソン、ビル・ナイ 、テレンス・スタンプ・・・実力派俳優たちがクーデターを起こす反逆者たちを悲壮感一杯に演じてます。



まるで実話にしてはドラマティックすぎる展開はある意味映画化向きの作戦ですね。
作戦が淡々と遂行されていくのをテンポよく飽きさせず見せてくれます。
主人公のシュタウフェンベルクがヒトラーに接近するドキドキ感やカバンを使ったカラクリなど史実とはいえ実にドラマティックな展開で面白いですね。
ただ気になったのがオープニングのトム・クルーズのナレーションがドイツ語訛りだったのに言葉が進むにつれてだんだんと気がつけば普通の英語に変わっていったのが、何かおかしかったな~



★★★★ 2009.3.28(土) アポロシネマ8 スクリーン6 21:05 F-6