MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.038 「ジェネラル・ルージュの凱旋」 (2009年 123分 ビスタ)

2009-04-05 23:50:05 | 2009年劇場鑑賞
監督 中村義洋
出演 竹内結子
   阿部寛
   堺雅人



最初このタイトルを聞いた時はあのチームバチスタの栄光の続編とは知りませんでした。
やたらとラジオスポットでコマーシャルが流れてた(浜村淳氏の名調子で「堺雅人は白か?黒か?」て言うてたがあまりそんなん言わない方がいいんと違うん?と思ったりしてましたが)ので印象的だったんで見てきました。

(あらすじ)

チーム・バチスタ事件から1年後、院内の倫理委員会の委員長を務める田口(竹内結子)のもとに一通の告発文が届く。
救命救急センター長の速水(堺雅人)と医療メーカーが癒着し、同センターの花房看護師長(羽田美智子)が共犯という内容。
彼女が院内調査を開始した矢先、同様の告発文を受け取っていた厚生労働省の役人・白鳥(阿部寛)が再び現れる・・・



前作から1年後の話で、しかも同じ病院が舞台でまたまた起こる事件・・・しかしこの病院いろんな出来事が次々起こるんですね(笑)
救命救急センター長の不正疑惑から再び調査に乗り出した竹内結子扮する田口・・・そしてまたまた彼女に絡んで共に捜査する厚生労働省の役人である白鳥。
まさに相棒よろしく2人の迷コンビぶりがこの映画の一つの見どころってのは前作と変わってませんね。
シリーズ物としては板に付いてきましたね~

血まみれ将軍という異名を取るカリスマ救命医とこの2人が対決するんだが、ストーリーが進むにつれてドラマは私の予想していたのとは違った意外な展開になっていきます。
前作同様ミステリー色が全面に出ると思ったら、気がつけば意外とイイ話になっていっちゃってる・・・
最近の医療が抱える様々な問題がこの作品にも描かれてるように感じました。
テーマ的には扱いようによっては堅苦しい社会派サスペンスになりうるような内容を、竹内結子と阿部寛の2人が見事にコミカルに肩の力が抜けたエンターティメントにしてくれました。
そんな意味でも前作とはまた違った楽しさがありましたね~



後半、病院内の不正騒動からいつのまにかある大事故により、救命救急センターを舞台にした医療ドラマのような展開が後半になっていき、一粒で2倍美味しいようなお得感が私はありましたが、この辺はどう期待してこの映画を見たかによって意見が違うかもしれませんね~
でも、きっちり話としてはケリを付けて終わるのでストーリー的には完結していると思いますが・・・しかし前半と後半は違う映画見たいだったな~
さて堺雅人は白か?黒か?・・・それは劇場で!



★★★ 2009.4.2(木)布施ラインシネマ10 北館 シネマ6 19:50 E-7