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kikoがスタート

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『あなたを抱きしめる日まで』はノンフィクション! 再投稿

2025年04月10日 | 観戦・鑑賞・参観・見学ほか
2017年の古い記事にアクセスがありましたので再投稿します。
それは、イギリスの映画『あなたを抱きしめる日まで』


上画像は「カトリック系保護施設跡地から多数の乳幼児の遺骨、アイルランド」の記事からお借りしました。
その記事は画像をクリックしてご覧ください。

 この記事を読んでいて思い出したのは忘れられない映画の1つ、イギリス映画『あなたを抱きしめる日まで』の、50年間に及ぶアイルランドとアメリカの間で引き裂かれた母子の実話を映画化されたものでした。


~~~ イギリス映画『あなたを抱きしめる日まで』 ~~~

映画『あなたを抱きしめる日まで』


 『あなたを抱きしめる日まで』は、50年間に及ぶ、アイルランドとアメリカの間で引き裂かれた母子の実話です。

 原作者のマーティン・シックススミスは元BBCの記者で、1997年から労働党のブレア政権の報道官を務めたが、スキャンダルに巻き込まれて02年に失職。失意の中でジャーナリストに戻って何か本を書こうとしていました。

 そんな彼に、あるアイルランド人女性から「自分の母が50年前に生き別れた息子を探しているんだけど」と頼まれました。政治にしか興味がなかったシックススミスですが、出版社からヒューマンな題材のほうが売れると言われ取材することにしました。

 64歳になるフィロミナ・リーは、14歳で行きずりの男との間に子どもを妊娠し、ショーン・ロス修道院に入れられました。

 当時のアイルランドでは、カトリックの厳格さゆえ、未婚の母は女子修道院に強制収容され、生まれた息子アンソニーは2歳で里子に出されていたのです。

 フィロミナの承諾もなく、どこに引き取られたのかもわからない息子の行方を、シックススミスはフィロミナと2人で調査します。

 未婚の母用修道院は監獄や精神病院に近いもので、外出は一切禁止。朝から晩まで洗濯をして働き、生まれた子どもは母の承諾もなしに売られていたのです。

 修道院は里子を斡旋して利益を受け取っていたのでした。
しかもアイルランド政府は、この非人道的行為を承認していた。

 その実態はすでに『マグダレンの祈り』というノンフィクションに描かれ、映画化されました。マグダレンは聖書に登場するマグダラのマリアのことで、かつて娼婦だったがキリストに救われ、彼の死を看取って聖女になりました。

 フィロミナもカトリックの聖女からその名をつけられた。聖女フィロミナは処女のまま死んだ純潔の象徴だ。フィロミナはカトリックの処女崇拝の犠牲者です。

 ショーン・ロス修道院は里子に関する記録を一切保管していませんでした。証拠隠滅のために焼却していたのです。


『あなたを抱きしめる日まで』が、ノンフィクションだと知り
ショックを受けたことが、いまも思い出されます。
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