黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『いつもが消えた日 お蔦さんの神楽坂日記』西條奈加(東京創元社)

2014-01-21 | 読了本(小説、エッセイ等)
父の転勤について行かず、神楽坂に住む祖母の“お蔦さん”こと津多代と昨年から一緒に暮らしている中学三年生の少年・滝本望。
お蔦さんは元芸者で、女優だった経験もあり、近所の皆の人気者だが、料理はまったくできず、料理上手な望が請け負っている。
三学期に入ったある日。望の友人であるサッカー部の元キャプテン・森彰彦と、彰彦の後輩で一年生の金森有斗、幼馴染の木下洋平を滝本家に招き、夕食をご馳走し、有斗を家に送り届けた。だがその直後、飛び出して来た彼曰く、家が血だらけでだれもいないという。
その日を境に、行方不明となった有斗の両親と姉は何らかの事件に巻き込まれたのか?
マスコミたちに追われる有斗を滝本家で匿うが、次第に有斗にも隠されていた金森家の秘密が明らかになり……

『無花果の実のなるころに』の続編。今回は長編でした。
お蔦さんたちは相変わらずで、楽しく読めますが、題材的にはちょっと重めかな。

<14/1/21>