黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『ぴんはらり』栗林佐知(筑摩書房)

2007-03-19 | 読了本(小説、エッセイ等)
時代は江戸初期。のんのん峠の庵に庵主と暮らす、みなしごの少女・おきみ。村の人々からは仲間外れにされ、孤独な日々を絵櫃の中に見る“おっ母さま”に語ることで癒していた。そんな彼女は、ゴゼンボさ(瞽女)たちの弾くじゃみせんの音色に心惹かれて……『ぴんはらり』、
小町写植で版下製作に携わっている“わたし”。30になっても独身で恋人もおらず、後輩にも馬鹿にされる始末。そんなわたしは、取引先の青年・竜之尾に密かに思いを寄せていたが……『菖蒲湯の日』の2編収録。

表題作は、全編方言で書かれたお話。
舞台になっているのはうちの県(笑)なので、個人的には割と普通に読めますが、他の方はちゃんと読めるのかちょっと心配になったり(ちょっと注釈がついてた方がよいかなぁというところもあったりしたので)。
正直、何故ここが舞台に?と読みながら思ったのですが、『松山鏡』という落語などに出てくる逸話があるんですね~(笑)。

<07/3/19>


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