黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『姥捨ノ郷 居眠り磐音 江戸双紙』佐伯泰英(双葉社)

2011-08-07 | 読了本(小説、エッセイ等)
安永八年、初秋の候。連日厳しい残暑に江戸が見舞われる頃、両替商今津屋の老分・由蔵は懇意にしていた大目付大屋遠江守正富から、速水左近の蟄居が解け、それとともに事実上の閑職である甲府勤番を命じられることを知る。由蔵はそんな速水に密かに接触、磐音たちの近況を知らせ、失意の速水を勇気付ける。
その頃、坂崎磐音、おこんらは尾張名古屋城下の長屋で落ち着いた日々を送っていた。
そんな中、磐音との稽古を望む武芸者が藩道場に現れる。大和柳生の者と名乗るが、実は田沼の刺客・木澤利公で、今まで公然の秘密としていた磐音の正体を明かしてしまう。刺客は倒したものの、田沼と尾張との争いの火種になることを恐れた磐音は、尾張を離れることに。その前に尾張藩主宗睦と対面した磐音は、胸襟を開き合った証に小さ刀を交換する。
尾州茶屋中島家の船に乗り、雹田平の追手を撒くため芸州へと行くと公言、京の中島家を頼る、ということになったが、その行動を読まれると考え、おこんが無事子を産むまでの一年、味方をも欺き、別の場所に隠れる作戦をとることに。
霧子が育ったという紀伊領内にある雑賀衆の隠れ里・姥捨の郷を探し、険しい山道を進む一行。
一方、磐音からの書状により、近況を知った松平辰平と重富利次郎は、磐音たちを手助けしようとふたりで隠れ里を探すが……

シリーズ第三十五弾。このまま尾張にしばらくいるのかと思いきや、やむを得ず離れることになった磐音たち一行は、霧子が育った隠れ里・姥捨の郷へ。
おこんさんも無事出産~。

<11/8/6,7>


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