黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『芙蓉千里』須賀しのぶ(角川書店)

2009-07-27 | 読了本(小説、エッセイ等)
明治40年。辻芸人だった親に捨てられた少女・フミは、大陸一の女郎になるという太志を抱き、自ら人買いの後について、日本から遠く離れた、露西亜の哈爾濱へとやってきた。
中国人街・傳家甸にある娼館『酔芙蓉』で働き始めた彼女は、身につけた角兵衛獅子の技と天性の踊りのセンスから、一緒に店にやってきたタエの願いを受け、芸妓の道を歩むことに。
そんな彼女は、たまたま出逢った山村という男に惹かれながらも、彼女を水揚げした男爵の次男である黒谷貴文とも関わることに……

女郎になるべく露西亜に渡った少女フミのお話。
女郎たちのお話ですが、宮木さんのお話ほど生々しさはないかも。
激動の時代の中で、これから彼女がどんな人生を歩むことになるのか、続編も楽しみです♪

<09/7/26,27>



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