黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『タマの猫又相談所 花の道は嵐の道』天野頌子(ポプラ社)

2009-05-01 | 読了本(小説、エッセイ等)
普段はごく普通の猫のふりをして暮らしている、タマは実は猫又。
ひょんなことから飼われている草薙家の孫息子・通生に正体がばれてしまってからというもの、小心者の彼から頼られっぱなし。
そんな通生は、先週から県有数の進学校である聖涼学院に入学。風月流という小さな花道の流派の家元である祖父・聡一朗の、花道友だちである松田伸枝から、彼女が教えているという聖涼の花道部に入部して欲しいと頼まれた。
おっとりとお嬢様然とした部長・白川顕子曰く、茶道部の部長・鈴木花蓮が、昔から聖涼に伝わる“和室を制する者は学院を制す”というジンクスさながらに、学院制覇を狙っているという。強引な勧誘を行ない、弱小部であった将棋部もその為に廃部になってしまったというのだった。
断り切れずに入部した通生の他に、新入部員は2人…スポーツマンタイプの瀬川翔と、真面目少女タイプの工藤紗弥加。
通生に泣きつかれたタマは、猫たちの情報網を駆使して、花蓮の弱点を見つけ出そうとするが……

猫好き的には、猫が出てきて楽しいですが、若干ストーリー的には、インパクトが弱いかも。
……それにしても、20年で猫又になっちゃうんだったら、割と猫又はそこらに溢れてそうな気が…(笑)。

<09/5/1>


最新の画像もっと見る

コメントを投稿