黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『せきれい荘のタマル』越谷オサム(小学館)

2011-03-04 | 読了本(小説、エッセイ等)
静岡から東京の大学に進学した石黒寿史は、同郷で予備校で一緒だった法村珠美(のりたま)への恋心から、彼女と同じ同じ映画研究部に入部。しかし、部内は部長・三輪と副部長・山縣果穂の関係が微妙な所為もあり、撮影班と鑑賞班で何となく分かれており、メカ好きな彼女は撮影班、寿史は鑑賞班の方で結局なかなか近づけない。
寿史は、同じせきれい荘の隣人である先輩・田丸大介(タマル)が、やたらとおせっかいを焼かれたり、何かとつきまとわれたり、何故か彼の所為でバイトを断られたりと、踏んだり蹴ったりな日々。
おまけにタマルものりたまに恋してしまい、彼女にストーカーまがいの猛攻撃を仕掛けてくる。
そんな中、映画研究部の中でも事件が起きて……

かなりおせっかいで熱いタマルと、振り回される周辺の人々のお話。青春小説。
何気にみんながタマルに影響されてるのが楽しいです(笑)。
ちなみにタマルは、新潟の酒造会社の息子で、興奮すると新潟弁が出る、という設定なのですが(主に語尾に「らよ」がつく)、新潟県人的には具体的にどの辺の出身なのかを推理したくなったり(笑)。

<11/3/4>



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