黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『一週間のしごと』永嶋恵美(東京創元社)

2006-01-26 | 読了本(小説、エッセイ等)
拾い癖のある女子高生・菜加。
渋谷の雑踏で子供が置き去りにされたのを目撃。思わず家まで送り届けるが、その住まいは荒れ放題で、母も帰宅する様子もない。放ってもおけず、弟・克己と二人で暮らす家に連れ帰り、名前を名乗らないその少年にタロウと名付ける。
そんな中、テレビで集団自殺のニュースが報道され、その現場がタロウのアパートであることを知る彼ら。
昔から菜加の巻き起こす騒動に振り回され、後始末をする役割を負っている幼馴染の恭平は、警察の関与をかたくなに拒む菜加に、タロウを身内の元に送り届けることを提案する。
ところが、事態は思わぬ方向へ……。

菜加の性格に、かなりむかつきました(脇役の養護教諭の女性の存在は、かなりいい感じでしたが/笑)。
ちょっとほろ苦い青春ミステリといった感じですが、ミステリ的にはもうちょっと犯人にひねりがあってもよかったかな、と思ったり。

<06/1/26>


最新の画像もっと見る

コメントを投稿