黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『遠い遠い街角』井上雅彦(東京創元社)

2007-08-26 | 読了本(小説、エッセイ等)
家のテレビを壊してしまった“私”は、たまたま知り合った女性の部屋でたびたびテレビを共に楽しむことに。しかしある日……『遠い遠い街角』、
街角にひとつだけ、異界に通じるドアがあった。それは、赤い、貸本屋の扉……『書肆に潜むもの』、
小学校の同級生だったゴトーから調査の依頼を受けた、探偵“私”。飲んでいた店のバーテンダーに勧められ、昔なつかしい雰囲気を漂わせる駄菓子屋に行くが……『菓子宵』、
いつものように空き地の土管で遊んでいた、タンテーやユキコたちは、突如土管から男が現れるのを目撃する。彼がやってきたのは21世紀の未来だというのだが……『土管という扉』、
幼い日、底なし沼だというの御陵池へ探検に行ったゴトーとオサムは、そこで巨大な影を見たという。オサムとその話をしながらコーヒーを飲んでいた私は、地響きのような音を聞く……『跫音の夜』、
家の押入で、古い箱を見つけた慎子は、子供時代の宝物が納められた、その中から一枚のソノシートを見つける……『33回転の螺子』、
小学校の同級生だったゴトーから調査の依頼を受けた、探偵“私”。飲んでいた店のバーテンダーに勧められ、2人は昔なつかしい雰囲気を漂わせる駄菓子屋に行くが……『菓子宵』、
いつものように空き地の土管で遊んでいた、タンテイやユキコたちは、突如土管から男が現れるのを目撃する。彼がやってきたのは21世紀の未来だというのだが……『土管という扉』、
幼い日、底なし沼だというの御陵池へ探検に行ったゴトーとオサムは、そこで巨大な影を見たという。オサムとその話をしながらコーヒーを飲んでいた私は、地響きのような音を聞く……『跫音の夜』、
家の押入で、古い箱を見つけた慎子は、子供時代の宝物が納められた、その中から一枚のソノシートを見つける。それは彼女が仲間たちと共に作ったもので……『33回転の螺子』、
“標的”を尾行する私は、秋葉原へ。そこはかつてキョージュたちと共にが鉱石ラジオの材料を買いにきた街でもあった……『結晶の囁き』、
大阪万博の会場で、吸血鬼騒動が。その調査をすべく、仲間を集めたタンテーは、囚われの身に。彼の行方を捜す仲間だったが……『幻の博覧会』の8編収録の連作短編集。

視点が、昭和40年代の少年時代と、大人になってからの21世紀を現在を行き来する物語。
ノスタルジックな雰囲気の漂う幻想モノ、というあたりは、朱川さんっぽい?

<07/8/26>


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